「君の名は」を見た時の感想(2016年の記録)

「君の名は」を見た時の感想(2016年の記録)

過去日記を見ていて、「君の名は」を見に行ったときの感想が出てきたので残しておく。 前から見ようと思っていたので、ネット記事も友達の感想も読まず、真っ白な状態で来たが、大正解だった。そして、恋愛映画なのかと思ったら、これはSF映画ではないか! もっとしみじみ泣く気で来たのだが、SF的仕組みにぐっと引き入れられ、息詰まる思いで画面を凝視。時としてスーパーリアリズム絵画のように描き混まれた背景は、ジブリとは全然違うが、作り込まれた丁寧さは通じるものが。特に新宿の副都心の光景は、実

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この洋書のなかで、三島由紀夫について言及してる部分があるよって、三島由紀夫に興味ある人にどうやって知らせたらいいの?

この洋書のなかで、三島由紀夫について言及してる部分があるよって、三島由紀夫に興味ある人にどうやって知らせたらいいの?

A Partial Enlightenment: What Modern Literature and Buddhism Can Teach Us About Living Well Without Perfection 「完全ではない悟り:解脱しなくても、現代文学と仏教がよりよく生きるために教えてくれること」 by Avram Alpert April 2021 (Columbia University Press) 三島由紀夫の研究者は、どうやって三島について言及してい

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『星を追う子ども』 新海誠

『星を追う子ども』 新海誠

『星を追う子ども』を見た、感想を書きます。 空の映像、特に夕方の茜色の空が綺麗に表現されていました。友達と夕方まで遊んだ帰り道や、学校帰りの風景を思い出しました。 作中のセリフで「喪失を抱えて、なお生きろ」「それが人に与えられた呪いだ」という場面がありました。 その後に主人公が「でも、きっとそれは祝福でもあるんだと思う」とも言っていました。 最後の主人公のセリフは、「当たり前のようにあったものを失ったことで、どれだけ大切だったのか理解するから」だと解釈しました。 当

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追放されし偽王・笠井潔への〈諌告〉
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追放されし偽王・笠井潔への〈諌告〉

書評:笠井潔『例外状態の道化師 ポスト9.11文化論』(南雲堂) 笠井潔は、とても優秀な批評家なのだが、その彼が実力相応に評価されないのは、もっぱら彼の「信用できない人間性」と、その「押し付けがましい政治性」にある、と断じていいだろう。「評論家として優秀であれば、人間性なんてどうでもいい」という「娯楽としての批評消費」的な考え方もあろうが、「有能と不誠実」が結びついたものほど危険なものはないのだから、多くの賢明な人たちが笠井潔を敬遠するのは、決して故なきことではない。笠井の

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言の葉の庭 徹底解剖 ④ 「承」 中編
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言の葉の庭 徹底解剖 ④ 「承」 中編

 映像作品をしゃぶり尽くして楽しむのがこのシリーズの目的です。BGMの演出、映像的な伏線、映像に隠された意味、私が汲み取れる限り汲み取り言語化します。   この記事を読んだあなたの映像に対する解像度が上がり、それを他の作品にも応用して楽しんで頂ければ幸いです。  今回の参考文献に『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』福田里香 も上げておきます。  今記事の内容本編解説 お約束のシーン ヒロインの背景  本編  女性が駅で電車を待って

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秒速5センチメートル
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秒速5センチメートル

鑑賞時の感想ツイートはこちら。 2007年の日本映画。ひとりの少年・貴樹(タカキ)を軸にした、3つの短編からなる連作アニメーション。その後の彼の人生にまで大きな影響を与えることになる小学生時代の初恋から始まり、高校時代、社会人になってからの姿――を抒情的に描いた作品です。 英題 "5 Centimeters per Second - a chain of short stories about their distance"。 監督は、『言の葉の庭』、『君の名は。』、『

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3.随筆「歩道橋」

3.随筆「歩道橋」

私は新海誠監督の作品、『君の名は。』が好きだ。 中でも主人公ふたりが大人になり、 歩道橋の上ですれ違うシーンが印象的だった。 自分が歩道橋を使うことが少ないからだろうか、 「歩道橋で人間とすれ違う」 「それはきっと運命の人」 その2つの条件がとても魅力的に思えた。 私が住んでいる東京にはどれだけの歩道橋があるのか。 そしてその歩道橋を生涯どれだけ利用するだろうか。 その中の1回でも、運命の人とすれ違うことは出来るのだろうか。 信号のない大きな道。 沢山歩いて、脚はクタ

言の葉の庭 徹底解剖 ③ 「承」前編
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言の葉の庭 徹底解剖 ③ 「承」前編

 この記事は読者の物語へのリテラシーを高め、新しい鑑賞方法を獲得してもらうことを目的にしています。  参考にしている本は『Save the Catの法則』ブレイク・スナイダー、『感情から書く脚本術』カール・イングレシアス、『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』シド・フィールド、『千の顔を持つ英雄』ジョセフ・キャンベルなどです。  映画でよく言われるのは三幕構成ですが、4分の1ごとに話の転機が来ます。だったら起承転結の方が分かり易いよね、と私は考えています。記事

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すこしだけのリラックス
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すこしだけのリラックス

アメリカの研究でトレッドミルを ・何もみずにやる ・音楽を聴きながらやる ・自然の景色や絵をみながらやる にわけて実験したところ ・自然の景色や絵をみながらやる この選択肢の実験者がストレス指数が優位にさがったそう 自然の力は偉大だ わたしが動物と自然を描くのがとても好きなのは 描きながら癒しをもらっているのかもしれない 絵をみて深呼吸してみる そこで暮らす動物たちは穏やかだろうか 安心しているだろうかと問いかけてみる そしてこの絵を家に迎えてくださった方が送っ

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天気の子 感想と解説

天気の子 感想と解説

2年前(2019.9.21)に違うところに書いていた天気の子の感想をこっちに持ってきました。 久々に読んでみたら、この文章は二度と書けないなと思っちゃいました。 コロナもあったし、歳も重ねたし、天気の子を観た記憶を全部消して観なおしても同じ感想は書けないなあ。画像以外は昔書いたままです、では以下どうぞ。 ※このページのAmazon商品リンクはアフィリエイトリンク使用しています -------------------------------------------------

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