- 運営しているクリエイター
記事一覧
04 : 熱帯夜に負けてたまるか
※クリックして曲をBGMとして流しながら読んでみてください♪
※曲はすべてお借りしています。
----------
ドカッと大きなバックを置き、デスクの下に潜りこませる。バックの中身は2泊分の着替えと本。
「おはよう。なにその荷物、どっか行くの?旅行?」
出勤して早々に先輩につっこまれた。
違うんです。実は、、と説明しようとすると
「あ、分かった。行くのね。」
月に一度の金曜日、わた
02 : 涙とレモンの夏模様
※クリックして曲をBGMとして流しながら読んでみてください♪
※曲はすべてお借りしています。
----------
夏休みに入るとたまに30℃を越える日があって
暑い、暑いと言っていたけれど
九州のおじいちゃんちはもっと暑い。
長い夏休みはおじいちゃんちで過ごすことが多かった。九州の田舎であるそこには何もなくて、毎日暇をもてあましていた。
近所に遊び相手はいない。しかたなく弟と一緒に市民プ
好きな子に対する態度
小学校を卒業したあとの春休み。
家に電話がかかってきた。
もうすぐ中学生、と
そわそわふわふわしていた時期に。
「Yuuu電話〜!石川くん(仮名)から。」
母からコードレスの電話を受け取る。
自分の部屋に入り、電話に出た。
「もしもし。。?」
石川くんは同級生。
はじめての電話。何事だろうか。
公立中学進学のわたしと違い、石川くんは中学受験をしていたはず。
「あ、Yuuuちゃん?オレ、