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生きづらさで苦しい中、誰かの役に立ち貢献できる自分を目指してきました㊦

生きることを放棄したがった日々から、沢山の支えがあってここまで来れました。

↑こちらの記事の続きの㊦編です。

 

社会復帰へ

本やインターネットの情報から自己理解が進んでも、どうにも満たされない欠乏感。
その欠乏感から来る買い物欲を満たしたくて、何かしたい、働きたいと、他人が怖くて引きこもったのに、欲に負けてアルバイトを探しはじめますが、挫折の連続です。
働くことを考えただけでも大鬱になり、求人誌読むだけで大鬱になり、この仕事なら働けそうだと決めても大鬱になり、応募の電話をすると決めても大鬱、応募電話かけられたとしても大鬱、面接日が近づくと大鬱になって辞退の電話をして大鬱。
大鬱ばかりでしつこくて申し訳ないですが、それくらい一つ一つのステップで何度何度ももくじけ、加えてくじけてしまう自分にまた落ち込むのです。
それでも再び首をもたげる働きたい欲に負けて、一連の流れを何度も繰り返しながら少しずつ這いずるように進みます。
履歴書を買うだけで、面接できてもまた大鬱になり、それでもまた諦められずに挑戦してやっとつかんだ採用の連絡。
でも働くことを考えると怖くなり、ここ一番の大きな鬱に襲われ、初出勤前日に辞退の電話をし、また1からのスタート。

それでもどうにかやっと初出勤が出来てスタートラインに立ちますが、ここからの道のりはこれまで以上に長くなります。
三時間働いただけでつらくなった最初のバイトはその日のうちに辞め、上手く仕事ができない自分に落ち込むことを繰り返します。
仕事に慣れないため失敗は当たり前と分からず、完璧主義が仇となって嫌になり、辞めてしまうのを繰り返しながら何度も転職をするうちに、一日しか働けなかったのが二日、三日と続けられ、それがやがて一週間、ひと月、3か月と長くなります。
半年働けて、初めて有給がもらえる喜びを実感する経験や、働くことは誰かの作業の肩代わりで役に立った対価としての給料がもらえるのだと体感する経験など、様々な経験を重ねることで少しずつ成長させていきます。

師匠に生きるコツを学ぶ

働けるようになると少しずつ行動範囲も広がり、メンタルの勉強会に行くようになりました。
とある会で出会った師匠は、後進に残したいものがあると若者向けに人生哲学の啓蒙活動をされている方でした。
師匠の話は端的に言うと『人の役に立てる自分になりなさい』というもので、自分の体を構成する細胞たちが体全体を生かすために働いでるのと同じように生きてみませんかという内容です。
これは単なる思想でなく人間の細胞の成り立ちに沿った生き方の提唱で科学的根拠(分子生理学)を元にしたお話だったため、納得がいき腑に落ちたので、私も教えのように生きられるよう目指しはじめました。
とはいえすぐにそのように生きられる訳もなく、つい自分のことばかりに必死で利己的に生きてしまい、人のための利他的にできない自分に落ち込むことはありましたが、何度も聞く師匠の話に支えられ、徐々に意識付いていくことになります。
師匠が亡くなるまで9年師事させていただきましたが、何か迷う時の私の行動指針になっています。
関連記事▶人のために動いて心が満たされるのは、自分を生かす細胞の仕組みと同じだから。

素の自分と恋愛

一方で満たされない欠けた自尊心をどうにかしたくての買い物依存に加え、恋愛依存にもなっていましたが、とある人とのお付き合いが私を大きく変えました。
その彼は私がする依存を良しとせず、気持ちを確かめるような振り回し行動にも動じずの人だったので、お付き合いを継続させるには寄りかかるような依存はせずに一人で立てる自分にならなくては付き合いを続けられないと、一大決心します。
そのために、それまで付き合ってきた人には自信がなくて自分を出せない付き合いしかできてなかったのを、その彼には弱い私も含めた素の私で接しないといけないと感じ、彼なら弱い私も受け止めてくれるだろうと相手の器を信じることにし、ガチンコ真剣勝負なお付き合いを人生初めて挑戦したのです。
素の自分を出すのはとても怖いことでしたが、彼は私の弱さも繊細さも、そして夢も応援してくれたため、どんどん自分に自信がついていき、同じだけ更に素の自分が出せるようになりました。
それは彼以外との人間関係にも良い波及をしていき、誰の前でも変わらない私でいられるようになり、他の人でも相手を信じて向き合えるようになりました。
私が強くなれた結果として、相容れない価値観に目をつぶれなくなってお別れすることとなりましたが、今でもその彼には感謝しています。

HSPを知る

ありのままの自分を出せるようになってなお、まだしっくりこない生きづらさが残っていたのですが、それはHSPの概念を知ることによりまた自己理解が進み楽になりました。
知らないときは自分が生きる中で感じる情報量は、特に病気の方でなければ概ね他人も同じように受信しているだろうと思いこんでいたので、その差から出る食い違いに戸惑うばかりだったのですが、HSPではない感受性の人も居るのだと知ることによって、自分とは違う人の生き方や感じ方を許容できる余裕が生まれ、それがまた生きやすさを増やしました。

施術で心満たされ自信を育てる

自己理解するために自分の持つ高いセンサーを自分に向けて働かせ、何にどうつらいと考えてるのか把握することに務めて、その原因の自動思考やマイルールを上書きできるように整えること。
相手を信じ、素の自分を出すコミュニケーションを練習すること。
このふたつで日々の生きづらさ(顕在意識面)はかなり緩みましたが、幼少期から長年かけて削れてきた自尊心は、潜在意識面で満たされないところもまだ多くありました。
潜在面の欠乏感には、リラクゼーションの施術終わりにお客様がほんわかとろけたお顔で「気持ちよかったぁ」と喜んでくださるお顔がとても効きました。
師匠の教えのように、誰かの役に立つことで心満たされたのは、何故生きているのだろうという問いの答えになるほどの喜びでした。
関連記事▶その繊細さを武器に働く。

 

これからと、夢

そんな私の未来。
HSPをはじめ生きづらさを抱える人達のその繊細性やハイセンサーを武器とできる仕事を提供しつつ、治療にも携わっていきたいです。
具体的には自律神経を調整できる簡単な手技"自律神経ケアマッサージ"というのがあるのですが、そのマッサージを受けていただいて自律神経を整え、セロトニンを増やす治療と、生きづらさ抱える人にそのマッサージをお教えしてセラピストとして働いてもらうような、治療と雇用をひとつの流れで行うサロンをやりたいのです。
(ビッグマウスすると全国展開できたら最高!)
生きづらさ抱える人が躓きやすいポイントはある程度承知しているので、段階的な上達訓練や、相手から悪いものをもらわないようにする方法なども含めてお伝えできる手技の研修学校も、大好きな沖縄の波照間島でやりたいなと、野望は膨らむばかり。
ただこの夢は私ひとりではとうてい成し得るられないことなので、このnoteで繋がった方から仲間が見つかると良いなと思ってたりします。

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とはいえまだまだヘタレな私ですのでどこまでいけるか分かりませんが、この夢はもうずっとブレずに考えていることです。
引き続き色々、みなさんの記事から学ばせていただいて、直接ご教授いただけることもあれば幸いです。
二記事に渡る長文をここまで読んでいただいてありがとうございました。
 
 

コンタクト用Twitter:https://twitter.com/matsuri_zm

生きづらさ応援の活動をしています。