読書熊

本の善き読み手でありたい。素敵な本の素敵なところを綴る「読書感想」を(なるべく)毎週末にアップしています。完全な趣味、非営利。スキのお返事はおすすめ作品紹介です。(はてなブログにも200本ほど読書感想を書いてきました→ https://www.dokushok.com
  • 素敵な本に出会って得た学び、喜びを文章にまとめています
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情報という石油・恐怖という炎ー読書感想#39「告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル」

情報が新時代の石油ならば、それを燃やす炎の名前は「恐怖」だった。選挙コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカの恐ろしい選挙マーティングの内幕を暴露した「告…

台湾を旅できる小説ー読書感想#38「路」

ページを開けば台湾の風が薫る。吉田修一さん「路」(ルウ)は、旅をした気分にさせてくれる小説でした。台湾新幹線導入に関わる商社マンと、現地でこの事業に関わる若者の…

絶望を抜け出すための「問い」ー読書感想#37「夜と霧」

ナチスドイツの強制収容所という底無しの絶望を抜け出すために必要だったのは、「答え」ではなく「問い」だった。ヴィクトール・E・フランクルさんの「夜と霧」には、この…

風を憂うより船上を楽しむー読書感想#36「その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。」

吉川浩満さん・山本貴光さん「その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。」は、あっという間に読めていつまでも助けになりそうな哲学書でした。古代ローマ、ストア派の賢人…

分水嶺を掘り起こすー読書感想#35「2050年のメディア」

下山進さん「2050年のメディア」は凄まじい労作であり、初めて目の当たりにするスペクタルでした。2000年代前半から起こり始めた新聞メディアの「デジタルシフト」の歴史を…

危機はスケープゴートを欲するー読書感想#34「経済政策で人は死ぬか?」

「経済政策で人は死ぬか?」は社会経済が不安定となる今、読んでおいてよかった本でした。著者のデヴィッド・スタックラーさんとサンジェイ・バスさんは公衆衛生学の専門家…