きみの暮らしに、百字の物語を添えていきます。
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世界でたった一枚の「百字の物語」を毎月、郵送致します。ご自身だけでなく、大切な方への物語の贈り物としても、対応させていただいております。ご要望等があれば、お気軽にご連絡ください。
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KODO
私が棚に並べるのは、古風な日本人からたまたま譲りうけた古書ばかりで、元の持ち主が亡くなった方も少なくない。要は私の本棚で一時期お預かりしているだけに過ぎない。そのような絶版ばかりの本の面影を少し草していくマガジンになる。
古くさい考えで戀愛をテーマに随筆を草してまいります。モテ方等の近代的なものではなく、人としてのあるべき戀愛を書いていきます。不定期ではございますが、原稿用紙も画像としてアップしていきますので、未だ古典立脚した日本語で讀書したい古風な方に届けば幸いです。
珍しく方法を公開した記事たち
日々の暮らしをつらつらと。
Noteのイベントに応募した作品群
いきなりだが、私は偶然を信用する。 そして、たまたまの書を君に贈る。 書の原風景は祈りなのだから。 1、人氣記事一覧 2、仕事依頼 お世話になります。お蔭様で以下のような仕事を頂戴しております。仕事のご依頼はコチラからどうぞ。お見積りは無料です。 ▶︎茶会依頼(國内外) 博物館やホテル、オフィス等で茶会を開きます。社内研修等でご依頼される企業様も少なくありません。國内外、対応可能です(応相談)。※平均茶会開催価格:7,000米ドル前後。 ▶︎揮毫依頼(國内外) 博物
昨夕から妙にアクセス数が多いなと思っていたら、今年の「文藝春秋SDGsエッセイ大賞2024」の応募が始まり、そこに作品を掲載くださっていたことがわかった。 去年は過分な評価を頂戴し、お蔭様で下記の記事でグランプリを受賞している。そこで恩返しの意味も含め、この記事で去年の私がそこはかとなく考えていたことを共有しておきたい。今年ご応募を考えているクリエイターさんの参考になる部分があれば、幸いである。 その前に、受賞して何か変わったかとよく聞かれた一年であったので、この場
人の一生なんてあっけない。 よく耳にする言葉だが、身内のこととなると余計に抉られるものがある。父が急逝したのは、コロナ禍の最中であった。つい数日前まで旅を共にし、その日の朝も少し風邪気味かとは感じていたものの、いつもと変わらぬ朝食の景色が広がっていた。ところが、昼過ぎから急変し、生涯初めての救急車に乗ったかと思いきや、父はそのまま還らぬ人となってしまったのである。わずか三時間の出来事であった。 意外にも父と正式な別れができたのは、四十九日直前の明け方の夢でのことになる
お神籤は平安時代、百首の漢詩から吉兆を視たのが始まりとされる。元々、神籤のミは御であり、御籤であったのだろう。そこからより丁寧に御々籤としたのでは、さすがに妙なので、ミを神にしたのではなあるまいか。兎にも角にも、神籤と申せば彼方が占え、お神籤と申せば此方が觀えるだけのことである。
過日、プールにカモが二羽浮いており、そのうち一羽が水に潜った。 「エサなどないだろうに。愚かなカモだ」 と私がつぶやくと、もう一羽のカモがこちらを振り向き、 「水浴びしているだけだろうに。愚かな人間だ」 と嘲笑っていた。よく冷えたカモ南蛮そばを食べたい今日この頃である。
最近に始まったことではないが、日本はもう駄目だという話をよく耳にする。しかし、個人的にはこんなにも治安がよく、自然豊かで、食事が美味しいところは他に知らない。たしかに日本文化的なものはすっかり堕してしまったが、逆に云えば、文化的教養を身につければ、自ずとひとり勝ちの時代なのだ。
過日、義兄が我が家に遊びに来た際、この鳥の囀りは本物かと訊ねられた。たしかに我が家の周りには木々が並んでおり、BGMかと勘違いしそうなくらい鳥が騒がしいときもある。最近は暑さのためか、鳥もひょこひょこと歩くことが多くなっているが、過日、その鳥を目で追うと、白いきのこが生えていた。
親の偉業を子が編集した本は少なからずあるが、群を抜いて絶品なのが本書であろう。古書店でであったなら、ぜひお持ち帰りしていただきたい一冊である。なぜなら、ほんのアジールに入れたい最たる本であり、日本を読み解く上で、必須の名著になるからだ。 父の名は甕臣と書いて、「みかふみ」と読む。甕は水や酒を貯蔵した大きなかめを指す。今、「読む」と書いたが、昔は「呼び見(む)る」と云った。「読む」を身につけるのに、旧字体は「讀」で、それを白川靜がどう視たなどとやっていても、一生わからない
ー あらすじ ー プノンペンで離婚したばかりのエマは、妹の紹介でジャックポットが無敗という博士に出会えたが、話の流れで人生を賭けた勝負をすることになる。惜敗したエマは、その晩から惚れた博士の元で働くことになり、まずはアジア海沖で島を探すように言われた。しかし、ポーランド人のイブがアダムと共に現れ、結局、ひと晩でエマは博士と別れてしまう。翌日の古代遺跡で今度はアダムとエマの距離が急接近するも、まだエマの心は揺れ動いでいた。島で開催された七夕の晩の茶会はまことに神秘的で、人外の
円安とともに物価高が嘆かれているが、要は物を大切にすればよい。物をお金で買おうとするから、不足が際立つ。物そのものを大切に持っておれば、物そのものの価値が上がっていく状態が、物価の高騰である。物づくりをしたり、物をお裾分けしたり、いただきものをしたりして、お金を介さなければよい。
日本は明治維新にて壊滅的に毀れはじめたが、おそらくそれより前に絶望的であったのが、漢字を中國から輸入したときではないか。無論、その編集は圧巻であったものの、これにより言靈は枯れ、大和言葉が死んだ。例えば、姫は「秘目」であり、天地を返す力があったが、今やプリンセスで終わってしまう。
『枕頭問題集』は文字通り、ルイス•キャロルが枕頭で解いた数學の問題ばかりを集めた一冊になる。原書は本名で書かれている。 アリスのキャロルが数學?と思われるかもしれないが、彼は数學から言語學まで視えてたひとであった。そのキャロルの鬼才ぶりも極めて魅力的なものの、本書に限っては訳者の才能が凄まじく、キャロルが霞んで映る。個人的には、これまで読んできた中でダントツの訳者あとがきなのだ。このようなわけで、表題をキャロルの本にした。 さて、パスカル、キャロル、津田一郎と時を経