すずめの戸締まり
今回もラストのタイトルが出る瞬間に鳥肌が立った。
これは「君の名は」の時も「天気の子」の時もそうだった。
タイトルが出て流れる主題歌。
いつもとても心に響く終わり方だ。
どうやらこの映画は賛否あったらしい。
というのも、観たい映画のレビューは観るまで見ないようにしているので、どんか評価だったかはわからない。
私は観てよかったと思えた。
チープな言い方をすればやっぱりこの世界観が好きだ。
エンドロールで、すずめと環がすずめの辿ってきた道を辿って、すずめが出会った人たちに会いながら帰るシーンが描かれていて、それもとてもよかった。
そして、母を失う4歳のすずめ。
必死で母を探して、うっすらわかる現実を否定しながら泣くすずめ。
私の娘は今、4歳。
たくさん抱きしめたいと強く思った。
それから、クライマックスの草太のセリフがぐっときた。
命がかりそめだと知っています。
死は常に隣にあるとわかっています。
それでも私たちは願ってしまう。
いま一年、いま一日、いまもう一時だけでも、私たちは永らえたい!
普段は忘れて生きているけど、改めて言葉になったものを聞くと、本当にその通りだなぁと。
すずめは死ぬのは怖くないと言っていた。
死ぬのも生きるのも運なんだと。
あの地震で母を亡くしたすずめに誰かがそんな事を言ったのかもしれない。
でも、草太と出会って、閉じ師の存在を知って、草太の言葉を聞いた事で、そんな風に思わずに生きていってほしいなぁと思う。
やっぱり新海誠監督の作る世界は美しい。
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