水瀬クミ

アニメと声優さんが好き。 シナリオ以外の文章置き場。

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記事一覧

心の中で描くもの

日本のとあるアニメーション作品が、アカデミー賞を受賞しましたね。 有名な監督が長い時間をかけて温めてきたアイデアを作品にしたらしく、 事前の情報は一切なかったもの…

水瀬クミ
1日前
3

去る者追わず?

以前とある男性の書いたエッセイを読んだ際に、なんだか心に残った話がありました。 その方は「働くのが嫌」ということで、週に2回ほど働いて、あとはのんびり読書などを…

水瀬クミ
11日前
8

日常を創っていく。

もう随分と前、本当に何年も何年も前のことですが、 宮城県の石巻市という所に行きました。 なぜそこへ行こうと思ったのか、その理由は忘れてしまったのですが、 ともかく…

水瀬クミ
3週間前
2

桜が散る、別れの季節に

先日とある方とメッセージのやり取りをする機会がありました。 以前とてもお世話になった方で、 最近は会ってもおらず、季節の折り目折り目に メッセージのやり取りをする…

水瀬クミ
1か月前
5

子持ち様

少し前からSNSなどでこのような単語を目にすることがありました。 最初は何を意味しているのかよく分からなかったのですが、 調べてみると「あぁ……」と、 なんともいえ…

水瀬クミ
1か月前
1

もっと図々しく生きて!

先日某SNSを眺めていると、とある投稿が目に留まりました。 曰く、自分から命を絶とうとしている方の投稿でした。 どうやらかなり本気のようで、 願望というよりかは予告…

水瀬クミ
1か月前
7

感情のパレット

その昔、長い休みには必ずといっていいほど、読書感想文の宿題が課されていました。 いまの教育現場でも、少なくとも小学生くらいまではあるんですかね。 学校の図書館で…

水瀬クミ
1か月前
5

本を広げてみて

とあるアニメーションには とても本が好きな少女が出てきます。 司書を目指していた女性は突然亡くなってしまい 本がとても高価で手に入りにくい世界へ子どもとして 転生…

水瀬クミ
3か月前
4

笑えばいいと思うよ

とあるアニメーション映画に タイトルに付けたセリフが言われる場面があります。 とても有名な作品ですので 知っている方も多いかもしれません。 どうしていかわからない…

水瀬クミ
3か月前
6

淡雪

冬の風物詩の代名詞といっても過言ではない「雪」 ほとんどの場所では冬にしかみることも、触ることもできない 特別な存在です。 触るとなんとも冷たいことは言うまでもな…

水瀬クミ
3か月前
2

声なんて届くはずがない。

ここ数年、世界各地で大きな紛争が起きていますね。 もちろんそのようなことが起きるのはとても悲しいことだと思いますし そもそも国連安全保障理事会の常任理事国に加盟…

水瀬クミ
3か月前
1

忘れ去られた物語

とあるアニメーションに「落語」をテーマとして取り上げた 作品があります。 主人公は森に住むタヌキ。 ひょんなことからニンゲンの世界へ行くことになります。 そこでは…

水瀬クミ
3か月前
4

勝手に助かっただけ

とある小説・アニメーション作品のセリフには タイトルに付けたセリフがあります。 このシリーズでは、登場人物がそれぞれ、様々な問題を抱えています。 ほとんどはその原…

水瀬クミ
3か月前
5

アニメってすごいのかも?

国際交流基金の調査によると、日本のアニメーションやマンガは、 数多くの人々が日本に興味を持つきっかけとなっているそうです。 日本語学習者の6割がそのように回答して…

水瀬クミ
3か月前
4

その願いの裏には

とあるライトノベルが原作になっているアニメーションに 異世界に転生してしまった少年の物語があります。 彼はいわゆる「死に戻り」ができます。 正確に書けば「できてし…

水瀬クミ
4か月前
4

推しは推せるときに

この文章を書いている時には既に昨日になってしまいましたが 某大手VTuber事務所のとあるタレントさんが 突如として契約解除になってしまったそうです。 最初に書いておき…

水瀬クミ
4か月前
7
心の中で描くもの

心の中で描くもの

日本のとあるアニメーション作品が、アカデミー賞を受賞しましたね。
有名な監督が長い時間をかけて温めてきたアイデアを作品にしたらしく、
事前の情報は一切なかったものの、公開から世界各国で大ヒットしました。

この文章を書いている筆者は、アニメーション作品が大好きで、暇さえあればいつも見ています。
そのせいでなんにも他の事してないんですけどね……

たくさん作品を観ていると、アニメーションって、ただの

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去る者追わず?

去る者追わず?

以前とある男性の書いたエッセイを読んだ際に、なんだか心に残った話がありました。

その方は「働くのが嫌」ということで、週に2回ほど働いて、あとはのんびり読書などをして暮らしている……というライフスタイルを実践している方で、こう書いても失礼かもしれませんが、なんだか興味深い生活をしていると思う反面、私もそういう生活をしたいなぁと思って、そのような生活を実現するための練習というか勉強として読んでいたり

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日常を創っていく。

日常を創っていく。

もう随分と前、本当に何年も何年も前のことですが、
宮城県の石巻市という所に行きました。

なぜそこへ行こうと思ったのか、その理由は忘れてしまったのですが、
ともかく行きました。

ご存じの通り、10年ほど前の震災で大きな被害を受けたところですね。

大きな揺れにも襲われたでしょうが、津波の被害もあったと思います。

震災からはすでに数年経っていた時だったと記憶しています。

海に近づくにつれて、本

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桜が散る、別れの季節に

桜が散る、別れの季節に

先日とある方とメッセージのやり取りをする機会がありました。

以前とてもお世話になった方で、
最近は会ってもおらず、季節の折り目折り目に
メッセージのやり取りをするような方でした。

今年の4月、新しい年度が始まったおりに、
少し遅れてではありますが、メッセージを送りました。

それからしばらくはお返事が返ってきませんでしたので、
部署移動にでもなってバタバタしてて忙しいのかな……
なんて思ってい

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子持ち様

子持ち様

少し前からSNSなどでこのような単語を目にすることがありました。

最初は何を意味しているのかよく分からなかったのですが、
調べてみると「あぁ……」と、
なんともいえない気分になりました。

あたしは子育ての経験はありませんから、
その大変さは正直わかりません。

ですが人間を1人育て上げるのがどれだけハードなことなのか、
想像するのは難しくありません。

特に小さなお子さんですと、体調も不安定で

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もっと図々しく生きて!

もっと図々しく生きて!

先日某SNSを眺めていると、とある投稿が目に留まりました。
曰く、自分から命を絶とうとしている方の投稿でした。

どうやらかなり本気のようで、
願望というよりかは予告に近い感じでした。

その投稿以降、新たな投稿は確認されていませんので、
もしかするともうこの世界には
いらっしゃらないのかもしれません。

生きる権利もあれば、自らそれを捨てる権利もある

という考え方もわからなくはないですが、

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感情のパレット

感情のパレット

その昔、長い休みには必ずといっていいほど、読書感想文の宿題が課されていました。

いまの教育現場でも、少なくとも小学生くらいまではあるんですかね。

学校の図書館ではオススメの本が何冊か紹介されていたり、
それを見越して、課題図書の注文なんかも受けつけていたなぁ……
なんてことを思い出します。

読書感想文。

当時の私にとっては苦痛でしたね。

読みたくもない本を読まされて、
その感想を書かなく

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本を広げてみて

本を広げてみて

とあるアニメーションには
とても本が好きな少女が出てきます。

司書を目指していた女性は突然亡くなってしまい
本がとても高価で手に入りにくい世界へ子どもとして
転生してしまいます。

前の世界で手に入れた知識を活かして
なんとか本を作り、それを普及させようと奮闘する物語です。

確かにその昔、この世界でも本はとても貴重なもので
一部の人々しか扱うことができませんでしたね。

というか文字すら読めな

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笑えばいいと思うよ

笑えばいいと思うよ

とあるアニメーション映画に
タイトルに付けたセリフが言われる場面があります。

とても有名な作品ですので
知っている方も多いかもしれません。

どうしていかわからない

そんなヒロインに対して主人公がかけた言葉
(だったと記憶しています)

ですね。

この作品に出てくるヒロインは何人かいるのですが
その中でもこのキャラクターはとても人気があると感じます。

無口でミステリアスな雰囲気を放つ女性で

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淡雪

淡雪

冬の風物詩の代名詞といっても過言ではない「雪」
ほとんどの場所では冬にしかみることも、触ることもできない
特別な存在です。

触るとなんとも冷たいことは言うまでもないですが
手のひらに載せるとすぐに溶けてしまう
とても儚い存在でもありますね。

時が経つのははやいもので
新しい年を迎えてから1か月という時間が流れました。

特に今年(2024年)の年明けは大きな出来事がいくつもあり
中にはそれを実

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声なんて届くはずがない。

声なんて届くはずがない。

ここ数年、世界各地で大きな紛争が起きていますね。

もちろんそのようなことが起きるのはとても悲しいことだと思いますし
そもそも国連安全保障理事会の常任理事国に加盟するような国が
侵攻に加担するという事態ですから
その当時は大きく取り上げられただけであり、
中東諸国を中心に情勢が不安定な地域はいくつもありました。

最近はそしてそしてアジア地域でも活動を活発化している大国もあります。
よく「地政学的

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忘れ去られた物語

忘れ去られた物語

とあるアニメーションに「落語」をテーマとして取り上げた
作品があります。

主人公は森に住むタヌキ。
ひょんなことからニンゲンの世界へ行くことになります。
そこではニンゲンに化けて用事を済ませなくてはいけません。

そのタヌキはニンゲンに化け、色々なイタズラを仕掛けますが
ことごとく見破られてしまいます。

中々上手くいかないタヌキが最後に化かそうとしたのは
なんと超人気の落語家。

しかし彼女も

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勝手に助かっただけ

勝手に助かっただけ

とある小説・アニメーション作品のセリフには
タイトルに付けたセリフがあります。

このシリーズでは、登場人物がそれぞれ、様々な問題を抱えています。
ほとんどはその原因が精神的なモノなのですが、
キャラクターは主人公などと協力し、試練といってもいいほどの
残酷な現実に立ち向かっていきます。

そこに登場するのが「怪異」です。
弱っているキャラクターが偶然(あるいは必然なのかもしれません)
その怪異に

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アニメってすごいのかも?

アニメってすごいのかも?

国際交流基金の調査によると、日本のアニメーションやマンガは、
数多くの人々が日本に興味を持つきっかけとなっているそうです。

日本語学習者の6割がそのように回答しているそうです。

昔から日本のアニメーションは色々な国で再放送されていましたし
マンガもたくさん翻訳されていますからね。

このような作品独自の魅力は
多くの国々で愛され、その影響力は年々拡大していることでしょう。

とはいうものの

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その願いの裏には

その願いの裏には

とあるライトノベルが原作になっているアニメーションに
異世界に転生してしまった少年の物語があります。

彼はいわゆる「死に戻り」ができます。
正確に書けば「できてしまう」なのですが
その辺は是非本篇をご覧になってみてください。

そんな彼は、物語の途中で幾度となく挫折します。
そしてついに、すべてから逃げようと決断します。

彼の願いは確かに鮮明で、それを現実のものとする努力も
彼なりにはしていま

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推しは推せるときに

推しは推せるときに

この文章を書いている時には既に昨日になってしまいましたが
某大手VTuber事務所のとあるタレントさんが
突如として契約解除になってしまったそうです。

最初に書いておきますが、その理由について詮索するつもりも
ここで語ることもしません。

むしろ素人の憶測というものほど厄介で迷惑なことはありません。

事務所からの発表があった以上の情報に関しては
真偽が不明でありみゃみに拡散することも避けた方が

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