マガジンのカバー画像

読み返したい記事

129
読み返したくなる記事
運営しているクリエイター

記事一覧

好きなものを好きでいる

好きなものを好きでいる

自分を縛りつけているたくさんの呪いの中に
「キャラものを持ってはならない」
という思いこみを発見しました。

かつて販売員をしていたとき、
レジをしていたバイトの大学生がクレームじじいに捕まりました。ミス自体は彼女の落ち度ですが、「明らかなミス」「学生アルバイトの佇まい」「若い女」「店員」という状況に相手は
「優位に立てる」と思ったのでしょう。
接客時に彼女が使っていたキャラもののペンや巻き尺にま

もっとみる
人間だもの

人間だもの

きらきら輝いている素敵なひとたちは
ネガティブな感情なんて感じないひとなんだろうな、と思っていた

何氣なく観ていた動画である発信者の方が
「わたしも人間なのでイラッとすることはよくあります」とおっしゃっていて、

「おお!?こんなニコニコと朗らかに発信されてる方でも、イラッとすることがあるんだ……!」

と 思いながら
そこで、ようやく氣がついた

人間だもんね……
そりゃあ、そうだよね……!!

もっとみる
無題

無題

やっぱり、ペンを持つってことは恐ろしいことだ。

身の回りのことを書いている以上、批判めいたことも出てくるし。そりゃぁ自分の意見を正当化しようとすると、相反するものごとを否定して意見の先端を尖らせることだって出てくるでしょ。
やっぱりだめか。いついかなる時でも批判してはダメ、否定してはダメか。そんな綺麗な文章がぼくに書けるのだろうか。

ただひとつだけ言えることは。自分の吐いた言葉がすべて自分に返

もっとみる
かまいたち

かまいたち

「かまいたち」っていると思う?
違う!芸人のかまいたちじゃなくて、妖怪のかまいたち。
芸人のかまいたちが居ない世界線も気になるけども。最近、世界線って言っておけばいいみたいな風潮、どう思う?

これね。イメージが湧かないなら「かまいたち 妖怪」で画像検索してくれ。いっちゃん怖い絵のやつね。

ぼくね、こないだ「かまいたち」に切り付けられたんよ。っていうか、今まで、かなり切り付けられていたみたい。

もっとみる
守護靈(先祖)を試す孫

守護靈(先祖)を試す孫

わたしには元々、
視覚的な靈感というのはほとんど無い。

大人になってから一度、夜中に
イカレた知人とダムの駐車場にいたところ、
車のフロントガラスを突き抜けてこちらに入ってくる人型の影を見たことがあるぐらいだ。
「性別が男」というのがわかっただけで年齢はわからない。最初は人だと思ったけれど、
「その人」はこちらに近づいてきても顔は真っ黒なまま、とうとうフロントガラスをすり抜けて向かってきたので

もっとみる
存在感を出していく

存在感を出していく

最近メッセージとして
「断る」「ノーと言う」というの、
めっちゃ めっちゃ来る。

こちらは「めっちゃめっちゃ春 II」

「断る」もスキルのうち。
「素振り」と同じだという⚾️

「断る練習をしてみましょう。
 言葉、言い方、声のトーン、表情。
『素振り』をしたことがないのに、
いきなり本番でホームラン打てませんよね」

カウンセラーさんからは、
「『まだNOを言わないのか?
この状況でも?まだ

もっとみる
閃きのまま旅に  |  奈良

閃きのまま旅に | 奈良

直感に従う旅。

前回は伊勢でした。

「知らない街に行く=直感をつかう」ことだそう。旅は選択と決定の連続なので、

「なんとなくこっち!」
「次はこっち!」

と、自分の直感をつかうごとに
どんどん磨かれてつかえるようになってくものらしいのです。
普段から思考優位でケツ重なわたしは
パッパッと決めて動ける自分に戻るべく、
たまにこう、ふらっと旅に出るのでございます。

旅に出ずとも
たとえば外食

もっとみる
【1分小説】きみのもとへ

【1分小説】きみのもとへ

彼はもう、どれくらいここにいるのか覚えていなかった。

覚えているのは、彼には
とても大切な人がいるということだけだった。

その大切な人が誰なのかもわかっていないけど、ずっと呼ばれているような気がしていた。

そして、彼自身も
その人に会いたかった。

でも、彼には足が無かった。

「神様、僕に走れる足をください。」

彼は、天に向かってお願いをした。

すると、神様が
大根の足を授けた。

もっとみる
【詩】ひとつのことば

【詩】ひとつのことば

私はいつもただひとつのことばが欲しい

それはあなたの口から出たものでなければならない

あなたの手で書いたものでなければならない

それはそこら中に溢れていることばで

あなたに使われるのを待っていて

私はそのことばで生きて

そのことばで死んだようになって

あなたから出たひとつのことばは

やすやすと私を動かして

過去を紡ぎ

未来を集め

今を創る

あなたの小さなことばひとつで

もっとみる
お気に召すまめ

お気に召すまめ

70代ラストイヤーの父。
毎日の畑しごとに精を出す。
祖母が残した菜園と自分の家庭菜園、2ヶ所の畑を耕して、野菜を育てて収穫する。
母はノータッチ。

5月は絹さや、スナップエンドウ、
実エンドウ(グリンピース)の収穫シーズンだ。

帰省していた私たち夫婦も絹さやとスナップエンドウをバケツいっぱいに取った。

「全部取った〜ハイ終わりー」
でもちょっと離れて見てみると、あっちにもこっちにもまだまだ

もっとみる
恋をして蝶になった主人公

恋をして蝶になった主人公

 きっと貴方は忘れているのでしょうね。

 とうの昔から私の胸にある、この温かい想いを。
 どのような言葉で表したら良いのか、自分では分かりかねます。
 ですが確かな事は、酷なこと、不愉快に思ったこと、怯えたこと。
 そのような時間は存在しておりません。

 間違い無く貴方は私にとって、大切な気持ちを『香り』と共に心へ運んで下さいました。

 どれだけの刻が経とうと、忘れる事など無いでしょう。
 

もっとみる
#223 やらなきゃいけないこと、やりたいこと、なりたいもの。

#223 やらなきゃいけないこと、やりたいこと、なりたいもの。

 まず、わたしはいま「やらなきゃいけないこと」に押しつぶされている。ひとつひとつの用事は些細なことなので、必要な作業に分解して、その日の調子に合わせて行えるように負担の軽いものと、そうではないものを予め整理しておけばいい。わたしが正常なら、そうしている。

 でもダメ。ダメったらダメ。「やらなきゃいけないこと」には大きな塊としてしか向き合えない。率直に言って頭が悪くなっているというか、冷静さに欠く

もっとみる
ほんの立ち話くらいのこと

ほんの立ち話くらいのこと

5月○日 不甲斐なさ

夜、ひさしぶりに会う知り合いと銀座で食事をし、別れた後しばらくひとりでぶらぶら散歩する。

暑くもなく寒くもなく、しかも湿度が低い。こんな夜、一年のうちにそう何回もあるものではない。最高。

午後9時を回れば、渋谷や新宿とちがって潮が引いたように街から人影が消えるのも銀座の好ましいところ。

“今夜の銀座、最高だよ。ちょっと出てこない?”

ひとりでも、まあ、不満はないのだ

もっとみる
人を「判定」しない

人を「判定」しない

我が家には思春期まっただなかの娘が二人いるのだけれど、日常のふとしたときに、彼女たちにうっかり言ってしまいそうになる自分の言葉の、そのあまりのひどさに、すんでのところで吞み込んで、代わりにメモを取っては慄く日々が続いている。

通称:毒舌・未遂語録

先日は、ちょっと体重が増えたことを気にしていた次女に、
仕事と夕食作りを同時進行していた慌ただしさがあったとはいえ、
「ね。人としての弱さが出るよね

もっとみる