ましろ

歌を歌ったり、文章を書いたり。音楽講師。歌、自然、本、映画、紅茶が好きです。好きなこと…

ましろ

歌を歌ったり、文章を書いたり。音楽講師。歌、自然、本、映画、紅茶が好きです。好きなこと、日々の暮らしで感じたことを綴ります。

マガジン

  • 言葉のおまじない🪄

    言葉はあらゆる魔法の起源。言葉のおまじないが、ほんの少しでも日々の助けになりますように。

  • 読書感想文📚

    読了後の余韻をつらつらと。消えないように、忘れないように。もう一度、心に刻むように、綴っています。

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固定された記事

誰に向かって書いているのか

ただの日記であり、まるで独り言のような拙い文章を、読んでくださり、スキやコメント、さらにマガジン追加までしてくださる方々がいる。 本当に嬉しい気持ちでいっぱいな…

ましろ
1か月前
128

優しくて上品な、愛。

先日、久しぶりに 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を観た。 私の大好きな映画だ。 不思議なことに、何度もみていると その時々によって、自分に響く言葉や場面が少し変わっ…

ましろ
1日前
33

夢うつつ

蝉の声で、目が覚めた朝。 夢の世界から、現実の世界へ。 まどろみながら、夢うつつ。 今日はなんだかその過程がとてもゆっくり感じられたので、なんでもない今日の朝の…

ましろ
3日前
33

自由すぎて、不自由を求めていた

「なんでもいいよ」 「どこでもいいよ」 「どうにでもなるよ」 という「自由」な選択肢で悩む時。 嬉しくて、楽しくて、ワクワクして… でもしばらくすると…自ら自由を手…

ましろ
5日前
55

数分間。手芸屋さんにて。

今日は久しぶりに手芸屋さんへ。 布の匂い。 ほのかに金属の匂い。 オルゴールのBGM。 小さな音量で流れる、小さなテレビの音。 小さな話し声。 そして、一人静かにミシ…

ましろ
7日前
54

ばくばく、むしゃむしゃ。

お腹が空いていた。 自分の予想をはるかに上回っていた。 空腹状態で食べるものは、本当に美味しくてたまらなくて 「よく噛まなきゃ」と思う気持ちとは裏腹に ばくばく、…

ましろ
10日前
48

アガパンサスと、梅雨と初夏。

最近、道を歩けば、アガパンサスが咲いている。 とても綺麗だ。 数年前。実家の近くに、とても可愛らしい洋館のような平屋のお家を発見した。その庭に咲き誇っていたたく…

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2週間前
75

目的のない旅路に、余暇を。

今日は、軽く掃除をした。 サラサラと汗が流れ出る。…なんて暑いのだろう。 これではまるで、家事がスポーツになってしまう。 「暑い」というだけで、身体が疲れる夏。 …

ましろ
2週間前
53

蝉の鳴かない猛暑の日

扉を開けると 湿気と熱気を含んだ、大きな魔物に飲み込まれたような感覚だった。 とても暑い。真夏のようだ。 …と思ったけれど、何か夏っぽさが足りない。 そもそも、何…

ましろ
2週間前
44

「信じる」という選択。

中高生の頃。 「頭痛がひどいので、学校をお休みします」 この言葉を、言葉通りに信じてくれた先生が、どれくらいいただろうか。 …そして、大人になった今でも同じよう…

ましろ
2週間前
47

100円の娯楽

数日前。 母が100円ショップで買ってきた、200ピースのジグソーパズルが完成した。 パズルに集中した数時間と、この達成感。 これが…100円。 最近お金をかけたどの娯楽…

ましろ
3週間前
41

蝶の小さな羽ばたきで。

「バタフライ効果(butterfly effect)」という言葉が、ずっと頭の中で反芻している一週間。 “蝶の小さな羽ばたきが、巡り巡って、最終的に地球の裏側で竜巻を起こす”と…

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3週間前
39

「今、どのくらい元気?」

自分の「元気レベル」が今、どれくらいなのか。 感情とは別で、自分の行動パターンのみを考えた時 その目安となるものが少しわかったような気がしたので、残しておこうと…

ましろ
3週間前
56

一つの言の葉

今日は会社を休んでしまった。 原因は昨日の記事でも書いた、家の問題だ。 体調不良ではない。…と言いたいが、実は心もかなり弱ってきている。 そんな中、今日は救われ…

ましろ
4週間前
44

「“今”以下にならないで」

“「最近いいことないなー」なら全然いいんだけど、 「地味に嫌なことが立て続けに起こる」のはそろそろ神様ご勘弁を…。” これは、私が10代の頃に時々こぼしていた言葉…

ましろ
1か月前
49

ものを捨てる時は。

昨日、長い間お世話になった「もの」たちとお別れをした。 感謝の気持ちを込めて 思い出を振り返りながら、思いを綴ろう。 ふわふわのカーディガン 出会いは、春。 お…

ましろ
1か月前
45
誰に向かって書いているのか

誰に向かって書いているのか

ただの日記であり、まるで独り言のような拙い文章を、読んでくださり、スキやコメント、さらにマガジン追加までしてくださる方々がいる。

本当に嬉しい気持ちでいっぱいなのです。
心から、ありがとうございます。
全員に伝えたいけれど、まずはここで記事にしてみよう。
…どうか、届きますように。

noteを始める前、私は「紙の日記帳」に、毎日のように日記を書いていた。
では、ここで記事にしている日記は「いっ

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優しくて上品な、愛。

優しくて上品な、愛。

先日、久しぶりに
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を観た。
私の大好きな映画だ。

不思議なことに、何度もみていると
その時々によって、自分に響く言葉や場面が少し変わっているように感じる。

『ALWAYS 三丁目の夕日』
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』

作品は、3部作。
舞台は昭和30年代。東京タワーのすぐそばにある、下町に住む人々の暮らしを描いた

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夢うつつ

夢うつつ

蝉の声で、目が覚めた朝。

夢の世界から、現実の世界へ。
まどろみながら、夢うつつ。

今日はなんだかその過程がとてもゆっくり感じられたので、なんでもない今日の朝の一幕を、ちょっとだけ小説のように書き残してみた。

…遠くで蝉の声が聞こえる。

…あれ。私は今、どこにいるのだろう。

さっきまで甥っ子たちと親戚と、あとはなんだかよく知らない人たちと一緒に、ショッピングモールでワイワイ過ごしていたの

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自由すぎて、不自由を求めていた

自由すぎて、不自由を求めていた

「なんでもいいよ」
「どこでもいいよ」
「どうにでもなるよ」

という「自由」な選択肢で悩む時。
嬉しくて、楽しくて、ワクワクして…
でもしばらくすると…自ら自由を手放そうとしていることがある。

自由すぎて、不自由を求めていた

ここ数日、先日手芸屋さんで購入してきたパーツや道具を使い、新たに何か作ろうと、頭を働かせ、手を動かそうとしていた。

誰かに頼まれたわけでもない。
何を作ってもいい。

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数分間。手芸屋さんにて。

数分間。手芸屋さんにて。

今日は久しぶりに手芸屋さんへ。

布の匂い。
ほのかに金属の匂い。
オルゴールのBGM。
小さな音量で流れる、小さなテレビの音。
小さな話し声。

そして、一人静かにミシンを動かす店員さんの
小さな声の「いらっしゃいませ」。

普通に考えればなんてことない光景なのだけど
手芸屋さんはいつも、ちょっとだけ独特な雰囲気を感じる。

色々な種類の布
細い糸
太い紐
皮のベルト
レース
ボタン
リボン…

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ばくばく、むしゃむしゃ。

ばくばく、むしゃむしゃ。

お腹が空いていた。
自分の予想をはるかに上回っていた。

空腹状態で食べるものは、本当に美味しくてたまらなくて
「よく噛まなきゃ」と思う気持ちとは裏腹に
ばくばく、むしゃむしゃと食べてしまった、最近の食事のこと。

食欲 VS 理性

規模は小さいけれど
“食欲”と“理性”との壮絶な戦いだった。

最近食べたものの中でも
サラダ、おにぎり、そうめん。
これらの戦いは特に印象に残っている。

サラダ

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アガパンサスと、梅雨と初夏。

アガパンサスと、梅雨と初夏。

最近、道を歩けば、アガパンサスが咲いている。
とても綺麗だ。

数年前。実家の近くに、とても可愛らしい洋館のような平屋のお家を発見した。その庭に咲き誇っていたたくさんのアガパンサスを、この時期になると毎年思い出す。

この時期って、梅雨なのか、初夏なのか…などと考えながら
『言の葉の庭』のパズルに励んだ、数日前の数時間のこと。

「アガパンサス」を想う

私とアガパンサスとの出会いは、ドラマ『結婚

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目的のない旅路に、余暇を。

目的のない旅路に、余暇を。

今日は、軽く掃除をした。
サラサラと汗が流れ出る。…なんて暑いのだろう。
これではまるで、家事がスポーツになってしまう。

「暑い」というだけで、身体が疲れる夏。
その疲れにもバテ方があって…と、そこから思考が派生して、好きな言葉を思い出した今日の話。

夏の家事ルーティン

夏の家事。
掃除、料理、食器洗い、買い物の行きと帰り道。

これらは、特に汗をかく。

“体を動かすもの”と、““火”や“

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蝉の鳴かない猛暑の日

蝉の鳴かない猛暑の日

扉を開けると
湿気と熱気を含んだ、大きな魔物に飲み込まれたような感覚だった。

とても暑い。真夏のようだ。

…と思ったけれど、何か夏っぽさが足りない。
そもそも、何がこれまで夏っぽさを感じさせていたのだろう。
…なんてことを、体温が1.5度ほど上がってしまったような、ホカホカの頭でぼーっと考えていた午後のこと。

「これぞ、晴れた夏の日だ」と感じるものを考えてみる。

“昼間”は

ピカーッとま

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「信じる」という選択。

「信じる」という選択。

中高生の頃。
「頭痛がひどいので、学校をお休みします」

この言葉を、言葉通りに信じてくれた先生が、どれくらいいただろうか。

…そして、大人になった今でも同じような体験をすることがあって、私は時々考える。「信じること」について。

本当なのに。

「頭痛がひどい」という言葉に嘘はなかった。

ベッドから起き上がれないほどの痛み。
殴られているような、脈打つような、締め付けられるような…と、色々な

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100円の娯楽

100円の娯楽

数日前。
母が100円ショップで買ってきた、200ピースのジグソーパズルが完成した。

パズルに集中した数時間と、この達成感。

これが…100円。

最近お金をかけたどの娯楽よりも
なんだかとても有意義なものに感じたのだった。

大人の自分も真剣に取り組み、十分に楽しめたため
「対象年齢6才以上」というワードに、ちょっとだけたじろいだ。

ピースが、すぐに折れてしまうような弱々しい紙だったことに

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蝶の小さな羽ばたきで。

蝶の小さな羽ばたきで。

「バタフライ効果(butterfly effect)」という言葉が、ずっと頭の中で反芻している一週間。

“蝶の小さな羽ばたきが、巡り巡って、最終的に地球の裏側で竜巻を起こす”というような意味だったと思う。

…私は今、ほんの些細な出来事の影響を、もろに受けているような気がしている。

日本でいう「風が吹けば桶屋が儲かる」
ということわざに似ているのかな、と思ったけれど、こちらは
「関係のないとこ

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「今、どのくらい元気?」

「今、どのくらい元気?」

自分の「元気レベル」が今、どれくらいなのか。

感情とは別で、自分の行動パターンのみを考えた時
その目安となるものが少しわかったような気がしたので、残しておこうと思う。

元気がないレベル「1」

まずは、レベル1だ。
こんな感じの時、ちょっと元気がないかもしれない、というレベル。

□ noteで記事を書けているか

自分用ではなく、少しだけ“読み手を意識した文章”を書くということができているか

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一つの言の葉

一つの言の葉

今日は会社を休んでしまった。

原因は昨日の記事でも書いた、家の問題だ。
体調不良ではない。…と言いたいが、実は心もかなり弱ってきている。

そんな中、今日は救われた一言があった。
この一言で、私は本当にみるみるうちに元気を取り戻していった。

その一言は…

「任せて!」

厳密に言えば、救われたのは二言だ。

「安心して大丈夫だよ」
「任せて!」

連絡をした時、レッスンのこと、研修のことなど

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「“今”以下にならないで」

「“今”以下にならないで」

“「最近いいことないなー」なら全然いいんだけど、
「地味に嫌なことが立て続けに起こる」のはそろそろ神様ご勘弁を…。”

これは、私が10代の頃に時々こぼしていた言葉である。

“「今」以上”の幸せは求めないから
その代わりに
“「今」以下”になるような不幸は起こらないでくれ。

と言いたかったのだと思う。
…そして10年以上経った今でも、そう思うことが時々ある。

雲行き

今月から始まった私の新

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ものを捨てる時は。

ものを捨てる時は。

昨日、長い間お世話になった「もの」たちとお別れをした。

感謝の気持ちを込めて
思い出を振り返りながら、思いを綴ろう。

ふわふわのカーディガン

出会いは、春。

お気に入りすぎて春はなかなか着られず、頻繁に着るようになったのはその年の秋からだ。
最初は、秋や冬に、おしゃれ着で。
毛玉が目立ってくると、部屋着として家の中で。
それでもだいぶヨレてきて、最近はパジャマの上に、寒い時だけ着ていた。

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