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心の中で描くもの

日本のとあるアニメーション作品が、アカデミー賞を受賞しましたね。
有名な監督が長い時間をかけて温めてきたアイデアを作品にしたらしく、
事前の情報は一切なかったものの、公開から世界各国で大ヒットしました。

この文章を書いている筆者は、アニメーション作品が大好きで、暇さえあればいつも見ています。
そのせいでなんにも他の事してないんですけどね……

たくさん作品を観ていると、アニメーションって、ただの絵が連続して動く映像なんて単純なものではないのだなぁとつくづく思います。

それは原作者さんなどの心で描かれた物語が、視覚と音楽を通じて命を吹き込まれた、いあわば魔法のようなものといってもいいでしょう。

アニメーション作品を鑑賞するとき、もちろんそのストーリー展開やキャラクターデザインも大事なのですが、

雑誌などのインタビュー記事などを読んでみると、その作品を作るまでの、制作に携わった方々の情熱やメッセージが、なんとなくですが感じることができます。

最近は3D技術が発達してきていることもあり、アニメーションのグラフィックがキレイな作品も増えてきたと思います。

制作者の方々の努力のおかげもあり、そんな美しい絵柄もあいまって、登場人物1人ひとりの感情などが豊かに描かれています。

作りの方々が単なる「仕事」としてではなく、「心」で描いたからこそ生まれた……のかもしれません。

今回冒頭で触れた監督の作品は世界中で人気を博していますが、やはりその美しいアニメーションと共に、何らかの深いテーマや監督の感情が込められている(と思います!)。彼らが描く風景やキャラクターには、現実世界で時折感じる暖かさや優しさ、切なさが宿ってるように感じます。

とはいっても、アニメって作るのが大変なんですよね。
時折報道されることもありますが、中には過酷という言葉でもいいあらわでないくらい、長い時間をかけているのにお給料は安い……という方々もたくさんいます。

アニメーション制作の過程だけでも、監督やアニメーターはもちろん音楽を作る作曲家、声を吹き込む声優さん。そこから広告会社の方や録音スタジオ……といった裏方の人々を考えると、想像以上の人々が関わっていることがわかります。

アニメってすごいですね。

それぞれが自分の専門分野で最高のパフォーマンスを発揮し、一つの作品を作り上げる。その全ての工程で、1人ひとりの「心」が作品に注がれているわけですね。

だからこそ、アニメーションという娯楽に分類されているものであっても、登場人物に感情移入したり、感動して泣いたりできるのかもしれません。

最近はサブスクが普及してきましたから、とても少ないお金で、無数の作品を観ることができます。

実際にそのように作品を観ていると、日本に生まれてよかったなぁとつくづく思います。


※画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
ステキな写真をありがとうございます!

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