去る者追わず？

以前とある男性の書いたエッセイを読んだ際に、なんだか心に残った話がありました。

その方は「働くのが嫌」ということで、週に2回ほど働いて、あとはのんびり読書などをして暮らしている……というライフスタイルを実践している方で、こう書いても失礼かもしれませんが、なんだか興味深い生活をしていると思う反面、私もそういう生活をしたいなぁと思って、そのような生活を実現するための練習というか勉強として読んでいたりいなかったり……

その中で色々考えさせられたのですが、
1番心に残ったのが、
「お金」についてです。

当たり前ですが、生きていくためにはお金を稼がなくてはいけません。

そのためにほとんどの方々は嫌々、仕方がなく働いていると思います。

私が勝手に考えているだけですけど、ほとんどの人はそうだと思います。

ですからしたくもない就職活動というものをほとんどの人は経験して、それで余計に嫌な思いをしつつ、なんだかんだごまかしながら働いていく……

それがほとんどの方の人生なのだと思います。

もちろんそういう人がすべてではないでしょう。

そういう方がうらやましいですね。

話が少しそれましたが、
その方が言うのは、お金の使い方、
特にお金に好かれる使い方をする……
ということでした。

いわく、お金を気持ちよく送り出せる生活をする。
それでもでていくお金は、縁がなかった……
あるいは嫌われるお金の遣い肩をしているのではないか？
と考えるそうです。

なるほど。

お金に感情があるという考え方をしているんですね。
日常生活の何気ない……あるいは必要になってくる動作に物語性を持たせているのは、とてもステキな考え方だと思います。

いいですね。

こういう考え方好きです。

実は先日、ちょっとしたアクシデントがおきまして、
すべて私が悪いのですが、けっこうな金額の出費がありました。

普段から節約生活を送ってる私にとっては大打撃です。

でも考えてみれば、最近何かとケチケチしていた……というか、
「お金を使わずにどの程度生活できるのか」ということを常に勧化て生活していました。

そりゃあお金に嫌われてしまうかもしれませんね。

そう考えてみると、
出て行くべきお金が出て行っただけなのかもしれません。

まぁそういう風に都合よく自己解釈して、合理化して、
自分に不都合な事実をなんとかごまかしたいだけなんですけどね。

ですが、
お金が気持ちよくなるような使い方ってなんでしょう？

私はあまり物知りでも博識でもないですから、
大したことは思いつかないのですが、
やはり人のために使うことですかね？

たしかに数少ないとはいえ（少なくとも私はそう思っている）親しい友人にプレゼントをしたり、両親などの大切な人に何かの折にプレゼントを買ったりするのは、お金は出て行きますがあまりイヤな思いはしませんね。

ガス代の基本料金とかが高いと、なんだか損した気分になりますが……

なるほど。

そう考えてみるとけっこうシンプルですが、
分かりやすいお金の使い方かもしれませんね。

当たり前ですが、人はいつか死んでしまいますし、
それがいつ訪れるかは誰にもわかりません。

明日かもしれませんね。

そう考えてみると、ためておいても使わなきゃ意味ありませんからね。
銭ゲバのように？（使い方があっているでしょうか……）
お金にがめつく、ひたすら使わずにケチケチしてためても、
ためている張本人が使い切らなきゃ意味ないですもんね。

にもかかわらずひたすら預金通帳の数字に成り代わるようじゃ、
確かにお金も嫌かもしれません。

なんてことばっかり考えて、
オチはないのですが、

そんなことをふと考えていました。

ありきたりで申し訳ないですが、
1回きりの人生ですから、
どうせなら後悔のないように生きていきたいものですね。

生き方も、お金の使い方も。

※画像はみんなのフォトギャラリーからおかりしました。
ステキな画像をありがとうございます。