「ツァラトゥストラはこう語った」(フリードリヒ・N):獅子と子ども

新しい価値を創造する -それは獅子にも未だできることではない。だが、新しい価値の創造のための自由を創造することー これは獅子の力でできることだ。

自由を創造し、義務に対しても聖なる否を言うこと。
わが兄弟たちよ、そのためにこそ獅子が必要なのだ。

しかし、言ってみよ、わが兄弟たち。
獅子にさえ成しえぬどんなことが、子供に成しうるのか? 
どうして強奪する獅子が、さらに子供にならねばならないのか?

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禽帝(とりみかど)

この世の全ての色を溶かしきったような、広く美しい牡丹畑の真ん中に、一羽の白い孔雀がいる。
白孔雀は、優雅な動きで脚を動かし、鋭い爪先を揃えて牡丹畑を歩き回る。
足の鱗に、陽の光が当たる度に、なめした革のような輝きが、牡丹畑の中を動いていく。
白孔雀は、明るい土の上に落ちている、花びらを見つけると、三日月の子供のような嘴でそろりと捉え、自身の羽の中に大切にしまい込む。
白銀の綿が降り積もった台地の体

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やりたいこと、色々。|着物を着たい

この間、生まれて初めてお能を鑑賞。

能鑑賞のお作法も何も知らないのに格好だけは一人前、じゃないけど(全然!)、せっかくだからと思って着物で出掛けてみた。

自分で着られるようになりたくて、練習用にと買ったきりだった(つまり一度も練習していなかった)単衣のデニム着物。汚れても擦り切れても構わないデニム着物(笑)。

長襦袢は、おめでたい紅白格子に不吉な(?笑)白黒の猫、織り柄の桜入り。

今うちに

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狛犬巡り

最近は御朱印集めや七福神巡り・パワースポット巡り等、テーマがある神社巡りツアーが人気です。

次に人気が出そうなのがタイトルの【狛犬巡り】がブームになりそうです。

狛犬は神社本殿の前に左右一対で鎮座しています。
狛犬と犬という字がありますが、犬ではありません。

この写真のように左右一対ですが、顔の表情が違います。
向かって右側は大きく口を開け、左側は口を閉じています。
大きく口を開けた右側を《

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感謝します
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怪獣No.0045:ご当地怪獣クタニャキング(石川県)

▼マケット(原作フィギュア)を制作するためのデザインスケッチです。

DATA
クタニャキング 身長:45m / 重量:11,000t
●ご当地:石川県
●棲息地:五彩湖(ごさいのうみ)
●種類:魔除魔獣
●必殺技:セラミックカッター、五彩光線
●モチーフ: 九谷焼

PROFILE
九谷焼の獅子像は魔除けの置物だ。獅子像が割れた時、実は持ち主に降りかかるはずだった災難が未然に防がれているのだ。割

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哲学ファンタジー あなたと私のコンメディア 謎その14

謎その14 〈世界のうしろ〉はどこにある?

〈黒の人〉は、暗くなった広場の中へ歩いてくる。白いローブを着た二人の男は見あたらない。

杖についた黄色い石から炎があがり、黒い煙がもくもくと黒雲の中へ吸い込まれていく。

逃げたほうがいいんじゃないだろうか。でも石戸さんと女の子は、じっと立ったままだ。

〈黒の人〉は、僕たちから少し離れたところで立ちどまった。そして、広場の中央のほうを向いた。

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ありがとうございます!次回もお楽しみに!
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ライオンに乗った菩薩さまからの狛犬

中尊寺訪問で初めて見た、獅子に乗った文殊菩薩像は騎師文殊菩薩像。
文殊菩薩は人々に智慧を与える力で悟りへと導く仏様。
文殊というのは、文殊師利(もんじゅしゅり)の略称で、サンスクリット語では「マンジュシュリー」。
右手には智慧の象徴である正義の剣、左手にはお経の巻物を持っており、髪の毛は五つのお団子=五髻(ごけい)文殊が一般的。
この五つとは「敬愛」を意味するようです。
そしてこの智慧とは「知識」

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ありがとうございます。あなたもいつも幸せでありますように(^人^)
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百物語93話目「獅子頭くんの好み」(実話怪談)

今まで、二度にわたって話題に出てきた行きつけのバー。

ここにも不思議なものがある。

それが獅子頭くん!!

これが平常時ね。

でも人感知センサーがあって、感知すると冒頭のようにガオーーと吠えて、目が光る。

ところが、これには不思議な片寄りがあるのよ。

まず、獅子頭くんは綺麗な女の人好き。

とあるアーティストの作品なんだけど、ギャラリーにいたときは、そこのオーナーが素敵マダムで、会場に彼

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うれしー!
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