エーリヒ・ケストナーの世界
小学生時代に最も愛読したのは、
エーリヒ・ケストナーの童話でした。
ユーモアあり、ワクワク感あり、夢がいっぱい織り込まれていて、読めばいつでも、自由な空想世界に連れて行ってくれました。
しかし、ケストナーの魅力はそれだけではありません。
親子の愛や友情など、大切なことは決してごまかさずに真面目に書かれています。
子どもの世界にも厳しい現実があるのです。
そして何よりも、味わい深い文章に惹きつけられました。
ドイツ文学者高橋健二さんの名訳の賜だと思います。
『エーミールと