Kitai

他人の人生はおもしろそ~!? 人の数だけ様々な出来事があふれている世の中。 日常の中で…

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他人の人生はおもしろそ~!? 人の数だけ様々な出来事があふれている世の中。 日常の中で悩んだり、笑ったりしながら、 筆者が感じたことや学んだことをコラムにしています。 あなたの毎日がもっとカラフルに動き出す。 WEBサイトはこちら⇒https://rk-kitai.org/

マガジン

  • ちょっとマニアックなわくわくコラム

    中央学術研究所のスタッフが、それぞれに興味のあることを発信します。 少し凝った内容となっています。 読むことで、あなたの世界が広がるかも・・・?! あなたの好きなことが引き出されるかも・・・?!

  • その時、菩薩を観じた!

    日常の中で、「菩薩」を観じたことありませんか? 「感じた」だけでなく「観た」という方もいるかと思い、あえて「観じた」を使っております。 ここでは、実際の体験から菩薩を観じたエピソードをご紹介します! 菩薩が何かわかる方もわからない方も、身近な「菩薩」を観じていただければと思います。

  • HOJU成長物語~今月私が感じたこと~

    ここは、東京にある芳澍(ほうじゅ)女学院情報国際専門学校。 親元を離れて生活している芳澍生が、感じていることをお届けします。 ここには何人もの学生が登場します。 卒業までに、どのような気づきをして成長していくのか、 一緒に見守っていただけると嬉しいです。

  • うちのちっちゃな物語

    これは、立正佼成会の女性教会長たちの「うち」で起こった物語。 どこのうちにもあるような事件。あるいは見逃してしまいそうな些細なできごと。 夫婦のこと。子育てのこと。嫁、姑のこと。。。 そんなささいな当たり前のことに、視線を向け、こころを傾け感じた、家物語です。 アルアルと「共感物語」 へー、そんなものかと「感心物語」 自分にはできないなと「他人ごと物語」 そんな間抜けなことしないよと「優越感物語」 ・・・・・・ どんな気持ちが味わえますでしょうか。

  • ちょっと聞いて~-母と向き合う私のものがたり-

    認知症が進む実母と奮闘する毎日。 幼い頃は憧れだった母の姿。老いてゆくことは当たり前のこと。いつかは来ると覚悟はできていたつもり。私もゆく道なのだから。怒りたくない、理解してあげたい、時間を大切に過ごしたい。 それなのに…、心と頭と言葉とごちゃごちゃしてしまう、そんな私と母のものがたり。私だけ?と孤独を感じている方たちに届けたい。「ここにもいます。あなただけじゃない」 私と母の物語が、誰かの何かになれたら。 私の「ちょっと聞いて~」、軽い気持ちで雑談するように読んでもらえたら嬉しいです。

最近の記事

お経をあげるのがちょっと楽しみになるエピソード

中央学術研究所 学術研究室 宇野 哲弘 <エピソード2> 観察の行に徹した 摩訶拘絺羅(まかくちら、Mahākoṭṭika,またはMahākoṭṭita) 序品の最初のページの舎利弗や目連と共に説法会座に連なる弟子として紹介される摩訶拘絺羅。この名前、確かにお経をのなかで見たことはあるが、一体この人はどういう人なのか?舎利弗から8番目に名前が出てはいるが、十大弟子には入っていません。 「気になる。」 ということで今回は摩訶拘絺羅について色々と考えてみます。 こころ

    • 観音(すっぽん)菩薩

      TAGA ある朝、緊急事態発生! 少し流れが悪いかなと思っていたトイレ、流れたのに水がどんどん溜まってきてあふれるかと思いきや少し落ち着いて、治ったのかなともう一回レバーをまわしてみた。次こそあふれるかと思うほどに水が溜まって大慌て。 家には二か所トイレがあったので、家族にはもう一つのトイレを使うように伝えたけれど、仕事に行かねばならず、そのまま家を出て朝からドタバタだった。通勤途中、帰りに「すっぽん」買って帰らないといけないな~と思いつつ、出番の少ない生活用品を購入しない

      • 卒業する先輩へ

        4月から2年生。憧れの先輩への想い綴ってみました。 2年生  私の寮のお部屋では、入寮当初、一週間に二回、ハートトークの時間を作ってくださいました。「これまでの自分について」や「これから何をしていきたいか」など過去・現在・未来をテーマに、お互いを知る機会をいただけました。私は、先輩方の話を聞かせていただき「こんなに思いやりのある人って凄い‼︎」と感動すると同時に、私自身の芳澍への志望動機と目標に目を向けた時、焦りを感じてしまいました。  明確な目標がなく、ただ漠然と「芳澍

        • 古稀のお祝い

          エモちゃん  私の都合で延期になっていた古稀のお祝いが開催された。豪華な食事と楽しい会話。あっと言う間に時が過ぎ、そろそろ記念写真の時間になった。写真を撮る前にと、小学一年生の孫が感謝状を読み上げてくれた。堂々と背筋を伸ばして、一生懸命に私を称えてくれた。私はニコニコ、ほっこりした気持ちで幸せを感じながら聞いていたが、主人は目にハンカチをあてていた。孫が一生懸命読んでいるその姿に感動したのか、読んでいる内容に共感したのか・・定かではない。  次にプレゼントをくれた。重い箱

        お経をあげるのがちょっと楽しみになるエピソード

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        • ちょっとマニアックなわくわくコラム
          5本
        • その時、菩薩を観じた!
          9本
        • HOJU成長物語~今月私が感じたこと~
          9本
        • うちのちっちゃな物語
          20本
        • ちょっと聞いて~-母と向き合う私のものがたり-
          21本
        • B.T. ~宇宙(ソラ)を観ながら~
          5本

        記事

          家族は生きもの

          風になびく柳 家族は生きものかも知れない。 「☆♯$※!★¥%になる?」 「えっ、なに?」 「だから、☆♯$※!★年になる?」 テレビを見ている夫のそばで趣味の本を読んでいた私は、せっかくの楽しみを中断されたようで、少しムッとし「何言ってるか分からない」と返した。いつの間にか夫婦共に高齢者の仲間入りをし、活舌が悪くなり、おまけに聞き取る力も衰え、老眼鏡が手放せない。 「だからさ、俺たち結婚して何年になる?」 どうして急にそんなこと聞くのかと思いながら、夫の見ているテレビ

          家族は生きもの

          No17.私が私で居られる場所

          母はデイサービスから帰って来ると必ず私を探す。それは子どもが学校から帰って来て一番初めにお母さんを探すのと同じだなと微笑ましく思えるときもあるのだが…。 在宅ワークの日は私が家にいるのでそれでいい。問題は出勤日。デイサービスに行った母は私より2時間ほど前に帰宅する。すると真っ先に2Fに上がり、リビングに私の姿がないと手あたり次第部屋のドアを開けて私を探すのだと先に帰宅している主人が教えてくれた。それは、いつも帰るとトイレのドアや、すべての部屋のドアが開けっぱなしになっているこ

          No17.私が私で居られる場所

          「継承菩薩」invisible

          みやび 最近、義父の体調が少し悪くなってきた。それでも変わらぬ日常が流れていく・・・  そんな中でのある日の一幕。 私の息子と甥、義父から見れば孫にあたる二人がちょうど家に遊びに来てくれていた。普段は、特にお祖父ちゃん子というわけでもなく、だからといって邪険にすることもない二人。そんな二人が帰り際、義父と普段はしないような握手をして帰っていった。握手をしながら目には涙を浮かべていたという。残念ながら、私はそこに同席することはできず義母から話を聞かせてもらった。きっとそこには

          「継承菩薩」invisible

          菩薩たちも働き方改革!?

           日本人は働きすぎなのだろうか? もちろん人によって違うだろうが、1961年9月に発足した国際機関である経済協力開発機構(OECD)の統計によると、2022年ベースで加盟国38国中、日本人の労働時間は30位。つまり働いていない下位の部類に入る。 え~マジ!と驚かれる方も多いだろうが、私たちは思っている以上に働いていないようだ。  そして、この働きすぎや働くことへの問いかけは、年々、増えていくと思われる。なにせ少子化対策の代用としてAIやロボット化への勢いは加速し、SDGsに

          菩薩たちも働き方改革!?

          お経をあげるのがちょっと楽しみになる法華経エピソード

          中央学術研究所 学術研究室 宇野 哲弘 <エピソード1> 親不孝な息子を持った母の嘆き          ~韋提希夫人(いだいけぶにん)~ 韋提希夫人は妙法蓮華経(通称:法華経)序品第一に聴聞衆(教えを聴く人という意味)として登場する「阿闍世王(あじゃせおう)」の母です。 お経は、いつ、どこで、誰に、どのような教えを説いたかが説かれますが、序品でも最初に、王舎城(おうしゃじょう:インドの地名)の霊鷲山で大比丘衆といわれる人々が一万二千人参集していました。そして代表的な比丘

          お経をあげるのがちょっと楽しみになる法華経エピソード

          vol.12 「なかよし文庫のこと」

          なかよし文庫  良子さん  昨年の3月、古い我が家の1階をリノベーションをした半年後の夏、真っ白な天井と床を眺めていると、ふと「ここで何か楽しいことが出来るといいな。」と思いました。 「この辺りの子どもたちが、ちょっとだけリラックスできる場所に使ってほしい。」「ここでも素敵な本と絵本で楽しい時間を過ごせるかも知れない。」と心に決めました。 昔から考えていた訳では、ありません。 やり残した事を埋めようと、思いついたのかも知れません。 自分勝手な思いでも、主人や娘が動いて

          vol.12 「なかよし文庫のこと」

          「芳澍生活を振り返って」

          2年生Jさん  辛くて苦しいことがたくさんありましたが、芳澍で頑張れたのは、私の言葉や行動で相手を心から笑顔にしたいという目標を立てたからです。この目標は、いつも笑ってくれる同期や声をかけてくれる先輩、後輩がいるからこそ叶うものです。友達は自分では気づかない部分を気づかせてくれ、私が頑張れる活力にもなります。だからこそ、辛いことをみんなで共有することも大事ですが、私は楽しいことや幸せなことを共有するのも大事にしたいです。芳澍に入って気づいたことは、自分を見つめるということが

          「芳澍生活を振り返って」

          【うちのちっちゃな物語】わが家の親ばなれ子ばなれ

          ラピード  「お母さん、おれ大学辞めてきたから」3月になり、次の年に大学3年になる長男の授業料振り込みの準備をしていた私に、彼はボソッと言いました。「え~っ!…」いったい何が起こったのか理解できず、私は返す言葉もありませんでした。私に湧き上がってきたのは、「せっかく入学した大学なのに、なんで親に相談もせずに黙って辞めるの」という、怒りと絶望感でした。  私自身、高校、大学、企業に就職、やりがいのある仕事、結婚退社…と苦労もなく歩むことができました。だからこのコースが一番楽に

          【うちのちっちゃな物語】わが家の親ばなれ子ばなれ

          NO.16『大切なバック』

          へっぽこ娘 今母が一番こだわっているのはバッグ。寝ても覚めても自分のバッグを肌身離さず持っている。家でもトイレには必ず持って入るし、夜は自分の枕の下に敷いて寝たり、足の間に挟んで寝ていることもあるくらいだ。 以前は若い女性が通勤に持ち歩くような大きなバッグにパンパンになるほど物を入れてデイサービスに持って行っていた。どう見ても90歳になろうとしているおばあさんが持つような形状のバッグではないし、歩くのもおぼつかないのにどうしてそんなに重たいものを持つのか、いつも呆れて見てい

          NO.16『大切なバック』

          トイレの神様はいるの?

           今朝6時過ぎに歩道で高校生とすれ違う…。「朝練かな」と思いつつ、一人のアスリートの顔が浮かんだ。現・読売ジャイアンツの二軍監督である桑田真澄さんだ。  桑田さんは中学では全試合に勝利し、敵なしと言われる投手であった。 しかし、後の球界を代表するスラッガー清原和博さんとの出会いから挫折感を味わう。あまりの「体格差の違い」からくる自信喪失の想いを母に伝えると「野球を絶対に辞めてはいけない」と諭された。  PL学園に入学後、自分にできることは何かと考え、朝早く校舎へ向かいグランド

          トイレの神様はいるの?

          vol.11 迫力ありすぎた読み聞かせ!?

          えんまちゃん 「お母さんはいつも絵本を読むとき役になりきって読んでくれるでしょ。お母さんの絵本の読み聞かせ僕大好きなんだ。」  そんな息子の言葉に後押しをされ、当時息子の通う小学校の図書ボランティアに手をあげました。 図書ボランティアのメインイベントは月に一度の読み聞かせ会。 私の担当が近づきどの絵本にしようか、あれこれ迷っていた時、息子から、「この本がいい、お母さん迫力あるもん。この本読むと嘘をついちゃいけないって思うんだ。」と持ってきたのが仏教漫画『地獄と極楽』 よおー

          vol.11 迫力ありすぎた読み聞かせ!?

          NO.15『心の準備』

          へっぽこ娘 母の介護認定がおりる前に、姉弟と一度母の今後について色々相談をする機会を設けた。「要介護3」になると特別養護老人ホームに入所することができるようになるので、入所させるかどうかについてもお互いの気持ちを確認し合った。 私の介護の大変さを心配してくれている姉弟は、特別養護老人ホームは数百人の入所待ちがあると耳にしていることもあって、入所させるならなるべく早く申し込みをしておいた方がいいと提案してくれて、その方向で行くことを皆で確認することができた。 まずは、母の現在

          NO.15『心の準備』