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カルチャーに関する記事たち

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本、映画、音楽、美術館などに関する記事
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「デデデデ」も観たし、高円寺でクリープハイプを聴きながら浅野いにおについて語ろうと思う

「デデデデ」も観たし、高円寺でクリープハイプを聴きながら浅野いにおについて語ろうと思う

北山:カルチャーに敏感な俺たちがいま観るべき映画は、「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(デデデデ)だ! みんなで観ようぜ。

四ツ谷:良いよ。浅野いにおは読んだことないし。

北山:あ、でもアラサー独身男が3人並んで観るのは恥ずかしいから、離れて座ろうな。

高端:勝手な奴だ……。

~鑑賞中~

北山:どうだった?

高端:面白かったよ。キャラクターも魅力的だし、飽きることはなか

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一橋院卒のライターと慶應卒の編集者の人生を狂わせた本3選

一橋院卒のライターと慶應卒の編集者の人生を狂わせた本3選

「人生を変えた本」という記事をよく目にする。
語っているのは、だいたいミュージシャンや小説家だろうか。憧れの芸術家の「人生を変えた」本なんて、ちょっと興味が湧いてしまうではないか。

さて、俺たちである。
我々アラサー2人は、他人を腐すのが大好物だ。
いわば、ひねくれ者(いつまでこの態度なのか)。

俺たちはお互いに思っている。
「コイツ、どんな人生を過ごしたらこういう仕上がりになるんだよ……」

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【実録】よろしいか、お前は女に惚れてはならぬ。夭折の天才作家・北條民雄の、儚すぎる恋情

【実録】よろしいか、お前は女に惚れてはならぬ。夭折の天才作家・北條民雄の、儚すぎる恋情

憎しみで終わった結婚生活

「死ぬ気で恋愛してみないか」

そう言った太宰治の名前を挙げるまでもなく、数多の文豪には燃え滾るような恋情のイメージが付きまといます。

今年1月、NHKの人気番組『100分de名著』で北條民雄という作家の「いのちの初夜」が取り上げられたことは、記憶に新しいことと思います。

19歳でハンセン病の告知を受け、病と闘いながら執筆活動を続けた若き作家・北條民雄は、短い生涯の

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マンガを読めないアラサーの編集者、ライターが生まれて初めて「ONE PIECE」を読んでみた

マンガを読めないアラサーの編集者、ライターが生まれて初めて「ONE PIECE」を読んでみた

北山:このあいだ、すごく久しぶりに合コンに参加したんだけどさ。

四ツ谷:相変わらず若々しいムーブしてるね。29歳になったのに。

北山:いまどき合コンなんて、アラサーしかしねえよ。
まあ、いいや。みんな「ONE PIECE」の話題で盛り上がってたんだよね。まったく読んだことないから、ポツンってしちゃった。

四ツ谷:かわいそうなアラサー……。

高端:分かるなあ。俺もすべての「国民的マンガ」を避

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いざ、喫煙者たちの夢の国へ。【たばこと塩の博物館】

いざ、喫煙者たちの夢の国へ。【たばこと塩の博物館】

四ツ谷:俺さ、たばこ農家になりたいんだ。やっぱり自分で育てたものを楽しみたいよね。スローライフだよ、君たち。

高端:まあ、俺たちはイチゴの栽培には成功してるからな。

北山:それじゃあ今日はたばこについてじっくり学ぶ日にするかね。

四ツ谷:いざ、喫煙者たちの夢の国へ!

四ツ谷:さて「たばこと塩の博物館」に着きました。とりあえず喫煙所に行こう。噂によるとJTの持つ換気技術の粋を集めた、それはそ

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