短編📕この物語に続きはある?ない?
久しぶりに着た黒いワンピース。
「少し太ったかな?」なんて独り言を言いながら、目立つ汚れを見つけてしまった。
「これはクリーニングでシミ消ししてもらわないと」
そう言っていた深夜2時。
悲しい事があった。
そのはずが、私には驚くほど動揺がない。
あまりの気分屋だったし。
怯えていたし。
なんだか貼った糸が切れて開放感すら得たような…。
自由になれた気がした。
とにかく、はやくクリーニングに出して明後日には着るためにポケットの中身をチェックしていた。
久しぶりに出したワンピース