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わたしの本棚

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お家にある大好きな本を、まとめてみようと思ってます。タイトルで区分けをしています。 わたしの好きな本では“食いしんぼう編”が一番のおすすめです!▪️「わたしの好きな本」テーマ毎にま… もっと読む
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わたしの好きな本:軍艦島・端島の記録編

わたしの好きな本:軍艦島・端島の記録編

久しぶりの、わたしの好きな本まとめは第11弾です!今回はわたしの本棚から、軍艦島・端島に関する記録の本をまとめてみました。
幼い頃から、何故だか無性に廃墟に惹かれます。路地裏や、朽ち果てそうな古い家やビル、車両基地や工場などは住みたい程に大好きです。
無機質なもの、屍や白骨の様に朽ちた様子に魅了されているのかと錯覚していましたが、一見打ち捨てられた世界に残る、かつてその場所を愛した人の気配が感じら

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好きな一冊:マリソルの彫刻作品集

好きな一冊:マリソルの彫刻作品集

好きなものは、意図的に見つけるよりも、波長が合ったとしか喩え様のないくらい、偶然に出会うことの方が遥かに圧倒的多数な人生なのですが。彫刻家のマリソル・エスコバルを知ったのも、本当に偶然の出来事でした。

以前住んでいた街で、相方が駅に着くまでの短い間、普段行かない図書館にふらりと入ってみた時に美術の棚で何となく手に取った本が“マリソル・エスコバル”の作品集でした。パラパラとページをめくり、何これ!

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好きな漫画・アニメーション:ヤダモン

好きな漫画・アニメーション:ヤダモン

「ヤダモン」は、わたしが小学生低学年のころ、1992年から1993年の間、NHKで教育テレビの枠で放送されていたアニメーション、そして原作はSUEZEN先生。わがままでやんちゃで可愛い魔法使いのちょっぴり切ない成長物語。出てくるキャラクター全てが魅力的で、心理学的な要素もちょいちょい垣間見えたり、近未来の技術の話など絡めていとても魅力的なストーリーなのだ。

☺︎原作もアニメも好きなので、まとめて

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わたしの好きな本:絵本編

わたしの好きな本:絵本編

私の本棚から好きな本をテーマ毎にまとめて紹介するシリーズ第10弾!
今回はお気に入りの絵本をまとめてみました。
幼い頃も、大人になってからも絵本はとても魅力的です。わりと、絵の表現や技法などに着目するのでイラストや絵画として捉えているのかも知れないです。
小さい頃から大好きな本や、大人になってから出会ったお気に入りの絵本たちです。

出会った順からまとめてみます。

▼前回の記事▼

サンタさんへ

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好きな一冊:五千回の生死

好きな一冊:五千回の生死

「五千回の生死」は宮本輝さん(以下敬称略)の短編集です。

☺︎写真はイメージです。

宮本輝の短編集について
わたしは、宮本輝の短編小説が大好きです。
さらに言うと、お母様がご存命中に書いていた短編小説が好きなのです。
高校生の時に「避暑地の猫」を読んだのが、宮本輝の文章に触れるきっかけでしたが、あまりよく分かりませんでした。
その後本屋さんで「五千回の生死」と言うタイトルに惹かれて、読み始めた

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わたしの好きな本:海外のイヤミス編

わたしの好きな本:海外のイヤミス編

私の本棚から好きな本をテーマ毎にまとめて紹介するシリーズ第9弾!
今回は海外の作家の後味の悪いミステリー“イヤミス”を集めてみました。
予備知識なしで読むのが好きなので、本屋さんで表紙に惹かれたり帯に惹かれたりするがまま購入する事が多いです。普段“イヤミス”を意識する事は無いので、これイヤミスだったのかも?と後から気づいた感じです。全部短編集なので、色んな話が読めるのも嬉しいところ!

▼前回の記

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好きな一冊:「…点点点」  まぬけんぼう庭子の記録/九月乃梨子

好きな一冊:「…点点点」 まぬけんぼう庭子の記録/九月乃梨子



「…点点点」 まぬけんぼう庭子の記録、は漫画家、九月乃梨子さんの作品です。
この作品と出会ったのは小学生のころ。当時住んでいた街の、昔からある古くて小さくて縦長の、おじさんが1人で店番をしている、たばこ屋さんみたいな本屋さんだった。
何となく手にとってパラパラとめくると、可愛い絵とのほほんとした雰囲気、シュールなお話に一目惚れした。読んでいくとその想像力が面白すぎて大好きになりました。世に出て

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わたしの好きな本:憧れのフランス生活編

わたしの好きな本:憧れのフランス生活編

私の本棚から好きな本をテーマ毎にまとめて紹介するシリーズ第8弾!
今回のテーマは“憧れのフランス生活”です。
私がフランスに憧れる理由は、パリの街並みや蚤の市のアンティークな美しさ、良くも悪くも自我の強さ、お料理のおいしさ、ナチュラルな美的感覚が挙げられます。
フランス気分を味わうのに丁度いい、普段のフランスを垣間見ることができるお気に入りの本を集めました。

“憧れ”のため、最新の情報は含まれな

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好きな一冊:灯台へ

好きな一冊:灯台へ

今回の好きな一冊は、ヴァージニア・ウルフの“灯台へ”です。

ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf、1882年1月25日 - 1941年3月28日))はイギリスの小説家です。彼女の紡ぎ出す言葉たちは、私たちが感じながら次の瞬間には言葉にもならないまま取り零している記憶たちを、美しい言葉で紐解いて並べてくれる稀有な作家です。

感想

その時その時に、ふと浮かんだ思いすら言葉に留め、時

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好きな一冊:脳に棲む魔物

好きな一冊:脳に棲む魔物

今回の好きな一冊は、ミステリーとしても最高な医療系ドキュメンタリーです。

ドキュメンタリー独特の何かを暴こうとするドロっとした雰囲気(偏見です)が苦手なのですが、これは完全に当事者なのです。
スザンナ・キャハランの仕事は記者、当時24歳でした。仕事が順調に進んでいた矢先、体に異変が現れます。
自身が体験した脳の病気の症状を、克明に記録しており、自身の変化や周囲(病院の誤診や家族の対応)の様子を詳

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好きな一冊:果てしなき乾き/乾き。

好きな一冊:果てしなき乾き/乾き。

好きな本をじっくりお話するシリーズ。
今回は、映画と本の感想が混ざっている可能性がわりとあります…。
2014年に公開された邦画「乾き。」の原作、深町秋生さんの「果てしなき乾き」です。
大好きな本でもあり、感想が周りと噛み合わない事が多々あるお話しでもあります。
小松菜奈さん目当で、映画を観たのですが、内容がとても良かったので原作を読むに至りました。上映後、しんと静まり返った、人が座ったままの映画

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好きな一冊:AN AMERICAN VISION:THREE GENERATIONS OF WYETH ART

好きな一冊:AN AMERICAN VISION:THREE GENERATIONS OF WYETH ART

アンドリュー・ワイエスを知るきっかけになった一冊です。

出会いのはなし
私の大好きな画家、アンドリュー・ワイエスに出会ったのは、ニセモノのおじいちゃん(わたしだけの通称、愛情をいっぱいくれた大好きなおじいちゃん)のお家の本棚だった。
母の仕事が、ニセモノのおじいちゃんの身の回りの世話だった頃、小さかった私もほぼ一緒にいて、家族と同じくらい時間を過ごしていた。
絵が大好きなニセモノのおじいちゃんの

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好きな一冊:j.pウィトキンインタビュー

好きな一冊:j.pウィトキンインタビュー

昔々から気になる存在、アメリカの写真家、ジョエル・ピーター・ウィトキンについて語りたい日です。
前向きな内容ではあるのですが、
“死”に関連する写真家であり、わたしのテーマもその事に関する内容となっている事をご了承の上読んでいただけると嬉しいです。

前提として

わたしの好きな作家ではあるのですが、“好き”は少し語弊があります。
彼の内面にとても興味があり、何故その表現を必要としたのか、と分析す

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わたしの好きな本:マンガ編

わたしの好きな本:マンガ編

わたしの好きな本を、テーマ毎に紹介するシリーズ第7弾です!
今回は、大好きなマンガを集めました。
ページを開くと、そこにはとても居心地の良い、大好きな世界が存在しています。
恋愛でもたたかいでも魔法でもない、時間軸の違う独特の世界があるマンガが好きです。こんな世界もあるんだなぁ、と知ってもらえたら嬉しいです!
【▪️もっと詳しく:】と画像の下にリンクを貼っています。深掘りして頂けたら幸いです。

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