マガジンのカバー画像

B.T. ~宇宙(ソラ)を観ながら~

10
B.T.には、様々な意味があります。 オーソドックスには、ブディズム・トランスフォーマーの略。 意味合いは、仏教の解釈とでもなるでしょうか。 もう一方では、BUT(しかし…)の意…
運営しているクリエイター

記事一覧

虫のささやき&霊感 そしてG!- 一念三千(2) -

「シンクロニシティ」という言葉がある(・・)?? 哲学者ユングが提唱し、日本語では「共時性」と言い 私たちには「虫の知らせ」という言葉の方が耳に馴染(なじ)む… 母は言う… 「寝付けなかったのよ~」 「フトンから出て、玄関前のトイレに行くと…」 「大恩人が玄関に立っていたの!もうビックリ‼」 その時… 「あ~、逝かれたなと思ったわ…」(〜 ̄▽ ̄)〰 後日、その時刻に大恩人が旅立たれたと聞かされ、筆者もビックリ‼ どうも霊的能力の高い方の「虫の知らせ」は、直球勝負の様だ…

保護猫にみる宇宙からの息吹き    ~一切衆生悉有仏性~

皆さんは、保護猫をご存知だろうか? おうちがない。飼い主がいないなどの理由でレスキューされた猫たちをいう   最近では、日本テレビ「嗚呼‼みんなの動物園」で紹介され、サンシャイン池崎さんや多くの芸能人が自宅で保護猫を育てる姿をご覧になった方もいるのではないか…   保護猫たちは、人間への警戒心からケージの奥や部屋の隅に隠れてしまう。それを芸能人の方たちが食事やおやつを与え、かりに「シャー!」と猫に怒られても、人間への怖さをぬぐうために、あの手この手で新しい飼い主に渡せる状態に

SLAM DUNKと煩悩即菩提 ~辛さを超えて~

20年以上まえ、フィリピンを訪ねた… 道々で“Sakuragi”と叫ぶ高校生がいた  “Sakuragiはどういう意味⁉ タガログ語?”と返すと 若者たちは、爆笑しながら“SLAM DUNK”とバスケの恰好で応えた 「あ~、桜木花道か」と日本アニメがフィリピンで大人気だと知った 嬉しかった(^^♪ 2022年12月「THE FIRST SLAM DUNK」が公開。 2023年の映画興行収入トップは、 158億7千万円で「THE FIRST SLAM DUNK」である。 国

サザン☆からYOASOBI ~そして誰~

 小学4年生のとき、筆者は交換日記をしていた。掃除道具用ロッカーの上に日記を置いては、近況報告をしあった。「好きな歌手は⁉」という流れになり、ラジカセでアカペラの歌を吹き込みロッカーに置いた。それがサザンオールスターズ『気分しだいで責めないで』だった♬  中学時代の女子生徒は、聖子ちゃんカットが風に揺れ、『3B』 の影響で、たのきんトリオが時代を席捲(せっけん)…!  高校時代は、TV出演しない松山千春さんやOFF COURSEが一世を風靡した。安全地帯『恋の予感』は名作

あなたの扉は~真実との出会いを信じて~

 小学2年生のときに自転車で、2㎞離れた小さな本屋さんへマンガを買いに行った。令和の御代では新作マンガは平積みであろう。しかし懐かしき昭和の時代は、小さなガラスケースの中に新刊が2冊だけ並んでいた。白地にスカイブルーのタイトルが輝く表紙…、それが藤子不二雄さん作『ドラえもん』(第2巻)であった。  そして、筆者が一番欲しかったひみつ道具が「どこでもドア」である。 「ハワイ」「ニューヨーク」…と行きたい場所を発するたびに、夢の国への扉が開いた♬  先日、二十代の女性から相談を

菩薩たちも働き方改革!?

 日本人は働きすぎなのだろうか? もちろん人によって違うだろうが、1961年9月に発足した国際機関である経済協力開発機構(OECD)の統計によると、2022年ベースで加盟国38国中、日本人の労働時間は30位。つまり働いていない下位の部類に入る。 え~マジ!と驚かれる方も多いだろうが、私たちは思っている以上に働いていないようだ。  そして、この働きすぎや働くことへの問いかけは、年々、増えていくと思われる。なにせ少子化対策の代用としてAIやロボット化への勢いは加速し、SDGsに

トイレの神様はいるの?

 今朝6時過ぎに歩道で高校生とすれ違う…。「朝練かな」と思いつつ、一人のアスリートの顔が浮かんだ。現・読売ジャイアンツの二軍監督である桑田真澄さんだ。  桑田さんは中学では全試合に勝利し、敵なしと言われる投手であった。 しかし、後の球界を代表するスラッガー清原和博さんとの出会いから挫折感を味わう。あまりの「体格差の違い」からくる自信喪失の想いを母に伝えると「野球を絶対に辞めてはいけない」と諭された。  PL学園に入学後、自分にできることは何かと考え、朝早く校舎へ向かいグランド

800年前のジャーナリスト

 宮崎駿監督作品の長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』がゴールデン・グローブ賞を受賞された。誠におめでとうございます。 そして、宮崎監督の前作『風立ちぬ』は、大正時代から第二次大戦前夜の、若者たちの夢や苦悩が一如となった青春群像が描かれていた。その中で、筆者の目に焼き付いているのは、何故か屋根瓦が大地を波のようにうねり襲いかかる震災のシーンである。  今から800年ほど前、たぐい稀な若きジャーナリストがいた。鴨長明という。彼が記した随筆が『方丈記』である。内容の前半は、平

ナウマンゾウが教えてくれる

「新年あけまして…」  歴史にのこる暖冬がウソのようにコートが手ばなせなくなり、TVの旅番組では、富士山や日本アルプスの雪化粧が紹介されている。実は、明治期に日本の自然の美しさに驚き、その成り立ちを徒歩で探ったドイツの若者がいた。そして彼が名づけたのがフォッサマグナであり中央分離帯ともいう。皮肉なことに日本の四季を彩る山波は、地震の温床となりえる巨大な断層から成り立っていた。  筆者が被災者の支援ボランティアへ参加したのは、北海道南西沖地震(1993)に始まり、熊本県球磨川

日本のお笑いが世界を救う - 一念三千(1)-

先日、テレビ番組でお笑い芸人さんたちが優勝を目指して競い合っている姿を見た。何気ない日常生活を切り口に、その方たちは、視聴者が爆笑するようなネタを作り、磨きを掛け、直前まで練習をされ舞台に臨まれた…。そして、その本番を判定する有名人たちは、頭をかき、もがきながら甲乙つけがたい内容を吟味され点数を付けられていた…。 日本には、おそらく数万を超える人たちが「お笑い」の世界で精進されている。しかし、その頂点ともいえる輝かしい座席は、母数に対してあまりにも少ない。そのため、彼ら彼女