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2024年5月の記事一覧
ラベンダー畑の約束【ショートショート】
ラベンダー畑と一緒に見た夢がある。夏の日差しが降り注ぐ、何もない平原。遠くまで続くラベンダー畑が広がっている。
風が吹くとラベンダーの香りが全体を包む。瞬きする度に香りが増してくる。風が吹くと香りが強くなるのだ。
僕たちはそこで約束を交わした。二人だけの秘密の約束。一緒に畑を歩く約束。約束は簡単だけど、心は深い。
彼女が笑うと、全てが明るくなる。その笑顔が、僕の世界を照らす。何かを失った時、
#233 ずっとそばにいる
蕎麦屋には、蕎麦と天ぷらにミニ丼がついたセットメニューがつきものです。加えて、日本酒や焼酎に合う板わさなどのおつまみも。どれを楽しんでも良いのですが、そのお店はあくまで「蕎麦屋」です。
きっと、揚げたての海老天やお出汁の香るひつまぶしの方が、蕎麦よりよっぽど印象に残ることでしょう。蕎麦屋のカレーはうまいとか言うけれど、もはや意味不明な領域にまで及んでいることに気づけていない発言です。蕎麦を取
閃きのまま旅に | 奈良
直感に従う旅。
前回は伊勢でした。
「知らない街に行く=直感をつかう」ことだそう。旅は選択と決定の連続なので、
「なんとなくこっち!」
「次はこっち!」
と、自分の直感をつかうごとに
どんどん磨かれてつかえるようになってくものらしいのです。
普段から思考優位でケツ重なわたしは
パッパッと決めて動ける自分に戻るべく、
たまにこう、ふらっと旅に出るのでございます。
旅に出ずとも
たとえば外食
恋をして蝶になった主人公
きっと貴方は忘れているのでしょうね。
とうの昔から私の胸にある、この温かい想いを。
どのような言葉で表したら良いのか、自分では分かりかねます。
ですが確かな事は、酷なこと、不愉快に思ったこと、怯えたこと。
そのような時間は存在しておりません。
間違い無く貴方は私にとって、大切な気持ちを『香り』と共に心へ運んで下さいました。
どれだけの刻が経とうと、忘れる事など無いでしょう。