ましろ

歌を歌ったり、文章を書いたり。音楽講師。歌、自然、本、映画、紅茶が好きです。好きなこと…

ましろ

歌を歌ったり、文章を書いたり。音楽講師。歌、自然、本、映画、紅茶が好きです。好きなこと、日々の暮らしで感じたことを綴ります。

マガジン

  • 言葉のおまじない🪄

    言葉はあらゆる魔法の起源。言葉のおまじないが、ほんの少しでも日々の助けになりますように。

  • 読書感想文📚

    読了後の余韻をつらつらと。消えないように、忘れないように。もう一度、心に刻むように、綴っています。

最近の記事

  • 固定された記事

誰に向かって書いているのか

ただの日記であり、まるで独り言のような拙い文章を、読んでくださり、スキやコメント、さらにマガジン追加までしてくださる方々がいる。 本当に嬉しい気持ちでいっぱいなのです。 心から、ありがとうございます。 全員に伝えたいけれど、まずはここで記事にしてみよう。 …どうか、届きますように。 noteを始める前、私は「紙の日記帳」に、毎日のように日記を書いていた。 では、ここで記事にしている日記は「いったい誰に向かって書いているのだろう」と思い始めた最近の気持ちを整理してみる。

    • 100円の娯楽

      数日前。 母が100円ショップで買ってきた、200ピースのジグソーパズルが完成した。 パズルに集中した数時間と、この達成感。 これが…100円。 最近お金をかけたどの娯楽よりも なんだかとても有意義なものに感じたのだった。 大人の自分も真剣に取り組み、十分に楽しめたため 「対象年齢6才以上」というワードに、ちょっとだけたじろいだ。 ピースが、すぐに折れてしまうような弱々しい紙だったことにより、 「これは正しくハマっているのか…?」と疑いながら取り組んだところと そ

      • 蝶の小さな羽ばたきで。

        「バタフライ効果(butterfly effect)」という言葉が、ずっと頭の中で反芻している一週間。 “蝶の小さな羽ばたきが、巡り巡って、最終的に地球の裏側で竜巻を起こす”というような意味だったと思う。 …私は今、ほんの些細な出来事の影響を、もろに受けているような気がしている。 日本でいう「風が吹けば桶屋が儲かる」 ということわざに似ているのかな、と思ったけれど、こちらは 「関係のないところで起こった出来事が、意外なところに影響している」というニュアンスなのに対し

        • 「今、どのくらい元気?」

          自分の「元気レベル」が今、どれくらいなのか。 感情とは別で、自分の行動パターンのみを考えた時 その目安となるものが少しわかったような気がしたので、残しておこうと思う。 元気がないレベル「1」 まずは、レベル1だ。 こんな感じの時、ちょっと元気がないかもしれない、というレベル。 □ noteで記事を書けているか 自分用ではなく、少しだけ“読み手を意識した文章”を書くということができているかどうか。 □ メガネのレンズが汚れていないか 自宅ではいつもメガネをかけてい

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        誰に向かって書いているのか

        マガジン

        • 言葉のおまじない🪄
          6本
        • 読書感想文📚
          4本

        記事

          一つの言の葉

          今日は会社を休んでしまった。 原因は昨日の記事でも書いた、家の問題だ。 体調不良ではない。…と言いたいが、実は心もかなり弱ってきている。 そんな中、今日は救われた一言があった。 この一言で、私は本当にみるみるうちに元気を取り戻していった。 その一言は… 「任せて!」 厳密に言えば、救われたのは二言だ。 「安心して大丈夫だよ」 「任せて!」 連絡をした時、レッスンのこと、研修のことなど…自分の私用で生徒や他のスタッフの方々に迷惑をかけてしまう…というのが一番心配で

          一つの言の葉

          「“今”以下にならないで」

          “「最近いいことないなー」なら全然いいんだけど、 「地味に嫌なことが立て続けに起こる」のはそろそろ神様ご勘弁を…。” これは、私が10代の頃に時々こぼしていた言葉である。 “「今」以上”の幸せは求めないから その代わりに “「今」以下”になるような不幸は起こらないでくれ。 と言いたかったのだと思う。 …そして10年以上経った今でも、そう思うことが時々ある。 雲行き 今月から始まった私の新生活は早速、危機を迎えている。 仕事は、人も環境も、これまでで一番恵まれている

          「“今”以下にならないで」

          ものを捨てる時は。

          昨日、長い間お世話になった「もの」たちとお別れをした。 感謝の気持ちを込めて 思い出を振り返りながら、思いを綴ろう。 ふわふわのカーディガン 出会いは、春。 お気に入りすぎて春はなかなか着られず、頻繁に着るようになったのはその年の秋からだ。 最初は、秋や冬に、おしゃれ着で。 毛玉が目立ってくると、部屋着として家の中で。 それでもだいぶヨレてきて、最近はパジャマの上に、寒い時だけ着ていた。 この蒸し蒸しと暑い日々に、なかなか着る機会が減り 来年も着れるような雰囲気では

          ものを捨てる時は。

          誰かを大切に想うこと

          誰かにとっての「本当に大切な人になること」は、とても難しいことのように思っていた。 自分が誰かを、大切に思うこと 自分も誰かに、大切に思ってもらうこと 新たに誰かを大切だと思った時 これが本当に難しいことなのか、ちょっと考えてみた。 自分が「大切だと思う人」 まず、自分が「大切だと思う人」は、どんな人だろう。 用事がなくても「連絡してみようかな」と思う。 ただ「声が聞きたいな」と思ったり、「今日はどんな1日だったかな」と他愛のない話がしたくなる。 用事がなくても「

          誰かを大切に想うこと

          マイルールでの小さなゲーム

          道路端の白線の内側を歩いていた、小学生の頃。 通学路にて、車の通りが少ない道に出ると 友人と「白線の上しか歩いてはいけない」ゲームをしたことがある。 白線の外を一歩でも歩いたら、負け。 当時 白線の上はまるで「細い崖の上」であり その左右はまるで「断崖絶壁」もしくは「火の海」だった。 とにかく、白線を一歩でも踏み外したら命を落とすという緊張感のもと、家路を歩き続けた。 このゲームをする時はいつも帰り道で 朝、学校へ行くときはこんな気分にならなかった。 今思えば、学校

          マイルールでの小さなゲーム

          “おすすめ”されるがままに

          冒頭の写真は「レモンと胡麻のたらこパスタ」である。 爽やかなのにコクがあって、夏が始まる少し前のような感じで、とても美味しかった。 少し前まで 外食に出ると、「自分が一番好きなメニュー」を頼むことが多かった。 イタリアンに行ったら、パスタ。中でもペペロンチーノ。 お蕎麦屋さんに行ったら、温かい蕎麦。できれば海老天入り。 しかし最近は お店の「おすすめ」を選ぶことが多くなったような気がする。 「ぜひ!」という声 「本日の“オススメ”」 「当店の“イチオシ”」 「シェ

          “おすすめ”されるがままに

          言葉のおまじない「頑張ったけど、ダメでした」

          「努力は人を裏切らない」 「努力は必ず報われる」 これまで生きてきて、自分なりに精一杯、色々な努力をしてきた。 苦手なこと、好きなこと、勉強、仕事、人間関係…。 それでも “叶わなかった願い”や、“達成できなかった目標”というものが、いくらかあるように思う。 「頑張ったけど、ダメでした!」 これは、私が時々自分にかける、言葉のおまじないだ。 一つを選ぶ、決断 生きていると、人生は本当に「決断」の連続だな、と思う。 以前、バカリズムさん脚本の『素敵な選TAXI』と

          言葉のおまじない「頑張ったけど、ダメでした」

          かさぶた5日間日記

          新しい街に引っ越して、5日が経過した。 明日からは初めての土日だ。 この5日間の初日。 私は“右手の中指”に傷を作った。 この傷が“かさぶた”になるまで。 経過とともに、振り返ってみる。 1日目 初めて鍵を使って中へ。 掃除をして、荷物を片付けながら、時々家具や家電が届く。 ガス屋さんや電気屋さん、お部屋のことやインターネット関連のトラブルで、苦手な電話三昧。 なんとしても寝床は作らねば。 ダンボールだけは今日中に無くす。 …この目標だけ達成し、一時休戦。 【か

          かさぶた5日間日記

          紫陽花と、ムラサキカタバミと、ドクダミ。

          今日は行くところがたくさんあったので とにかくたくさん歩いた。 帰宅後。椅子に腰をかけ、「ふうー。」と息を吐く。 「今日は頑張ったなあー」と思いながら 今日歩いたコースを振り返ってみる。 何度も頭に浮かぶのは、見かけた花たち。 紫陽花、ムラサキカタバミ、ドクダミ。 紫陽花 紫陽花を見つけると 歩くスピードを落とすか、時々立ち止まってしまう。 一つだけ咲いているということはあまりないため、紫陽花の集団を見つけては、「この中でどの色合いの花が好きかなー」と考えてしまうの

          紫陽花と、ムラサキカタバミと、ドクダミ。

          天気の話を楽しめる人に。

          「今日はいい天気ですね」 「そうですね」 この会話をどう感じるかは、その時の雰囲気や、話し相手との関係性、互いの体調など色々含めて、時と場合によるだろう。 先日、美容院にて 初めましての美容師さんと、“天気”の話をした時のこと。 「今日はいい天気ですね」からスタート その日は面白いことに、2人の美容師さんと「天気の話」スタートで会話が広がっていった。 「今日はいい天気ですね」 「そうですね。昨日は雨でしたもんね」 「雨だとジメジメしているし、髪の毛も広がっちゃって…

          天気の話を楽しめる人に。

          私がワンピースを着る理由

          私は、ワンピースを着ることが多い。 今日も含め、夏の近づく足音を肌で感じながら 最近は、長袖から七部丈、半袖、ノースリーブと、袖丈が短くなっていく数ヶ月後に想いを馳せている。 中学生の頃まで、スカート自体ほとんど履かなかった。 理由は今思えば、取るに足らないものだ。 要は、着る勇気がなかったのだろう。 自分の気持ち的にも、世間体も含めて。 しかし大学に行くと 周囲のみんなが、自分の好きな服を好きなように、しかも自信満々に着ている姿をみて、かっこいいと思った。 その

          私がワンピースを着る理由

          「また来るからね。行ってきます」

          台風の雨が降っていた。 急に強くなったり、弱まったりを繰り返しながら 斜めに降りつける雨に対し、垂直に傘を向けて歩く。 今日は、長らく入院している祖母に挨拶をしてきた。 もう話すことはできない状態だけれど きっと会話はできた、と思う。 コロナが流行した頃から、祖母が入院している病院では 透明のビニールのカーテン越しに お互いマスクをして 10分間 付き添いは最大2人 という条件付きの面会となった。 病室ではなく、ナースステーションのような受付の前で、そのまま寝られるベッ

          「また来るからね。行ってきます」