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暮らすように旅してみる|刺激を手に入れるニューヨーク編

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ニューヨークを暮らすように旅してみたエッセイです。 多様で、物質主義で、自己主張の強い国だと思って行ったけど、イメージは変わるのか? 感じたことを散文的に綴っていきます。
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#マンハッタン

偶然の出逢い|暮らすように旅してみるニューヨーク編

偶然の出逢い|暮らすように旅してみるニューヨーク編

「出逢いは偶然はなく、必然」と言う人がいる。
この理論によると、偶然の出逢いはなく、あるのは必然の出逢いらしい。

【偶然】とは、因果関係なくたまたま起こること。
【必然】とは、なんらかの理由があって起こること。

全ての出逢いには、意味があるということなのだろう。

そんなことより、美味しかったホワイトアスパラ。

こちらはシェフズクラブNYでいただいた。

シェフズクラブ は、世界トップクラス

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スモールトーク|暮らすように旅してみるニューヨーク編

スモールトーク|暮らすように旅してみるニューヨーク編

「身の周りを好きなもの、心地よいもので固めたい」と思っていた時期があった(学生時代に読んだ黒川伊保子さんの本の影響だと思う)。
それから10年以上経った今思うのは、好きなものや心地よいものだけで固めたら、自分の想定内ですべてのことが完結してしまい、人生面白くないのではないかということだ。
人生は想定外があるから面白いと思うのは、年齢は重ねても、まだ気が若いからなのだろうか。

ところでニューヨーク

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いろんなひとたち|暮らすように旅してみるニューヨーク編

いろんなひとたち|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークがイメージ通りだったのは、様々な人が集まっているということ。

ここでは、「みんな違ってみんないい」なんて金子みすゞの言葉も重みをもたない。

そして、資本主義の真ん中にいるだけあって、 目に見える何かがほしいという思いが気持ちいいほど明確。
お金がほしい。有名になりたい。みたいなことを隠さない。

逆に言うと、「ただなんとなく生きる」というのが難しい街なのかも。

自分探しに迷い込ん

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ブルックリン|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ブルックリン|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークは変わった。
ニューヨークに何十年か住んでいる人はそう感じるそうだ。
どんどん進化している感じの街だし当然では?と思ったけど、そうでもない違和感を感じているようだ。

まず、かつてニューヨークといえば、マンハッタンとその他の区(ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド)という感じだった。
「マンハッタン以外ニューヨークじゃない」というのは、「都心16区以外は東京じゃない

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18の共通点。NYと大阪はだいたい同じ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

18の共通点。NYと大阪はだいたい同じ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークは東京と比較されることが多いが、行ってみると大阪と似ているところが多い。以下、共通点を順に示したい。

共通点1:道がわかりやすい

ニューヨークは、南北が〇〇アヴェニュー、東西が○○ストリート。
大阪は、南北は○○筋、東西は○○通り。
御堂筋、谷町筋、堺筋、なにわ筋。千日前通り、本町通り、長堀通り。
方向音痴にはありがたすぎるわかりやすさ。
放射線状に道が広がるパリでは迷子になりまく

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地元の美味しいものを知る方法|暮らすように旅してみるニューヨーク編

地元の美味しいものを知る方法|暮らすように旅してみるニューヨーク編

「Can i take pictures?」と聞けば「Sure!」と気さくに答えてくれるニューヨーカー。

孤独と温かさが混在する不思議な街には、公園、街中、スーパーマーケット、デパートなどいたるところにわんちゃんの姿がある。
写真は知り合ったわんちゃんの一部。

ヴィジターのわたしには人種差別もなく、フレンドリーな人が多くて、「あら、日本から来たの?次は我が家にいらっしゃい!必ず連絡して!」と、

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幸せと成功の関係|暮らすように旅してみるニューヨーク編

幸せと成功の関係|暮らすように旅してみるニューヨーク編

「I won’t be happy till I’m as famous as God.(私は神よりも有名になる)」

と、初めてニューヨークを訪れた19歳のマドンナが宣言した場所、タイムズスクエア。
今回見たニューヨークの中でいちばんケバケバしい場所でもある。
めくるめく企業広告と電飾ディスプレーは「有名」の象徴のよう。

ニューヨークは「成功をめざす人が集まる場所」なんていうけれど、長年ニュー

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偲ぶ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

偲ぶ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークで、自由の女神的な観光地にはあまり興味がそそられなかったのだけれど、ここだけは来てみたかった、グラウンドゼロ。
この奥は奈落に崩れて行くような水のモニュメント。

落ちていく水、吸い込まれる風、崩れていく音。
これ以上ない底に吸い込まれる絶望的な作品は、ライブで感じてみてほしい。

その流れ落ちる水のモニュメントの周りには、故人の名前が彫られている。お誕生日にはお花が一輪添えらる。

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まだNYにしかない革新のスイーツ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

まだNYにしかない革新のスイーツ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

クロワッサン屋さんのフューチャーな陳列。マンハッタンのロウアーイーストで発見。
ピンクの台に並んでるディスプレイから好みのパンを注文すると、奥のキッチンから持って来てくれるシステム。

天気がいいのでto goしてお外でランチにしようと注文。
クロワッサンの中にはクリームたっぷり。見た目以上の美味しさ。
甘すぎないけど、1つでお腹いっぱい。
パンチあるのは、お店だけではなく、商品もだった。

ここ

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家族になりやすい街|暮らすように旅してみるニューヨーク編

家族になりやすい街|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークで毎日でも行きたいのがグリーンマーケット。
グリーンマーケットとは、近隣や地元の農家がテントを張り、野菜、果物、パン、魚、肉、乳製品、ハチミツなど、さまざまな新鮮食材を地元の人向けに販売している市場のこと。

旬でオーガニックのものが多く、出ているお店も毎日違うので見て回るだけでも楽しめる。

歩いていると、ポテトファーマーのおばさんが、「あなた昨日も来てたね!どこから来たの?」と声を

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絵を描くと得られる3つの効能|暮らすように旅してみるニューヨーク編

絵を描くと得られる3つの効能|暮らすように旅してみるニューヨーク編

美術を見てもよくわからないときは、自分で体験してみるのが早い。
ということで、デッサンを体験して感じたことは、次の3つ。
(↓ちなみに、高村光太郎さんや草間彌生さんも在籍した、こちらの美術学校で体験できる。)

絵を描いて感じたこと
①普段見ているようで見ていないことが多いこと肩がどこから動くのか、カップの取っ手がどこについているのか、リンゴの形が綺麗な丸でないことなど、絵を描くと、いままで思い込

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ニューヨークの伝統食は、お肉もりもりのアレ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークの伝統食は、お肉もりもりのアレ|暮らすように旅してみるニューヨーク編

ニューヨークは、世界中の美味しいものが集まっている街。
おしゃれで最先端なヴィーガンやロカボ、グルテンフリーもいいけど、まずは伝統食から。
地元の人がオススメしてくれたのは、カッツのパラストミサンド。

乗っていたタクシーのドライバーに、「まだ並んでないのはラッキーだね!」と言われるほど、ランチ時にはお店の外まで列が続くそう。
そう思って、午前中に来て正解!

パラストミとは、塩漬けにしたお肉を燻

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暮らすように旅してみる|刺激を手に入れるニューヨーク編、はじめます

暮らすように旅してみる|刺激を手に入れるニューヨーク編、はじめます

毎日何気なく生きていると、「このままでいいのか、わたし?」とざわざわすることがある。
エナジー燃やして主体的にがんばっていたはずなのに、経験を重ねるとできることが増えてきて、会う人も似通ってきて、自分のフォルムも何となく見えてきて。
いつの間にか楽するために「わたしこんなもの」と「世の中こんなもの」という枠を作って、小手先で自分を抑えてしまう。

・最近、想定の範囲内のことしか起こらなくなって

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