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東京修行僧日記

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カンボジアで得た学びを東京でも体現できるよう、日々と格闘する修行僧の日記です。
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#ひとりごと

夢見がちと言われても、夢をみていたい

夢見がちと言われても、夢をみていたい

強く明確に描く夢は、現実になる。

偶然が重なって、今度また私の夢が叶うことになった。
それは、私がチキン屋台をするために、カンボジアに少しの期間だけ1人で住んでいたときの夢。

「2人で、短くても良いから海外に住んでみたい」

当時は彼氏だったその人は、今は夫になって、変わらず隣にいてくれる。
そんな大切な人と、私が大好きな海外に住んでみたい……そんな風な夢だった。

夢見がちでいいじゃんまあそ

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私の家には、開かずの間があった

私の家には、開かずの間があった

ホラーじゃないけど、
少し怖いかもしれないハナシ。

私が小さい頃に住んでいた家は一軒家だった。

2階建てで、昔の一般的な広さの都内の家。

その家の2階に、
たぶん12畳くらいの開かずの間があった。

誰の気にも留められない開かずの間私が物心ついた時から、その部屋は開かずの間だった。

その部屋は当たり前のように誰も開けなかったし、誰も気に留める様子もなかった。
だから、まるでそこに部屋なんて

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愛に生きること

愛に生きること

カンボジアに行く前の私は、自分にとって本当は何が大切なのか、わからなかった。

当時の私には、それが地位かもしれないし、名声かもしれないし、安心かもしれないし、達成感、優越感、他者からの承認や賞賛、自己実現、成長、回復、安定、お金‥‥かもしれなかった。

とにかく、そういう上滑りしていくようなキーワードに縋るしかない自分に焦っていて、本当に大切にしたいものが何なのかわかっていなかった。

カンボジ

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私の第二章、Ready?

私の第二章、Ready?

カンボジア屋台経営を終えて帰った後、
2年間くらい、ずっと深く深く潜った。
私のことだから、どうせまたいつか何かをやりたくなるだろう。
そう思って、何もかもやりきって燃え尽きた自分を認めた。

そして、またやりたいことができた。
私はそろそろ、また頑張ろうと思うので書く。

私の中では、ダウンタイムは必ず必要なもので、
しかも今まで全く経験したことがないくらいに
毎日頭を働かせて、行動して、発信し

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悩んだっていいじゃないか

悩んだっていいじゃないか

「人は考える葦である」って言葉を聞いて
昔から、なるほど、そうかもしれないと思っていた。

人だから考えるし、考えるから喜怒哀楽する。

そのことは何も悪くないし、
生きてるって、そういうことだと思う。

ネガティブでもポジティブでもどんな感情にしても、
自分の中に揺れ動く感情があることは
大切なことだと思う。

私は精神が底を尽きてくると感情がなくなるので、
感情があることは元気な証拠でもあると

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ああ、私は大人になったんだ。

ああ、私は大人になったんだ。

不意に、そう思う瞬間があった。

例えば、今の私の家には飼っているヘビがいる。

子どもの頃は、どんなに生き物を飼いたいと言っても
お母さんにダメっていわれてた。

理由は、私が世話をしきれないことと、
死んじゃった時に悲しいから。
(確かにその通りなんだけどね)

だから、今の家にヘビを連れて帰ってきたときには
なんともいえない感慨深い気持ちになった。

ああ、いいんだ。生き物を飼っても。

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続けられることは才能だ

続けられることは才能だ

私はいろんなことを3日坊主でやめる天才だ。

小さい頃から飽き性で、
はじめたい!とはじめては直ぐにやめた。
(堂々と言えたもんじゃない)

それでも自然と続いたことは、
自問自答……内省くらいだろうか。

年が離れた姉妹がいるが、
気持ちとしてはほぼ一人っ子。
一人遊びの延長で、
小さい頃から自分と話す機会が多かった。

ぜんぶヒトそれぞれヒトによって、息を吸うように
自然にできることは違う。

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何をしてもダメなら、好き勝手に生きていく。

何をしてもダメなら、好き勝手に生きていく。

昔、全部周りに合わせて当たり障りなく生きようとしたら、自分が何をしたいのか、何が好きなのか、わからなくなった時期があった。

そんな時期を経て、今の私がある。
でも、どんな時の私もぜんぶ、今の私へ繋がっている。

人は毎日たくさんのことを決めている明日、何時に起きようか。
起きる時間になったけど、二度寝してしまおうか。
朝ごはんは食べるか、食べないか。
自炊するか、買うか、外に食べに行くか。
仕事

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心を鍛えるために

心を鍛えるために

前に、上司に言われた言葉がある。

「心と体は繋がっている。だから、心ではなく体を鍛えるんだよ。」

ちょっと納得したし、納得しなかった言葉だ。

確かに、熱が出て寝込んでいるときは心も下を向く気がするけど
別にゴリゴリに鍛えていなくとも、心はハッピーで居られると思ったからだ。

でも今はなんとなく理解できる。

心を鍛えることは容易でないそう。心を鍛えることは容易ではない。

心の強さは一般的に

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「普通」は人によって違う

「普通」は人によって違う

何年一緒にいたって、他人は他人だ。

他人らしく、お互いを尊重する心を失ってしまったら、
その関係は終わりだと思う。

相手は自分の持ち物ではないどんなに近づこうとも、自分が生まれ落とした命であろうと、
その人は、私の持ち物ではない。

相手にも気持ちがあって、考えがあって、したいことがあって、
そうやって自由に生きる人間だ。

自分の思い通りにならないから、してもらえないからと
腹を立てることは

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前言撤回する勇気を持つこと

前言撤回する勇気を持つこと

昨日の朝早く、大学時代の後輩から連絡が来た。

「会社を辞めるか残るか、今日決めないといけない」

彼女には以前から、やりたいことがあった。

今の会社のポジションや、空いているポジションへの異動では、その夢が叶わないから転職を決意したと言っていた。

聞けば、辞めると言い始めて会社から引き止められる‥‥というやりとりは今回2度目。

「今度こそは」と思った矢先、
会社から新しいポジションを作るか

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会えることの有り難さ

会えることの有り難さ

1日は24時間。

誰にでも等しく与えられている。一応。

(組織のトップは、また少し勝手が違って、
チームメンバーの時間をいくらか自分の為に使うこともできるけど)

決められて、毎日等しく分配される「時間」

最近は時間の概念が少し変わってきたように思う。

可処分時間の使い方コロナウィルスが蔓延して、私たちの生活は劇的に変わった。

「オリンピックがあるから時差出勤やテレワークを導入しようね」

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つらつらと連ねる

つらつらと連ねる

なんてことない1日は、それでももう、2度とこない。

「2020/08/05」今日という日は、今日だけしかない。

今、ここ。

そこに本当に私は生きていただろうか。

なんてことを日々考えているから、馬鹿だなあと色んな人に笑われる。

けど、私はそんな馬鹿であり、そういう私が好きなのだ。

「いつか勝手に気付くから」
そのときまで、好きにさせて。

2020/08/05の出来事今日は、同居人が餃

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自分の言葉、誰かの言葉

自分の言葉、誰かの言葉

発散する時期と潜っていく時期がある。
自分の言葉を発していくときと、誰かの言葉を呑み込んでいくとき。

でも、潜りすぎると現在地すらわからなくなることもある。
発散するときも同じ。大事なのはバランスかもしれない。

このあいだ、息の詰まりそうな狭い部屋をやっと解約して、
大きな部屋に引っ越しをした。

それからはリハビリをするようにゆっくりとだけど、毎日を取り戻している。
なんたって、とっても私好

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