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雲のむこう、約束の場所(監督:新海誠:2004年)【僕の名はアニメ紹介。そう、あの塔の上から君に直接話しかけている「いや、それ違うし」】

新海誠ブランド二作目。

柳の下にガーフィッシュがまだいた!
(最近、日本全国でガーフィッシュが出現している)

ほしのこえがスマッシュヒットしたので、
次の作品を作った監督ですが、
やはりテーマは男女のすれ違い。

しかも前回は宇宙SFだったのに、
なんと今作は、北日本と南日本が分かれて冷戦を戦うという、
分断世界を描いているのだ。

北日本は北海道だけが領土なので、
やや心もとない感じですが、
その代わり、量子力学を利用したタワーを建てており、
それが衛星軌道上まで伸びるおったまげ建築となっております。

社会主義陣営の優等生ってレベルじゃないぞ。

主人公とヒロインは、
岩手県辺りに住んでいて、
(調べてみたら青森県でした)
子どもの頃は北日本が建てているタワーを見上げていたのですが、
ヒロインのために飛行機を作ってたりしたのですが、
さてヒロインが昏睡状態になってしまう。

なんでも量子タワーの超科学により、
精神がタワーに閉じ込められてしまっているのだとか。

大人になって事情を知った主人公は、
私たちの世界戦だったら大人の事情で諦めていたところ、
かれはあきらめず自作の飛行機で飛んで行ってしまった。

そして冷戦から熱戦に転化して、
南北両軍にと南日の応援に駆け付けた米軍も併せて、
混戦状態になる。
その中で・・・・

というやっぱり最終兵器彼女っぽさ感があるなあ。

ちな北日本はユニオンという国家であり、
北日本人民共和国なのか、
それともソ連のことなのか、
そこらへんはちょっと曖昧で分からなかったですが、
まあ世界系なのでそーゆーのはどうでもいいでしょう。

今作では、目いっぱい力入れすぎの過剰作画だったらしく、
気合注入過剰でも画は良くならないという経験から、
次回作からは少し手を抜いたそうです。

今作でも男女のすれ違いを描いていますが、
どちらかというと爽やかエンドです。
ただ世界系なので、説明を省略している部分が多々あり、
あれはなんだったんだろう???

という要素が、後々に残る。
そういうテイストの作品、アート系です。
アートです。アートだっ

そうだ。まだ監督がアートを描いていたころの話。
さて、続いては・・・・


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