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終わりゆく資本主義・ポスト資本主義を考えるマガジン

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#共同創造

テクノロジーの発達と「識別力」「倫理観」

先日、日曜日に行った読者様との対談感想記事の続きになります。(前回の内容についてはスカイプ対談&自分を知ることの大切さの記事をご覧ください。)対談相手のAさんはIT、テクノロジーの分野と英語に長けた方でしたので、必然的にそういった話題が多くなりました。私自身も以前からAIやネット系の記事を書いたりしており、ITやテクノロジーの発達と社会構造の在り方の変化には常に注目しています。Aさんも私も、テクノ

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とにかく「しくみ」が肝。新しいしくみを考えませんか

この世のしくみや構造を知ろうとし、学ぶことが大切だという話をここ数日書いています。過去にも会社や公務員の組織などにおいても、給与体系や制度などのしくみがおかしい、だからダメなんだ、的な話を書いてきました。そもそものしくみや制度設計が狂っているなら、いくら表面上の問題を対処療法的になんとかしようとしても無理で、そのことは残業問題(ただ時間を規制する)とか待機児童問題(ただ箱を作る)を見ていても明らか

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新時代のリーダーは「トップ」から「センター」へ

タイトルはアイドルグループの話ではありません(笑)。以前から資本主義のピラミッド構造は徐々に崩壊し、共同創造的な円形の共同体に徐々に社会は移り変わっていくだろうという話を書いています。いつの世も時代を引っ張っていくようなリーダー的な存在というのは現れるものですよね。私が経験した公務員のガチガチピラミッド組織での経験や、周囲の民間企業等に勤める友人たちに聞いた話、ネット上などで散見されるブラック企業

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日本古来の叡智を細胞レベルで思い出す

昨日は現代2大宗教「お金教」「科学教」とその後という記事に、「宗教」には抵抗感のある日本人でもお金と科学にはどっぷりだ、という話を書きました。「宗教」それ自体のメカニズムや、「宗教っぽい」と感じるのはどんなことなんだろう?ということにも興味があり、世界の宗教やその歴史なども学んでいる最中です。今、ちょうど引っ越しの準備をしていて、本を整理するために過去の本を読みなおしたりしているのですが、昨日たま

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現代2大宗教「お金教」「科学教」とその後

以前から書いているように私は文化人類学的な人文社会領域が大好きで、ヒーリングとか自然療法とかホリスティックな健康のことをメインで学びつつも、やっぱり興味の原点は人文なんだなぁということを実感しています。大学の頃も人文専修でしたしね。世の中で巻き起こるあれこれに飲みこまれすぎず、一歩引いて俯瞰的に観察したり分析したり、というのを自然としてしまいます。何かを盲信したり、極端に信じ込むのがあまり好きでは

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「身体とは?人間とは?」の哲学の時代

2月もあっという間に最後の日に。今月は日数は少ないけれど密度が濃く、意識の変化がダイナミックに起こった1か月でした。まさに「死と再生」「破壊と創造」といった変化が自分の中に起きたように感じます。今月は「資本主義と共同創造」といった大きなテーマを扱い、自分の根幹となる考え方をnoteに吐き出し、言語化しながらまとめていたような感覚です。「自分の人生を生きる!自分らしく生きる!」ということよりも、今の

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「通勤」エネルギーロスと職住近接

昨日の「無秩序なまちづくり」と通販の活況という記事の続きになります。少し話は変わりますが、私がもう週5フルタイムで組織で働くの無理だぁと思った大きな要因の一つに「通勤のストレス」というのがあったんですね。そのことについては、「通勤ラッシュが嫌」というのは立派な退職な理由だと思うの記事にも書きました。「通勤」ってものすごくエネルギーを使うし、行くだけでくたくたでしたし、満員電車に乗るのが苦痛で仕方あ

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「無秩序なまちづくり」と通販の活況

私は割と家で独り言を言ってしまう方で、noteを書くときもぶつぶつつぶやきながら書いていることが多いのですが(笑)、最近よく浮かぶキーワードが「まちづくり」なんですよね。家ではよく「日本はまちづくりが問題なんだ~」と頭を整理するために喋っています(笑)。保育園の待機児童問題などがクローズアップされるときは特に都市の一極集中問題が話題になりますよね。私も日本のあまりにも無秩序なまちづくりが、あらゆる

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通販&物流問題に見る「身体性」の壁

昨日くらいからまた頭がぼーっとして思考が働かない時期を迎えております(笑)。ぼーっとしつつもヤフーニュースなどを見ていると、物流大手の会社がアマゾンの影響で仕事が殺到しすぎてしまい、荷受けの抑制を検討しているというニュースが掲載されていました。遅かれ早かれそうなるだろうよ…と思っていたことが現実化してきましたね。これだけ通販が盛んになってくると、問題となってくるのは物流で、あらゆる経済を支えている

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「所有」の仮面、「共有」の喜び

昨日の江戸時代の「性」意識と豊かな「文化」の記事を書いた後に感じたことを書いてみます。昨日の記事で、お風呂が一人一人の家になかった当時は、銭湯に行くことが多かった(そしてそこが混浴だった)ということを書きました。現代は風呂なしアパートなどもあるでしょうが、ほとんどの家庭にお風呂はありますし、銭湯の数も減っていることと思います。お風呂だけでなく、あらゆる生活に必要な家電などもすべての家に常備されるよ

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江戸時代の「性」意識と豊かな「文化」

性と資本主義の話をしていたのに、なぜいきなり昨日の日本の「土地」と「言葉」の特殊性という記事を書いたのかというと、日本の歴史にそのヒントがあるのではないかと思ったからです。日本において、平和的・調和的な時代だったと言われているのは、昨日の記事に書いた縄文時代、そして江戸時代です。この二つの時代というのは、今後の共同創造のあり方を考える上で大いに参考になることがあると思っています。私は日本史に苦手意

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日本の「土地」と「言葉」の特殊性

資本主義と共同創造の時代の狭間に生きている私たち。大いなる宇宙の長い長い歴史から見た「この時代」をとらえることも大事ですし、また、ここ「日本」に生まれた(外国人の方でもここ日本にいるという)ことの意味を考えてみるのもとても有意義なことだと思っています。実際、私たちは日本に生まれながらも、日本のことをよくわかっていないのではないでしょうか。この「日本」にももちろん多次元的な意味や理解があり、どこまで

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「性」は社会の本質であり、宇宙の本質

前回の「性」のタブー感と資本主義の記事は、結構根本的な部分に切り込んでいった感があり、書いていて楽しかったです(笑)。やはり根本的な原理や大きな宇宙の歴史から見た「現代」という時代を知るということはものすごく大切なように思いますし、ここ数十年・数百年だけ見ても、宇宙の歴史から見れば瞬きにも満たないくらいなもんです。性の抑圧と資本主義に関係があるなんて、そう簡単には思い浮かばない発想でしたからね(少

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資本主義より大きな「男性原理」の終焉

昨日の「世の中・組織おかしい!」が実は多数派の記事に関連したことを書いてみようと思います。ここ何か月か、土日の予定がほぼ埋まるほどたくさんの人と会っていて、小学校の友人、高校の友人、公務員時代の友人、その他あらゆる友人、知り合いと話す機会が多かったんですね(恵まれてますね)。人と会って話すと、仕事の話になることはよくありますよね。いろんな方と話してみて、やはりどの方も口をそろえて同じことを言うもの

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