水瀬クミ

アニメと声優さんが好き。 シナリオ以外の文章置き場。

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最近の記事

日常を創っていく。

もう随分と前、本当に何年も何年も前のことですが、 宮城県の石巻市という所に行きました。 なぜそこへ行こうと思ったのか、その理由は忘れてしまったのですが、 ともかく行きました。 ご存じの通り、10年ほど前の震災で大きな被害を受けたところですね。 大きな揺れにも襲われたでしょうが、津波の被害もあったと思います。 震災からはすでに数年経っていた時だったと記憶しています。 海に近づくにつれて、本当に何もない土地が広がっていました。 地震の揺れなのか津波なのか、それともその

    • 桜が散る、別れの季節に

      先日とある方とメッセージのやり取りをする機会がありました。 以前とてもお世話になった方で、 最近は会ってもおらず、季節の折り目折り目に メッセージのやり取りをするような方でした。 今年の4月、新しい年度が始まったおりに、 少し遅れてではありますが、メッセージを送りました。 それからしばらくはお返事が返ってきませんでしたので、 部署移動にでもなってバタバタしてて忙しいのかな…… なんて思っていたのですが、 そんなことをフワフワ考えていた頃に、お返事を頂きました。 特にお

      • 子持ち様

        少し前からSNSなどでこのような単語を目にすることがありました。 最初は何を意味しているのかよく分からなかったのですが、 調べてみると「あぁ……」と、 なんともいえない気分になりました。 あたしは子育ての経験はありませんから、 その大変さは正直わかりません。 ですが人間を1人育て上げるのがどれだけハードなことなのか、 想像するのは難しくありません。 特に小さなお子さんですと、体調も不安定ですからね。 突然具合が悪くなってしまう…… ということもあるでしょうし、 そう

        • もっと図々しく生きて!

          先日某SNSを眺めていると、とある投稿が目に留まりました。 曰く、自分から命を絶とうとしている方の投稿でした。 どうやらかなり本気のようで、 願望というよりかは予告に近い感じでした。 その投稿以降、新たな投稿は確認されていませんので、 もしかするともうこの世界には いらっしゃらないのかもしれません。 生きる権利もあれば、自らそれを捨てる権利もある という考え方もわからなくはないですが、 もしもそういう方が身近にいたら、 とても迷惑に感じられてしまうかもしれませんが、

        日常を創っていく。

          感情のパレット

          その昔、長い休みには必ずといっていいほど、読書感想文の宿題が課されていました。 いまの教育現場でも、少なくとも小学生くらいまではあるんですかね。 学校の図書館ではオススメの本が何冊か紹介されていたり、 それを見越して、課題図書の注文なんかも受けつけていたなぁ…… なんてことを思い出します。 読書感想文。 当時の私にとっては苦痛でしたね。 読みたくもない本を読まされて、 その感想を書かなくてはいけない。 しかも…… ・文章から印象に残ったシーンを抜き出す ・自分の体

          感情のパレット

          本を広げてみて

          とあるアニメーションには とても本が好きな少女が出てきます。 司書を目指していた女性は突然亡くなってしまい 本がとても高価で手に入りにくい世界へ子どもとして 転生してしまいます。 前の世界で手に入れた知識を活かして なんとか本を作り、それを普及させようと奮闘する物語です。 確かにその昔、この世界でも本はとても貴重なもので 一部の人々しか扱うことができませんでしたね。 というか文字すら読めない一般市民も多かった時代もあったのではないでしょうか。 この作品でも触れられて

          本を広げてみて

          笑えばいいと思うよ

          とあるアニメーション映画に タイトルに付けたセリフが言われる場面があります。 とても有名な作品ですので 知っている方も多いかもしれません。 どうしていかわからない そんなヒロインに対して主人公がかけた言葉 (だったと記憶しています) ですね。 この作品に出てくるヒロインは何人かいるのですが その中でもこのキャラクターはとても人気があると感じます。 無口でミステリアスな雰囲気を放つ女性ですが 独特の魅力を持っているということでしょうか。 そういえば 以前某化粧品メ

          笑えばいいと思うよ

          淡雪

          冬の風物詩の代名詞といっても過言ではない「雪」 ほとんどの場所では冬にしかみることも、触ることもできない 特別な存在です。 触るとなんとも冷たいことは言うまでもないですが 手のひらに載せるとすぐに溶けてしまう とても儚い存在でもありますね。 時が経つのははやいもので 新しい年を迎えてから1か月という時間が流れました。 特に今年(2024年)の年明けは大きな出来事がいくつもあり 中にはそれを実感することができない人もいると思います。 それでも、時計の針は進んでしまう。

          声なんて届くはずがない。

          ここ数年、世界各地で大きな紛争が起きていますね。 もちろんそのようなことが起きるのはとても悲しいことだと思いますし そもそも国連安全保障理事会の常任理事国に加盟するような国が 侵攻に加担するという事態ですから その当時は大きく取り上げられただけであり、 中東諸国を中心に情勢が不安定な地域はいくつもありました。 最近はそしてそしてアジア地域でも活動を活発化している大国もあります。 よく「地政学的リスク」なんて単語を報道で耳にすることもありますが そのような国が近くにあると

          声なんて届くはずがない。

          忘れ去られた物語

          とあるアニメーションに「落語」をテーマとして取り上げた 作品があります。 主人公は森に住むタヌキ。 ひょんなことからニンゲンの世界へ行くことになります。 そこではニンゲンに化けて用事を済ませなくてはいけません。 そのタヌキはニンゲンに化け、色々なイタズラを仕掛けますが ことごとく見破られてしまいます。 中々上手くいかないタヌキが最後に化かそうとしたのは なんと超人気の落語家。 しかし彼女も大きな秘密を抱えていてます。 そんな2人(?)と落語が絡んだとてもユニークな作

          忘れ去られた物語

          勝手に助かっただけ

          とある小説・アニメーション作品のセリフには タイトルに付けたセリフがあります。 このシリーズでは、登場人物がそれぞれ、様々な問題を抱えています。 ほとんどはその原因が精神的なモノなのですが、 キャラクターは主人公などと協力し、試練といってもいいほどの 残酷な現実に立ち向かっていきます。 そこに登場するのが「怪異」です。 弱っているキャラクターが偶然(あるいは必然なのかもしれません) その怪異に出会ってしまい 運悪く体を乗っ取られてしまったり、 いいようにつけこまれ、自分に

          勝手に助かっただけ

          アニメってすごいのかも?

          国際交流基金の調査によると、日本のアニメーションやマンガは、 数多くの人々が日本に興味を持つきっかけとなっているそうです。 日本語学習者の6割がそのように回答しているそうです。 昔から日本のアニメーションは色々な国で再放送されていましたし マンガもたくさん翻訳されていますからね。 このような作品独自の魅力は 多くの国々で愛され、その影響力は年々拡大していることでしょう。 とはいうものの やはり物語が持つその奥深さに触れるためには日本語の理解が不可欠です。 翻訳すれ

          アニメってすごいのかも?

          その願いの裏には

          とあるライトノベルが原作になっているアニメーションに 異世界に転生してしまった少年の物語があります。 彼はいわゆる「死に戻り」ができます。 正確に書けば「できてしまう」なのですが その辺は是非本篇をご覧になってみてください。 そんな彼は、物語の途中で幾度となく挫折します。 そしてついに、すべてから逃げようと決断します。 彼の願いは確かに鮮明で、それを現実のものとする努力も 彼なりにはしていました。 それでも、どうしてもうまくいかないということはあるんですよね。 「願

          その願いの裏には

          推しは推せるときに

          この文章を書いている時には既に昨日になってしまいましたが 某大手VTuber事務所のとあるタレントさんが 突如として契約解除になってしまったそうです。 最初に書いておきますが、その理由について詮索するつもりも ここで語ることもしません。 むしろ素人の憶測というものほど厄介で迷惑なことはありません。 事務所からの発表があった以上の情報に関しては 真偽が不明でありみゃみに拡散することも避けた方がいいでしょう。 こういう時だからこそ、冷静な対処が必要です。 とはいうものの

          推しは推せるときに

          笑い合える今日の方が

          とあるマンガ・アニメーションに 「キャンプ」をテーマにした作品があります。 とても人気の作品ですし、劇場版も公開されていますから きっとそれだけで知っている方も多いと思います。 この作品の主人公は女子高生。 趣味がキャンプで、アルバイトでお金をためつつ キャンプを楽しんでいます。 やがて他の登場人物もキャンプをするようになり いつのまにかその全員でそんな趣味を楽しみます。 何気ない日常の中でキャンプに行くというのは 実はけっこうリフレッシュになるとか。 というのも、

          笑い合える今日の方が

          感動のその先に

          とあるアニメーション・マンガに 声優さんのお仕事にスポットを当てた作品があります。 主人公である3人の声優を巡る物語で、声優業界の「よくある」話をストーリーに組み込んであります。 特に声優さんが抱える業界独特の「悩み」に立ち向かってくその姿は 物語にのめり込まれると同時に声優さんの大変さも伝わってきます。 声優さんも現在ではかなり知名度を得ている職業ですから それなりの社会的な影響を与えることもあるでしょう。 その証拠……といってはなんですが 今年の初め(2024年

          感動のその先に