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#美術鑑賞

山口晃氏の田中一村鑑賞術(NHK・日曜美術館)紹介と公募展落選の理由を考えてみた

山口晃氏の田中一村鑑賞術(NHK・日曜美術館)紹介と公募展落選の理由を考えてみた

(長文になります)

はじめに 先日放映されたNHKの日曜美術館の番組、「奄美への道標(みちしるべ) 画家・田中一村」では、何人かのゲストが出ていました。
 中でも画家の山口晃氏が出演していたのを見て、番組中彼の発言に注目しました。

 私は常々美術の専門家(研究者や美術評論家など)と違って画家の赤瀬川原平氏や山口晃氏の絵画に関する発言は、実作者ならではの見方が多く、大いに納得できると思っていまし

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【展覧会レポ】横浜市民ギャラリーあざみ野「SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た」

【展覧会レポ】横浜市民ギャラリーあざみ野「SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た」

【約3,900文字、写真約40枚】
横浜市民ギャラリーあざみ野で「SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た」を鑑賞しました。その感想を書きます。

▶︎結論すごく「現代アートっぽい」作品が無料で見られるため、とてもお得な展覧会です。いつもの横浜市民ギャラリーあざみ野と雰囲気も違い新鮮です。作品の見た目がシンプルに美しいことに加え、普段の生活とは違った物の見方に気付くことができるかも。あざみ野の

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【展覧会レポ】愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」「2024年度第2期コレクション展」

【展覧会レポ】愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」「2024年度第2期コレクション展」

【約4,900文字、写真約70枚】
愛知県美術館に初めて行き「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」と「2024年度第2期コレクション展」を鑑賞しました。その感想を書きます。

▶︎結論さまざまな現代アート的に尖った「椅子」を見ることで楽しめました。一部の椅子は実際に座れるため、物理的にも楽しめます!また、椅子も含め、物事にはさまざまな面があることを再認識できました。そのほか、

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東京国立博物館 「近代の美術」

東京国立博物館 「近代の美術」

東京国立博物館 本館1階にある18室「近代の美術」では、日本画の名作が展示されていて、毎回楽しみにしております。

少し前ですが5月に訪問した際にこちらの2作品が並んで展示されてました。

松本楓湖の《牛若》と小林古径の《芥子》。

 帰宅後に、そういえばこの二人の関連って…とググってみたら、松本楓湖の門下の今村紫紅らが発足した紅児会のメンバーが小林古径でした。そして、この時は今村紫紅の《熱国之巻

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【展覧会レポ】東京都美術館「デ・キリコ展」

【展覧会レポ】東京都美術館「デ・キリコ展」

【約4,400文字、写真約30枚】
東京都美術館で「デ・キリコ展」を鑑賞しました。その感想を書きます。

【この投稿で伝えたいこと】
❶世界中から集められたデ・キリコの作品110点をイッキに見ることで、作品や生涯の変遷が分かる、❸楽しい絵が多いことに加え、会場内が凝った造りになっているため、美術館に普段行かない人にもおすすめ、❹値段が2,200円と若干高め。9/14(土)から神戸市立博物館で巡回す

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【展覧会レポ】練馬区立美術館「三島喜美代―未来への記憶」

【展覧会レポ】練馬区立美術館「三島喜美代―未来への記憶」

【約5,500文字、写真約60枚】
練馬区立美術館で開催されている「三島喜美代―未来への記憶」を鑑賞しました。その感想を書きます。

【この投稿であなたに伝えたい点】
❶大満足の展覧会、❷作品だけでなく、三島喜美代自身の魅力が十分に伝わる内容だった、❸作品や考え方の変遷が分かりやすく、キャッチーな作品が面白いことに加え、メッセージ性もはっきりと伝わった、❹大人も子供も、アートに興味がある人も薄い人

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【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る

【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る

【約6,900文字、写真約60枚】
実体験を基に「青森県の4つの美術館を」「東京から一泊二日」「電車・バスで周った」「一人旅」について、具体的なルート、食べたものとともに、感想などを書きます。

結論から言うと、青森の主要美術館は素晴らしいものばかり!美術館メインで旅行を組む価値は十分にあります。なお、車を使わない場合、2日で5つの美術館は周り切れず、4つが限界でした。注意点は、青森は都内と違い、

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椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」

椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」


はじめに 「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館にて開催されていた、「アブソリュート・チェアーズ」を母と一緒に観てきたという旅行記。その看板に偽りなし、企画展以外でもめちゃくちゃ椅子あった。というか企画展がとにかくよかったためたくさん語りたい。

 この企画展は愛知県美術館(7/18-9/23)へと巡回するため、逃した方はぜひそちらに行ってみてほしい。また埼玉県立近代美術館は、この展示を抜きにし

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展覧会レポ:富士フイルムフォトサロン東京「セルカン・ギュネシュ写真展"WITHIN"」ほか

展覧会レポ:富士フイルムフォトサロン東京「セルカン・ギュネシュ写真展"WITHIN"」ほか

【約3,400文字、写真約20枚】
初めて富士フイルムフォトサロン東京(六本木)に行き「セルカン・ギュネシュ写真展"WITHIN"」などを鑑賞しました。主に「FUJIFILM SQUARE」の全体像について、感想を書きます。

※この展覧会は既に終了しています。

結論から言うと、六本木に来た際に、写真に興味がある方はマストで寄った方が良い場所だと思いました。FUJIFILM SQUAREには常に

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麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト

麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト

【約3,200文字、写真約25枚】
2023年11月にオープンした「麻布台ヒルズ」に行きました。展望台やアートの観点から、その感想(+森ビルについて)を書きます。

結論から言うと、一度は訪れるべき複合施設だと思いました。1)ビルとして日本一高い展望台は景色も良い上に無料!、2)建物や内装デザインが暴力的におしゃれ過ぎる、3)パブリックアートや常設の展覧会(値段は高い)が複数あるためです。観光客に

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展覧会レポ:アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」

展覧会レポ:アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」

【約4,900文字、写真約55枚】
アーティゾン美術館で開催中の「ブランクーシ 本質を象る」と「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示」を鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、行く価値は大いにあると思いました。それは主に、1)ブランクーシの作品約90点を集めた日本初の個展、2)ブランクーシの変遷や考えが体系的に分かる、3)展示方法が面白かった(一部、課題あり)ことによ

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狩野芳崖「継がれる想い 悲母観音からはじまる物語」展下関市立美術館(山口県)その1 2024/2/6~3/17

狩野芳崖「継がれる想い 悲母観音からはじまる物語」展下関市立美術館(山口県)その1 2024/2/6~3/17

 この展覧会では、狩野芳崖「悲母観音」(東京藝術大学)、「仁王捉鬼図」(東京国立近代美術館)を中心に、彼の直弟子が描い芳崖作品の模写や、明治期の東京美術学校の画学生から、今現在、現役で活躍している画家まで、彼の作品に影響を受けて、それらから派生して描かれた作品が多数展示されています。
 
 狩野芳崖(1828-1888年)は、明治前期に米国人アーネスト・フェロノサの元で新日本画の制作に取り組み、岡

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展覧会レポ:DIC川村記念美術館「今見られるコレクション」「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」

展覧会レポ:DIC川村記念美術館「今見られるコレクション」「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」

【約5,500文字、写真約40枚】
初めて、DIC川村記念美術館(以下、DIC美術館)に行き「今見られるコレクション」と「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」を鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、大満足の美術館でした。これは主に、1)大自然に囲まれた環境、2)作品の良さを何倍にも引き出す贅沢な展示室とキュレーション、3)素晴らしいコレクションのクオリティによります。なお、アクセス

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展覧会レポ:京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

展覧会レポ:京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

【約4,800文字、写真約65枚】
京都市京セラ美術館で開催されている「村上隆 もののけ 京都」を鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、1)9割以上が新作・大規模な村上隆の個展のため、現代アートが好きな人は必見、2)キャッチーな作品が多く、写真撮影可能で楽しい、3)"鑑賞"を忘れないように注意、4)村上隆の考えや「スーパーフラット」について、端的に分かる工夫があればなお良かった。

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