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思い出に浸りたいとき

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Yuuuという一人の人間のなつかしい思い出に浸る記事です。恋愛もの、青春もの。良いものも、良くないものも。お時間あるときにどうぞ♡
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ハイヒールにご用心

ハイヒールにご用心

あまり大きなケガをしてこなかったのは
きっとびびりな性格も関係している。

擦り傷、突き指、やけど、などはよくあるけれど
それはおっちょこちょいのポンコツ故。

小学校では運動系クラブに入り、中学でも運動部。(高校はバイトしたかったので帰宅部。)
包帯ぐるぐる巻きの同級生を見かけては「かっちょいい。。」と内心で呟くことはあれど、わたしが部活でそうなったことはない。
ぐるぐる巻きはがんばった勲章だ。

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05 : 目指すはイージューライダー

05 : 目指すはイージューライダー

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その日、何かが変わる気がした。

大ニュースなんて降ってこないわたしの日常。
テレビのニュースでは朝から流星群のことが話題になっていて、その流星群とやらが来るのならばわたしも見てやろうと計画をたてた、高校3年生の夏。

受験勉強に身は入らずなんだかぼけっと過ごしていた。
受験は

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04 : 熱帯夜に負けてたまるか 

04 : 熱帯夜に負けてたまるか 

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ドカッと大きなバックを置き、デスクの下に潜りこませる。バックの中身は2泊分の着替えと本。

「おはよう。なにその荷物、どっか行くの?旅行?」

出勤して早々に先輩につっこまれた。
違うんです。実は、、と説明しようとすると

「あ、分かった。行くのね。」

月に一度の金曜日、わた

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03 : 祭りのあとはサマーヌード

03 : 祭りのあとはサマーヌード

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もう、好きになっていた。

打ち上げられた花火がヒューと細く音を立てて、黒い空を高く登っていく。
高く高く、数秒かけて登った先で
ドーンと大きく花開いた。

花が開いた瞬間は強い光を放ち、となりにいる彼を明るく照らす。5秒に一度のペースで顔が映る。

キラキラとした瞳で見上げて

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02 : 涙とレモンの夏模様

02 : 涙とレモンの夏模様

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夏休みに入るとたまに30℃を越える日があって
暑い、暑いと言っていたけれど
九州のおじいちゃんちはもっと暑い。

長い夏休みはおじいちゃんちで過ごすことが多かった。九州の田舎であるそこには何もなくて、毎日暇をもてあましていた。
近所に遊び相手はいない。しかたなく弟と一緒に市民プ

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01 : 我らの夏は長く短い

01 : 我らの夏は長く短い

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「誰も恋愛感情とかないのがラクでいいよね」

わたしたちはよく遊んだ。
それぞれが社会人になってからもその関係性はあまり変わらず、休みの日には遊びに繰り出した。

朝から車に乗り込み、窓を開けて風を浴びながらの行き先は、未定。
ひたすら海沿いを走り、カニを食べに行く歌だとか、波

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匂いのキオク

匂いのキオク

わたしの前世はきっと犬ではない。

世の中には「香りとともに思い出が蘇る」という人がいるようなのだが
わたしの鼻はそんなに優秀ではない。
過去の思い出を香りで記憶しているだなんて。
みなさんの鼻はとんでもなく高性能なのだ。

わたしの鼻の記憶はあまり役に立たず鼻炎にもなりやすい。きっと前世は犬ではない何かか、落ちこぼれの警察犬で、その時のおいしそうなパンの匂いなどにつられてしまい犯人にはたどり着か

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耳フェチ

耳フェチ

何を隠そう、わたしは耳フェチだ。

耳には少しばかりこだわりがある。

少し大きめで、少し前に出ていて(立ち耳ってやつです)
キレイなアーチを描いている耳がものすごく好き。

大きすぎず、でも“少し”大きいのが好み。

髪の毛と髪の毛の間からぴょこんっと飛び出た耳なんか、最高すぎてそれでお酒飲める。
見て見て!って主張してくるむき出しの耳も良い。
おいでおいで、って手を伸ばして
ツツーってなぞりた

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卒業、時が経った今もなお忘れられないメッセージがある

卒業、時が経った今もなお忘れられないメッセージがある

「ねー。明日遊べる?」
「明日は無理かなー」
「じゃあいつ遊べるー?」
「うーん、ちょっと分からない」

小学生女子の会話が聞こえてきて、思い出した。

わたしもかつては小学生だった頃がある。
受け身で消極的な性格だったため、友達との遊ぶ約束でさえ受け身だった。
「今日遊べる?」
この言葉を言うのにかなり勇気がいった。
断られたら悲しい。
とにかく傷つくのが怖くて、聞けない。
傷つくくらいならと自

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10代20代の若者に捧ぐ

10代20代の若者に捧ぐ

自分よりも若い世代の方の記事を読むのが好きだ。
もちろん同世代の方の記事も共感や発見が多く、いつも楽しみにしている。
それ以外に、若い世代にしかない悩みや葛藤、最近の出来事を読ませていただくことも好きなのだ。

わたしは子育て中の専業主婦なので、日常的に接する人が
小学生以下と、30〜50代と決まってしまっている。

極端に接する機会が少ないのが
高校生〜20代の若い方たち。
その方たちの考えや想

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わたしがポケモンだった頃

わたしがポケモンだった頃

「Yuuuちゃーーーーん!!!!」

あら。会ってしまったね。

「あああー!今日もかわいいーーー!」

ぎゅぅっ。

はいはい。と、わたしは背中をポンポンと叩く。

中学生の頃。
わたしは目立つことは好きではなくて、照れ屋だった。
みんなに注目されるのはどうも恥ずかしい。

しかし、そんなわたしも慣れてしまったのだ。

ショートカットの彼女は、
わたしより身長が10センチは高く、活発でボーイッシ

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もうすぐ命日だったりする。

もうすぐ命日だったりする。

思い出というものは美しいものだけではない。

それは、わたしの故人に対する想いとは別物で
大切な人だったとしても、だ。

身近な人であればあるほど思い出の数は多く、
思い出の数が多ければ多いほど、その思い出の種類も多様だ。

父が亡くなって20年以上経つ。
もう何回忌かもパッと答えられないほど昔になってしまった。
父が亡くなった年齢と、今のわたしの年齢は
1年前に追い越してしまって。
もちろん、わ

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山と先輩に救われた日。

山と先輩に救われた日。

「なんか、似てるよね。」
と、先輩は言った。

会社勤めをしていたころ、同じ部署の女性の先輩たちと仲良くさせてもらっていた。
わたしは転職組だったのだが、キャリアも年齢も上の、5人の先輩のグループに入れてもらった形になる。
そこで出会った2つ歳上のまみさん(仮名)が言ってくれた“似てる”という言葉。

まみさんは美人でさっぱりした性格、交友関係が広く男女年齢関係なく飄々とした態度、でも面白くて多趣

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好きな子に対する態度

好きな子に対する態度

小学校を卒業したあとの春休み。
家に電話がかかってきた。

もうすぐ中学生、と
そわそわふわふわしていた時期に。

「Yuuu電話〜!石川くん(仮名)から。」
母からコードレスの電話を受け取る。

自分の部屋に入り、電話に出た。

「もしもし。。?」

石川くんは同級生。
はじめての電話。何事だろうか。
公立中学進学のわたしと違い、石川くんは中学受験をしていたはず。

「あ、Yuuuちゃん?オレ、

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