彩瀬まる『朝が来るまでそばにいる』(新潮文庫)

ええと……。
やっぱりこのひとの才能、尋常じゃないな。ぶっ飛んでる。
その特異な発想力は、その耽美な文体は、その繊細な描写力は、どうすれば授かれるのですか。

現実世界と地続きのファンタジーを展開する手法は川上弘美などにもよく見られるが、おぞましいものにまで手を深く突っこんで取り出しながらかぎりなく耽美に、抑制した感傷と共に描きだす彩瀬まるの異色の世界観は、唯一無二のものだ。

ふんわりほんわかと

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深くてハッとする言葉に触れたいです
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わたしの本棚16夜~「首里の馬」

ひとつの作品に対して、選考委員と候補作によって、これだけ評価が異なるものなんだなあ、と今年の芥川賞と三島由紀夫賞の選評を読んで感じました。両賞にノミネートされたのは、「首里の馬」だけでした。芥川賞では、各選考委員の好評価が多く、松浦寿輝氏などは絶賛されていましたが、三島由紀夫賞では欠点をいう選考委員もおり、川上弘美氏は5作品中最下位だと、はっきり明記しています。賞というものは候補作中の相対評価であ

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ありがとうです。嬉しいです(*^_^*)
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知の職人たち(紀田 順一郎)

私の友人(大学教授)が、新入生に薦める本の1冊として紹介していたのでオンラインの古本屋さんから購入しました。
 世の中にあるいくつかの著名な辞書の誕生にまつわる編者の努力を紹介したものです。

 私は、辞書というものは、そのボリュームから考えて当然のごとく多くの人の分業により編集されたものとばかり思っていました。が、実際は、ひとりの編者が膨大な歳月と想像を絶する精力を傾けて産み出した知的創造物だっ

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ありがとうございます。気が向いたら、またお立ち寄りください。

第156回受賞作『しんせかい』(山下澄人/新潮社)

第156回受賞作『しんせかい』(山下澄人/新潮社)を…番組ラテ欄っぽく紹介!

【80文字】
有名脚本家が主催する北海道の演劇塾▼自給自足の過酷な共同生活を送る若者の等身大の青春を淡々と語る▼一人称でありながら空間や他者との境界を超える自由視点▼富良野塾

【200文字】
有名脚本家主催の北海道の【谷】にある演劇塾▼何となく俳優に憧れ入所した19歳スミト▼農作業に建物造りに馬の世話…田舎で自給自足

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ありがとうございます!
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第158回受賞作『百年泥』(石井遊佳/新潮社)

第158回受賞作『百年泥』(石井遊佳/新潮社)を…番組ラテ欄っぽく紹介!

【80文字】
印チェンナイに百年に一度の大洪水▼道に溢れた川底の泥の中には「人々の百年の記憶」が▼いるはずない「記憶の中の人」や「思い出の品」が続々と▼マジックリアリズム小説

【200文字】
▼日本語教師としてインド・チェンナイに渡った私▼街に百年に一度の大洪水が▼道に溢れた川底の泥には「人々の百年の記憶」が入り混じって

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ありがとうございます!
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書籍:『雑貨の終わり』、本もCDも雑貨化している。

当時、とても衝撃を受けた事件だった。2017年、神奈川県の座間市のアパートで、男女9人の遺体が切断された状態でみつかった事件だ。被害者は自殺を望むような投稿をSNSで投稿しており、それをみた犯人が彼ら彼女らに「自殺を手伝う」といって近づいた。最近、この事件の初公判に関する記事を読んだ。犯人は落ち着いているようで、自分について「死刑じゃ足りないんじゃないですか」と述べ、被害者たちを「本当に死にたいと

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おつかれさまです!

謝罪 女性はいくらでもウソをつける 杉田水脈 国会議員 自民党 日本 20201001

#MioSugita #ShioriIto #JapansSecretShame #BBC

「女性はいくらでもウソをつける」との発言は、ご自分自身のことを指していたと推察されます。

https://www.chunichi.co.jp/article/130029/
杉田水脈議員、発言認め謝罪 ブログで「おわびする」:中日新聞Web
自民党の杉田水脈衆院議員は1日午後、自身のブログを更新し、自

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女性はいくらでもウソをつける 杉田水脈 国会議員 自民党 日本 20200930

#MioSugita #ShioriIto #JapansSecretShame #BBC

 自民党の伊吹文明元衆議院議長は、準強制性交容疑で告訴された田畑毅議員について「いろんなことがあるけども、問題にならないようにやらなダメだよな、同じことをやるにしても」とコメントしています。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/248062

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◆ 気になった本 71

清明時節雨紛紛
路上行人欲断魂
借問酒家何処有
牧童遙指杏花村
(杜牧)

大森署から神奈川県警刑事部長に転進した竜崎が取組む次の事件は...
横浜でどんな活躍をするのが楽しみなんだけど
なんか
ここんとこ読んで来た本に較べると
やたらと“余白”が多くページが“白い”
それに お話しも淡々と進んで 盛り上がらないまま解決
だから スグに読めます
なんだかな~ 竜崎も角が取れて丸くなった来たのかな?

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