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ひよっこ精神福祉職?のつぶやき

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18年間事務職一筋だったOLが、ひょんな事から精神疾患や発達障害を抱える方を対象とする就労支援施設で働き始めた事で、考えたこと、気づいたことを綴ったマガジンです
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#人間関係

社会人を経て学生をする事で得られたもの。フィードバックを貰える有難さ、そして距離感への気づき。

社会人を経て学生をする事で得られたもの。フィードバックを貰える有難さ、そして距離感への気づき。

私は、大学卒業後、18年ほど幾つかの会社で会社員を経て今、通信で大学生&専門学校生をしている。

そして現在、専門学校での病院実習中の身。

「遠回りな人生を歩んでいるなぁ」とは思いつつ、一方で遠回りなしたからこそ見えている景色も色々あって、人生は面白いなと思う。

ある失敗先日実習先である精神科で私はある失敗をした。それは患者さんとの距離感。

他の患者さんに暴言を吐いたり暴れたりする患者さん(

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社内の風通しの悪さや派閥争い、足の引っ張り合いが盛んになるほど、社員は失敗を恐れ積極性を失い、保守的で無責任になる。結果、病むか転職か会社にしがみつくなら迎合以外道はない。組織と人が蝕みあい落ちていく負のスパイラル。人間関係の悪化は組織崩壊の序章。 #ビジネス #人間関係 #組織

悔しい思いを味わい尽くし、『わたし軍団』を体感する-ゲシュタルト療法体験-

悔しい思いを味わい尽くし、『わたし軍団』を体感する-ゲシュタルト療法体験-

悔しい思いを味わい尽くし、『わたし軍団』を体感する-ゲシュタルト療法体験-

昨日。心理学の授業の中で、実際に療法を体験してみることになり、「再決断療法」を体験した。これは交流分析という概念を用いて、「エンプティチェア」とも言われるゲシュタルト療法を使いながら進める。基本的にゲシュタルト療法も含め、これらは取り扱いが難しいので実際に用いる事は滅多にない。でもだからこそ、せっかくの機会なので、体験し

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長所が短所として、足かせになる時

思いや考えと、それにピッタリくる言葉や表現や比喩が比較的得意な人ほど、言葉を発する前に一度立ち止まった方が良いかもしれない。ピッタリであればあるほど、周囲にとって受け入れ難く、鋭く感じ威圧感やマウントだと誤解されている可能性がある。

言語化出来ない思いや、無意識にあるもの。それらは当事者自らが気づく事で初めて価値が生まれる。それは、全ての対話において言えることだと思う。

まさに私のことだけど、

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ミステリアスである。と言うのは、生きていく上で一つの大事な戦略かもしれない。下手に情報を出す事で、相手は付け込んできたり、相手は分かったつもりで誤解を深めている事もある。そういう意味ではSNSはある意味使い方がとても難しい。そりゃご飯の写真ばかりになるわ。 #SNS #人間関係

文化系女子から見た、令和における「体育会系」や「男社会」の生きづらさ

文化系女子から見た、令和における「体育会系」や「男社会」の生きづらさ

先日から働いている会社での出来事を通し、文化系人間から見た令和の時代における「自称体育会系」や「男社会」の生きづらさについて昨日からずっと考えている。

組織にいると「体育会系」や「男性社会で生きてきたんで」と言うタイプの人と文化系の私との視点の違いについて驚く事がしばしばある。

これまで私が遭遇した「体育会系・男性社会で生きてきた人」の思考パターン私も40年間生きてきて、人との協働を重ねる中で

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足るを知る ー 執行役員になっている人と、重度の精神疾患になっている人との捉え方の違いについて ー

足るを知る ー 執行役員になっている人と、重度の精神疾患になっている人との捉え方の違いについて ー

仕事をしていて、最近よく「足るを知る」という言葉を痛感する。

✳︎今、自分が手にしている物のありがたみ✳︎私が普段、職場である就労支援施設の利用者さんと接していてよく思うのは、『今ご自身が手にしている豊かさに気づいていない人がめちゃくちゃ多い』ということだ。

例えば自身の持つ「優しさ」だったり、「淡々と物事を続ける力」だったり、「文章をまとめる力」だったり、「力持ち」だったり、「お金持ち」だっ

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キャパオーバーになった時は

キャパオーバーになった時は

リストカット、多剤服薬、放火、ゴミ屋敷。行政や他社が匙を投げた方への対応が続いてる。

上席は、「後輩(70代のお爺ちゃんで自閉症あり)と2人でやって」の一点張り。結果経験も資格も人脈もない私が丸投げされ1人で相談に乗り行政サービスや他の施設とを繋げるパイプ役をスマホとYouTubeを頼りに行う日々。

昨日も本当は休みなのに無給で午前中から先週から私が担当する事になった利用者の生活保護担当者と攻

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スタッフ一人一人の心の感度の差を、いかにシステム化して落とし込むか。

スタッフ一人一人の心の感度の差を、いかにシステム化して落とし込むか。

最近ヘドバンしそうな位、うなづいたツイートがある。

✳︎福祉の現場で起きていること✳︎これは精神福祉の場でも同じで、スタッフによって気づきの感度に大きな差があり、それが会社内の役職や上下関係とリンクしてないことから起こる、意見の違いや衝突によく遭遇する。

例えば感度の低い上司からの命令→スタッフはモヤモヤしながら従う、あるいは何も考えずに指示に従い対応する→利用者さんの具合が悪くなる、あるいは

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世界は、あなたが思うよりずっと大きな包容力を持っている。

✳︎依存症の人から見た世界✳︎乱れた服装で、身体をふらつかせながら電車の車内でストロングゼロを開け、飲みはじめた見た目年齢50代の男性。電車はある駅に停まり、ドアが開く。

その時男性はふらふらと立ち上がった。しかし、荷物が服と絡まったり足元がおぼつかず、そうこうしているうちに閉まるドア。

再び走り出す電車。停車するたび男性は立ち上がるが、相変わらず足元はふらふら。車内を移動するのにも時間がかか

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好き嫌いや先入観に基づき人を色眼鏡で見ていた自分に気づいた話

好き嫌いや先入観に基づき人を色眼鏡で見ていた自分に気づいた話

長くなるけど、職場の話。

職場である、就労支援施設にはスタッフが何人かいる。私がそこでバイトをし始めて、思うようになったことがある。

それは、無意識のうちに人は先入観に基づいて物事を見て、その先入観が正しいという方向に解釈しようとする、ということだ。

私はしばらく一緒に働くようになり、スタッフのうち責任者Aさんの人間観が独特なことに気が付いた。

極端に言うと「利用者は皆、信用できない」「利

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人は人に傷つき、人に癒される

人は人に傷つき、人に癒される

今日は、職場である就労支援施設で奇跡が起こりまくった1日だった。

✳︎奇跡 その1✳︎夜な夜な家で練習している成果が出始めたのか、私は最近着物の帯を結べるようになった。

今日もいつものように利用者さんと一緒に着物を着る練習をしていると、ある利用者さんが、私が帯を結びながら手順を解説する様子を動画に撮り、「これ見てお家で練習してきます!」と言ってくれた。実はこれ、利用者さんの病歴を鑑みると、なに

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人間関係を支えているものは、動物的欲求を満たすことで生まれる「余白」かも

人間関係を支えているものは、動物的欲求を満たすことで生まれる「余白」かも

全ての悩みは対人関係の悩みだと心理学者のアドラーは言う。では、健全な人間関係とは何だろう?

✳︎健全な人間関係とは?✳︎私が認識する健全な人間関係とは、考え方や状況や状態、外見や内面、才能、国籍、経歴など、個人を構成するあらゆる要素について、相手と自分との間に例え違うことがあったとしても、羨ましいと言って劣等感を持ったり、逆に見下したり、そういう上下関係を作るとか、変えようとしたり、何か意図をも

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コンディションが整っていない状態で、人と関わる危うさ

コンディションが整っていない状態で、人と関わる危うさ

職場の就労支援施設のスタッフとして、3週間位前から新メンバーが加わった。

✳︎スーパールーキー登場?✳︎
年齢は60歳を超えていて昨年旦那さんを亡くしたと聞いていたけれど、生活を聞いてみるとバイクに乗ったり、外国語を習ったり、驚くほどアクティブ。これは期待できるかも!誰もがそう思い期待して迎えた。

けれど話してみると、出てくる言葉はその生活スタイルからは想像が出来ない位悲観的で、自己肯定感もめ

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