Kitai

他人の人生はおもしろそ~!? 人の数だけ様々な出来事があふれている世の中。 日常の中で…

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他人の人生はおもしろそ~!? 人の数だけ様々な出来事があふれている世の中。 日常の中で悩んだり、笑ったりしながら、 筆者が感じたことや学んだことをコラムにしています。 あなたの毎日がもっとカラフルに動き出す。 WEBサイトはこちら⇒https://rk-kitai.org/

マガジン

  • B.T. ~宇宙(ソラ)を観ながら~

    B.T.には、様々な意味があります。 オーソドックスには、ブディズム・トランスフォーマーの略。 意味合いは、仏教の解釈とでもなるでしょうか。 もう一方では、BUT(しかし…)の意味も含まれるので、 「仏教の解釈、しかし…」これで良いの?という感じです。 宇宙(ソラ)を見上げ創造を巡らせてもらえれば幸いです…。

  • ちょっとマニアックなわくわくコラム

    中央学術研究所のスタッフが、それぞれに興味のあることを発信します。 少し凝った内容となっています。 読むことで、あなたの世界が広がるかも・・・?! あなたの好きなことが引き出されるかも・・・?!

  • その時、菩薩を観じた!

    日常の中で、「菩薩」を観じたことありませんか? 「感じた」だけでなく「観た」という方もいるかと思い、あえて「観じた」を使っております。 ここでは、実際の体験から菩薩を観じたエピソードをご紹介します! 菩薩が何かわかる方もわからない方も、身近な「菩薩」を観じていただければと思います。

  • HOJU成長物語~今月私が感じたこと~

    ここは、東京にある芳澍(ほうじゅ)女学院情報国際専門学校。 親元を離れて生活している芳澍生が、感じていることをお届けします。 ここには何人もの学生が登場します。 卒業までに、どのような気づきをして成長していくのか、 一緒に見守っていただけると嬉しいです。

  • うちのちっちゃな物語

    これは、立正佼成会の女性教会長たちの「うち」で起こった物語。 どこのうちにもあるような事件。あるいは見逃してしまいそうな些細なできごと。 夫婦のこと。子育てのこと。嫁、姑のこと。。。 そんなささいな当たり前のことに、視線を向け、こころを傾け感じた、家物語です。 アルアルと「共感物語」 へー、そんなものかと「感心物語」 自分にはできないなと「他人ごと物語」 そんな間抜けなことしないよと「優越感物語」 ・・・・・・ どんな気持ちが味わえますでしょうか。

記事一覧

あなたの扉は~真実との出会いを信じて~

 小学2年生のときに自転車で、2㎞離れた小さな本屋さんへマンガを買いに行った。令和の御代では新作マンガは平積みであろう。しかし懐かしき昭和の時代は、小さなガラスケ…

Kitai
2日前
23

お経をあげるのがちょっと楽しみになるエピソード

中央学術研究所 学術研究室 宇野 哲弘 <エピソード2> 観察の行に徹した 摩訶拘絺羅(まかくちら、Mahākoṭṭika,またはMahākoṭṭita) 序品の最初のページの舎…

Kitai
12日前
16

観音(すっぽん)菩薩

TAGA ある朝、緊急事態発生! 少し流れが悪いかなと思っていたトイレ、流れたのに水がどんどん溜まってきてあふれるかと思いきや少し落ち着いて、治ったのかなともう一回…

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2週間前
9

卒業する先輩へ

4月から2年生。憧れの先輩への想い綴ってみました。 2年生  私の寮のお部屋では、入寮当初、一週間に二回、ハートトークの時間を作ってくださいました。「これまでの…

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3週間前
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古稀のお祝い

エモちゃん  私の都合で延期になっていた古稀のお祝いが開催された。豪華な食事と楽しい会話。あっと言う間に時が過ぎ、そろそろ記念写真の時間になった。写真を撮る前に…

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3週間前
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家族は生きもの

風になびく柳 家族は生きものかも知れない。 「☆♯$※!★¥%になる?」 「えっ、なに?」 「だから、☆♯$※!★年になる?」 テレビを見ている夫のそばで趣味の本…

Kitai
3週間前
8

No17.私が私で居られる場所

母はデイサービスから帰って来ると必ず私を探す。それは子どもが学校から帰って来て一番初めにお母さんを探すのと同じだなと微笑ましく思えるときもあるのだが…。 在宅ワ…

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1か月前
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「継承菩薩」invisible

みやび 最近、義父の体調が少し悪くなってきた。それでも変わらぬ日常が流れていく・・・  そんな中でのある日の一幕。 私の息子と甥、義父から見れば孫にあたる二人がち…

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1か月前
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菩薩たちも働き方改革!?

 日本人は働きすぎなのだろうか? もちろん人によって違うだろうが、1961年9月に発足した国際機関である経済協力開発機構(OECD)の統計によると、2022年ベースで加盟国38…

Kitai
1か月前
28

お経をあげるのがちょっと楽しみになる法華経エピソード

中央学術研究所 学術研究室 宇野 哲弘 <エピソード1> 親不孝な息子を持った母の嘆き          ~韋提希夫人(いだいけぶにん)~ 韋提希夫人は妙法蓮華経…

Kitai
1か月前
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vol.12 「なかよし文庫のこと」

なかよし文庫  良子さん  昨年の3月、古い我が家の1階をリノベーションをした半年後の夏、真っ白な天井と床を眺めていると、ふと「ここで何か楽しいことが出来るとい…

Kitai
1か月前
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「芳澍生活を振り返って」

2年生Jさん  辛くて苦しいことがたくさんありましたが、芳澍で頑張れたのは、私の言葉や行動で相手を心から笑顔にしたいという目標を立てたからです。この目標は、いつ…

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1か月前
11

【うちのちっちゃな物語】わが家の親ばなれ子ばなれ

ラピード  「お母さん、おれ大学辞めてきたから」3月になり、次の年に大学3年になる長男の授業料振り込みの準備をしていた私に、彼はボソッと言いました。「え~っ!……

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1か月前
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NO.16『大切なバック』

へっぽこ娘 今母が一番こだわっているのはバッグ。寝ても覚めても自分のバッグを肌身離さず持っている。家でもトイレには必ず持って入るし、夜は自分の枕の下に敷いて寝た…

Kitai
1か月前
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トイレの神様はいるの?

 今朝6時過ぎに歩道で高校生とすれ違う…。「朝練かな」と思いつつ、一人のアスリートの顔が浮かんだ。現・読売ジャイアンツの二軍監督である桑田真澄さんだ。  桑田さん…

Kitai
2か月前
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vol.11 迫力ありすぎた読み聞かせ!?

えんまちゃん 「お母さんはいつも絵本を読むとき役になりきって読んでくれるでしょ。お母さんの絵本の読み聞かせ僕大好きなんだ。」  そんな息子の言葉に後押しをされ、…

Kitai
2か月前
15
あなたの扉は~真実との出会いを信じて~

あなたの扉は~真実との出会いを信じて~

 小学2年生のときに自転車で、2㎞離れた小さな本屋さんへマンガを買いに行った。令和の御代では新作マンガは平積みであろう。しかし懐かしき昭和の時代は、小さなガラスケースの中に新刊が2冊だけ並んでいた。白地にスカイブルーのタイトルが輝く表紙…、それが藤子不二雄さん作『ドラえもん』(第2巻)であった。
 そして、筆者が一番欲しかったひみつ道具が「どこでもドア」である。
「ハワイ」「ニューヨーク」…と行き

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お経をあげるのがちょっと楽しみになるエピソード

お経をあげるのがちょっと楽しみになるエピソード

中央学術研究所
学術研究室 宇野 哲弘

<エピソード2>
観察の行に徹した 摩訶拘絺羅(まかくちら、Mahākoṭṭika,またはMahākoṭṭita)

序品の最初のページの舎利弗や目連と共に説法会座に連なる弟子として紹介される摩訶拘絺羅。この名前、確かにお経をのなかで見たことはあるが、一体この人はどういう人なのか?舎利弗から8番目に名前が出てはいるが、十大弟子には入っていません。

「気

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観音(すっぽん)菩薩

観音(すっぽん)菩薩

TAGA

ある朝、緊急事態発生!
少し流れが悪いかなと思っていたトイレ、流れたのに水がどんどん溜まってきてあふれるかと思いきや少し落ち着いて、治ったのかなともう一回レバーをまわしてみた。次こそあふれるかと思うほどに水が溜まって大慌て。
家には二か所トイレがあったので、家族にはもう一つのトイレを使うように伝えたけれど、仕事に行かねばならず、そのまま家を出て朝からドタバタだった。通勤途中、帰りに「す

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卒業する先輩へ

卒業する先輩へ

4月から2年生。憧れの先輩への想い綴ってみました。

2年生

 私の寮のお部屋では、入寮当初、一週間に二回、ハートトークの時間を作ってくださいました。「これまでの自分について」や「これから何をしていきたいか」など過去・現在・未来をテーマに、お互いを知る機会をいただけました。私は、先輩方の話を聞かせていただき「こんなに思いやりのある人って凄い‼︎」と感動すると同時に、私自身の芳澍への志望動機と目標

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古稀のお祝い

古稀のお祝い

エモちゃん

 私の都合で延期になっていた古稀のお祝いが開催された。豪華な食事と楽しい会話。あっと言う間に時が過ぎ、そろそろ記念写真の時間になった。写真を撮る前にと、小学一年生の孫が感謝状を読み上げてくれた。堂々と背筋を伸ばして、一生懸命に私を称えてくれた。私はニコニコ、ほっこりした気持ちで幸せを感じながら聞いていたが、主人は目にハンカチをあてていた。孫が一生懸命読んでいるその姿に感動したのか、読

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家族は生きもの

家族は生きもの

風になびく柳

家族は生きものかも知れない。

「☆♯$※!★¥%になる?」
「えっ、なに?」
「だから、☆♯$※!★年になる?」
テレビを見ている夫のそばで趣味の本を読んでいた私は、せっかくの楽しみを中断されたようで、少しムッとし「何言ってるか分からない」と返した。いつの間にか夫婦共に高齢者の仲間入りをし、活舌が悪くなり、おまけに聞き取る力も衰え、老眼鏡が手放せない。

「だからさ、俺たち結婚し

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No17.私が私で居られる場所

No17.私が私で居られる場所

母はデイサービスから帰って来ると必ず私を探す。それは子どもが学校から帰って来て一番初めにお母さんを探すのと同じだなと微笑ましく思えるときもあるのだが…。
在宅ワークの日は私が家にいるのでそれでいい。問題は出勤日。デイサービスに行った母は私より2時間ほど前に帰宅する。すると真っ先に2Fに上がり、リビングに私の姿がないと手あたり次第部屋のドアを開けて私を探すのだと先に帰宅している主人が教えてくれた。そ

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「継承菩薩」invisible

「継承菩薩」invisible

みやび

最近、義父の体調が少し悪くなってきた。それでも変わらぬ日常が流れていく・・・
 そんな中でのある日の一幕。
私の息子と甥、義父から見れば孫にあたる二人がちょうど家に遊びに来てくれていた。普段は、特にお祖父ちゃん子というわけでもなく、だからといって邪険にすることもない二人。そんな二人が帰り際、義父と普段はしないような握手をして帰っていった。握手をしながら目には涙を浮かべていたという。残念な

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菩薩たちも働き方改革!?

菩薩たちも働き方改革!?

 日本人は働きすぎなのだろうか?
もちろん人によって違うだろうが、1961年9月に発足した国際機関である経済協力開発機構(OECD)の統計によると、2022年ベースで加盟国38国中、日本人の労働時間は30位。つまり働いていない下位の部類に入る。
え~マジ!と驚かれる方も多いだろうが、私たちは思っている以上に働いていないようだ。

 そして、この働きすぎや働くことへの問いかけは、年々、増えていくと思

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vol.12 「なかよし文庫のこと」

vol.12 「なかよし文庫のこと」

なかよし文庫  良子さん

 昨年の3月、古い我が家の1階をリノベーションをした半年後の夏、真っ白な天井と床を眺めていると、ふと「ここで何か楽しいことが出来るといいな。」と思いました。

「この辺りの子どもたちが、ちょっとだけリラックスできる場所に使ってほしい。」「ここでも素敵な本と絵本で楽しい時間を過ごせるかも知れない。」と心に決めました。

昔から考えていた訳では、ありません。
やり残した事を

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「芳澍生活を振り返って」

「芳澍生活を振り返って」

2年生Jさん

 辛くて苦しいことがたくさんありましたが、芳澍で頑張れたのは、私の言葉や行動で相手を心から笑顔にしたいという目標を立てたからです。この目標は、いつも笑ってくれる同期や声をかけてくれる先輩、後輩がいるからこそ叶うものです。友達は自分では気づかない部分を気づかせてくれ、私が頑張れる活力にもなります。だからこそ、辛いことをみんなで共有することも大事ですが、私は楽しいことや幸せなことを共有

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【うちのちっちゃな物語】わが家の親ばなれ子ばなれ

【うちのちっちゃな物語】わが家の親ばなれ子ばなれ

ラピード

 「お母さん、おれ大学辞めてきたから」3月になり、次の年に大学3年になる長男の授業料振り込みの準備をしていた私に、彼はボソッと言いました。「え~っ!…」いったい何が起こったのか理解できず、私は返す言葉もありませんでした。私に湧き上がってきたのは、「せっかく入学した大学なのに、なんで親に相談もせずに黙って辞めるの」という、怒りと絶望感でした。
 私自身、高校、大学、企業に就職、やりがいの

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NO.16『大切なバック』

NO.16『大切なバック』

へっぽこ娘

今母が一番こだわっているのはバッグ。寝ても覚めても自分のバッグを肌身離さず持っている。家でもトイレには必ず持って入るし、夜は自分の枕の下に敷いて寝たり、足の間に挟んで寝ていることもあるくらいだ。
以前は若い女性が通勤に持ち歩くような大きなバッグにパンパンになるほど物を入れてデイサービスに持って行っていた。どう見ても90歳になろうとしているおばあさんが持つような形状のバッグではないし、

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トイレの神様はいるの?

トイレの神様はいるの?

 今朝6時過ぎに歩道で高校生とすれ違う…。「朝練かな」と思いつつ、一人のアスリートの顔が浮かんだ。現・読売ジャイアンツの二軍監督である桑田真澄さんだ。
 桑田さんは中学では全試合に勝利し、敵なしと言われる投手であった。
しかし、後の球界を代表するスラッガー清原和博さんとの出会いから挫折感を味わう。あまりの「体格差の違い」からくる自信喪失の想いを母に伝えると「野球を絶対に辞めてはいけない」と諭された

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vol.11 迫力ありすぎた読み聞かせ!?

vol.11 迫力ありすぎた読み聞かせ!?

えんまちゃん

「お母さんはいつも絵本を読むとき役になりきって読んでくれるでしょ。お母さんの絵本の読み聞かせ僕大好きなんだ。」
 そんな息子の言葉に後押しをされ、当時息子の通う小学校の図書ボランティアに手をあげました。
図書ボランティアのメインイベントは月に一度の読み聞かせ会。
私の担当が近づきどの絵本にしようか、あれこれ迷っていた時、息子から、「この本がいい、お母さん迫力あるもん。この本読むと嘘

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