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HOJU成長物語~今月私が感じたこと~

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ここは、東京にある芳澍(ほうじゅ)女学院情報国際専門学校。 親元を離れて生活している芳澍生が、感じていることをお届けします。 ここには何人もの学生が登場します。 卒業までに、どの… もっと読む
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卒業する先輩へ

4月から2年生。憧れの先輩への想い綴ってみました。 2年生  私の寮のお部屋では、入寮当初、一週間に二回、ハートトークの時間を作ってくださいました。「これまでの自分について」や「これから何をしていきたいか」など過去・現在・未来をテーマに、お互いを知る機会をいただけました。私は、先輩方の話を聞かせていただき「こんなに思いやりのある人って凄い‼︎」と感動すると同時に、私自身の芳澍への志望動機と目標に目を向けた時、焦りを感じてしまいました。  明確な目標がなく、ただ漠然と「芳澍

「芳澍生活を振り返って」

2年生Jさん  辛くて苦しいことがたくさんありましたが、芳澍で頑張れたのは、私の言葉や行動で相手を心から笑顔にしたいという目標を立てたからです。この目標は、いつも笑ってくれる同期や声をかけてくれる先輩、後輩がいるからこそ叶うものです。友達は自分では気づかない部分を気づかせてくれ、私が頑張れる活力にもなります。だからこそ、辛いことをみんなで共有することも大事ですが、私は楽しいことや幸せなことを共有するのも大事にしたいです。芳澍に入って気づいたことは、自分を見つめるということが

佼成10月号を拝読して

2年生 Iさん  佼成10月号を拝読して私には少し難しく感じました。でも、きっと芳澍に入学する前の自分だったらスッと心に入っていたと思います。何故なら、芳澍へ入学するまでは、些細なことでもすぐにイラっとしてしまい、怒ることが多く態度に出てしまうことがありました。しかし今は冷静になることと感情的にならないことを心掛けています。また、「この人はこういう人」と受け止め、相手の悪いところばかりを見るのではなく、良いところを探すようにしています。人間教育の授業や他の学生の領解を聞いて

世界一の父

2年生 Hさん 佼成9月号を拝読して、私の家族のことを言われているように感じました。ご法話の中のお言葉は私たち家族が経験したからこそ、その通りだなと当時を思い浮かべ、何も言葉が出ませんでした。父が片目を失明し、お金の問題がまとわりつく経験をしてきました。もしあの時、足りないことに目を向けずに少しでもあるものに目を向けることができていればと思いました。 自教会のブログに父が自ら立候補し代表で書いたと聞きました。その内容を読んで、私は父の心の内を初めて知ることができ、とても心

心の栄養

2年生 Gさん 私は毎朝起きると「あれ、今日なんか調子いいな!」と起きられる時もあれば、「今日の自分は元気ないな」と思いながら起きる時があります。気分が上がらない日があったりすると、その気持ちをスルーせず、『なんでこんな気持ちになるのか』考えられるようになりました。何か相手にイライラしてしまうことがあっても「きっと自分はこんなこと言われて寂しかったんだよね」と自分で自分を慰めてみたり、自分の調子が悪いなと感じた時には『頑張ってる自分』と勇気づけたり、気分が上がらない時には、

相手を思いやる大切さ

2年生 Fさん 前期は忙しい日々が続き、自分を見つめる時間もなく、淡々と時が過ぎて行きました。体に心が追い付かない日が多々ありますが、同期や後輩に八つ当たりするのは凄く嫌なので、たまに自分なりの気分転換を探して安定を保っているつもりでした。つもりだったので、気づいたら電話越しの母親に激しく八つ当たりしていました。もちろん母親には「その態度やめなさい」と怒られました。怒られて初めて「あっ今の自分やばい」と気づきました。私は自分の知らないところで人を傷つけたり、嫌な気持ちにさせ

自分の気持ちとみんなの願いに心を寄せて

~はじめに~ 今回は、2年生Eさんの物語です。 5月、生誕地練成として開祖さまのふるさとである新潟県の菅沼に一泊二日で行かせていただきました。 その中で、開祖さまの追体験として太鼓行進を行いました。 太鼓行進に参加できなかったEさんには、どのような気づきがあったのでしょうか…。 2年生 Eさん 初めて佼成6月号の題名を読んだ時、私にぴったりの内容かもしれないと心惹かれました。しかし、法話を読み進めてみると、私の好きな自然のことについて書いてあるのに、その時の私には上手く落

佼成6月号を拝読して

2年生 Ⅾさん 「自然は何一つ文句を言わず、ただ黙々とあるべき姿を見せ、多くの命を生かしてこの世をあらしめています。」という文章が自分の心の中に留まったように思えました。 自分の事として置き換えてみたときに、自分はすべての物事に対して、文句を言っているなと思いました。必ず、面倒くさいなとかやらなきゃいけないのかという言葉が出てきてしまいます。 けど、今は物事に対して文句を言う回数が減ってきていると思っています。2年生になってからすべての事に責任を持たないといけなくなり、

佼成5月号を拝読して

2年生 Ⅽさん 「人にやさしく、自分にもやさしく」というのは人によっては難しい人もいるように感じます。 何故なら、1年前までの私だったらきっとこの言葉を素直に受け入れられなかったと思うからです。 私は芳澍へ入るまで、自死を考えるほど自分に自信がなく、全ての物事を否定的に捉え、ネガティブになっている自分が嫌いでした。 そのせいか前向きに考えられる周りが羨ましくて、嫉妬心から妬みに変化していました。 また昔から誰かに褒めてもらうことや、認めてもらえたことがあまりなく自己