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レキジョークル 奥の枝道

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歴女サークル「レキジョークル」のゆるゆる歴史紀行の記録です。 実際の紀行内容や本出版などの裏話をまとめてみました。
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記事一覧

四天王寺「聖霊会」で舞楽を初鑑賞!

四天王寺「聖霊会」で舞楽を初鑑賞!

かなり日は過ぎてしまいましたが、4月22日に四天王寺の「聖霊会」へ行ってきました。

12時半からの開始なので、その前に四天王寺西門前の前回見つけたファンキーな店「煩悩のかたまり」で腹ごしらえです。
約半年ぶりの訪問ですが、相変わらずお兄さんは一人で素晴らしい手際の良さで切り盛りしていました。

私たちは一番入り口の端っこの、奥からは衝立があって全く見えない席だったにもかかわらず、全員が食べ終わっ

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「法隆寺」を堪能する-第1回~西院伽藍

「法隆寺」を堪能する-第1回~西院伽藍

前回はこちらです↓

この日の本命、夢殿・救世観音を堪能できたので、午後はのんびりと西院伽藍を下見がてら散策しようと、ゆったりとした気持ちで、再び南大門から入りました。

金剛力士像のある「中門」は通行禁止のため、グルっと左へ迂回しての入場です。
本当中門の中央をくぐり抜けたいところですが、これもまた建造物保護のためには仕方のない事なのでしょう。

中門左には、「世界遺産 法隆寺」と書かれた寺号碑

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「法隆寺」を堪能する-第1回~東院伽藍

「法隆寺」を堪能する-第1回~東院伽藍

ここ最近はお出かけ続きで、なかなか記事をまとめる時間がありません。
たまたまですが、4月の後半にスケジュールが重なり、頭の中を整理するのも困難です。
やっと少し落ち着きましたので、見聞きして体験したことを順番に投稿していきたいと思います。

前回はこちらです↓

<お詫び>
この記事は間違いだらけで、コメント欄での皆さんの校閲でなんとか訂正することができ、本当に助かりました。
ありがとうございまし

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法隆寺を堪能する-第1回~プロローグ

法隆寺を堪能する-第1回~プロローグ

4月となり年度替わりを迎え、今年の目標のひとつに挙げていた「法隆寺を堪能する」シリーズが始まりました。

この法隆寺に関しては謎が多く、いまだに特定できないことがあります。

まず、いつ聖徳太子がこの斑鳩と呼ばれた地に創建したのか?その時期は大まかに以下の2説あります。
①推古15年(607)ー父・用明天皇のために創建
②推古9年(601)ー住居である「斑鳩宮」を建てたと同時に創建

「日本書紀」

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「藤田美術館」早春のレキジョークル・後編

「藤田美術館」早春のレキジョークル・後編

前回はこちらです。
(天神さんの御朱印を追記しています)

この日のランチは、食いもん奉行・ミコさんおススメのお店に当たりを付けていました。
というのも開店前には行列ができるほどの人気店にも関わらず、前もっての予約は不可で、当日の10時半からしか予約できず、天神さん訪問中にミコさんが予約を取ってくれました。

この日の参加メンバーは合計4名。
午前中はミコさん。チコさん、私の3人のみで、あとで仕事

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「大阪天満宮」早春のレキジョークル・前編

「大阪天満宮」早春のレキジョークル・前編

先日の27日に、今年初のレキジョークル行事として大阪天満宮と藤田美術館へと行ってまいりました。

ここ最近は諸々の外出が多く、落ち着いてnoteを楽しむ時間が取れません。
書きたいことは貯まるばかりで、そのうち忘れてしまいそうです💦

今回は主な2か所の行先別に2回に分けてご紹介します。

天神さんの思い出大阪人は「大阪天満宮」のことを「てんじんさん」と呼ぶのですが、その際同じ呼び名の京都の「北

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「河内鴨」で新年会inレキジョークル

「河内鴨」で新年会inレキジョークル

レキジョークルの2024年「新年会」にあたる冬のお食事会は、ロコさんが幹事で松原市内の「和味」で開催されました。

このお店は何度か訪れたことはあったのですが、以前はただの和食の割烹会席料理だったのです。
今回見ると、メニューが一新され「河内鴨」を前面に推していました。

しばらく来ない間に、大幅に戦略を変えたようです。

前回、松原市の自慢をさせていただきましたが、今回は松原市の食自慢のひとつ「

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「歴史をめぐる旅行記: 奥の枝道 其の六 京都・神社仏閣編(下) レキジョークル」感想[2337文字]

「歴史をめぐる旅行記: 奥の枝道 其の六 京都・神社仏閣編(下) レキジョークル」感想[2337文字]

『歴史をめぐる旅行記: 奥の枝道 其の六 京都・神社仏閣編(下) レキジョークル』 が、アマゾンにて発売中です。

シリーズ 6作目は「京都・神社仏閣編(下) 」。前作からひき続き、京都の神社仏閣などにフォーカスした歴史紀行エッセイです。

尚、本書で取り上げられているのは、松尾大社、桂離宮、渡月橋、平等院鳳凰堂、梅小路公園、京都御所、賀茂御祖神社、天龍寺、斬善治・永観堂などです。

では、さっそ

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神と天皇と日本人。京都の魅力を深堀りする旅

神と天皇と日本人。京都の魅力を深堀りする旅

1日だけの無料キャペーンです!本日12日の17:00から、明日13日の16:59の24時間のみですので、ぜひこの機会をお見逃しなく!

※Kindle Unlimited(980円/月)に登録の方はいつでも読み放題です

のんびり取り組んでいたら、年末になってしまいました💦

前回の出版から1年と1か月も経っています。

マイペースにもほどがあるわ!

本書は「レキジョークル」として歴史サークル

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まいまいで「ブラ鞍馬」ー③

まいまいで「ブラ鞍馬」ー③

【前回はこちら↓↓↓】

奥の院参道に入ると道は険しくなり、「木の根道」以降は本当に足元から目が離せない状態でした。

下記マップでは普通の山道のように見えるかもしれませんが、緩やかに描かれてはいても、実際には細かいターンを繰り返す「つづら折」だったのです。

奥の院・魔王殿650年前、「尊天」のお一人である護法魔王尊は、金星からやって来て奇石の上に降り立ち、その上に魔王殿が建てられ、祀られていま

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まいまいで「ブラ鞍馬」ー②

まいまいで「ブラ鞍馬」ー②

【前回はこちら↓↓↓】

ハッキリ言って、岩石に関して様々な説明を受けたのですが、まったくと言っていいほど記憶にありません💦
ですから、今回の主旨の一つである「地質学の視点から見る鞍馬」に関しては、ほぼお伝え出来ませんので、あしからずご了承願います。

興味がないというのは、こんなにも心が残らないものかと我ながら再認識しています。

下記イラストマップの右下の「仁王門」から入山し、ケーブルカーに

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まいまいで「ブラ鞍馬」ー①

まいまいで「ブラ鞍馬」ー①

ふたたび「まいまい京都」を利用させていただきました。

前回は一人の参加で「東西本願寺」をめぐり、とても有意義な時間を過ごしました。
今回はレジョークルメンバーも誘い、合計4人での参加です。

近うて遠きもの 
くらまのつづらおりといふ道

清少納言が「枕草子」で近いようで実は遠いものの例えとして、
・宮のべの祭り(正月と12月の最初の午の日の祭り)
・親しくない兄弟姉妹、親族の間柄。
・大晦日と

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レキジョークルin天橋立〈part2〉

レキジョークルin天橋立〈part2〉

前回はこちらです↓↓↓

ぐるりと阿蘇海沿いを南下して展望所のあるmap図③へ向かいました。

「阿蘇」の名の由来

そもそも、どうして「阿蘇海」というのでしょう?
「阿蘇」といえば九州・熊本の阿蘇を誰もが思い浮かびます。
その本家本元の名の由来は、日本書紀によると、
阿蘇都彦と阿蘇都媛という神様が住まれていたため、「阿蘇」となったと書かれています。

そしてその語源は、次の2つの説があるようです

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レキジョークルin天橋立〈part1〉

レキジョークルin天橋立〈part1〉

真夏と真冬は大人しいレキジョークルも気候の良い秋ともなれば行動は活発となり、お出かけが続きます。

今年の秋はレキジョークルで初の日帰りバズツアーに参加し「天橋立」へと行ってまいりました。

ラッキーな事に46人乗りのバスにたった16人の参加者だったので、1人で2席を占領してもまだシートが余るという状態で、車内でゆったりと寛げたのです。

最寄り駅に7時に集合しなければならず朝が早かったため、その

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