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「苦しい、もうやめたい」と思ったところから、もう一歩を踏み出す力。

メンタル良くないとがんばる気力も消耗しやすくて、もういいやってついなりやすいよね。

そんな時でも、もう一歩踏み出せる後押しになるようなことがあると良いなと思うんです。
 

#ハイキュー名言紹介

日向はすごく飛べるし、とんでもない反射神経を持ってるけど、レシーブが苦手。
影山に下手くそ!とドヤされながら練習する日々です。

とある日の早朝練習にメンタルおばけな先輩の田中が遅れて体育館に行くと、副部長の菅原先輩が日向のレシーブ練習を見守っています。

ひたすらレシーブを受け続ける日向。

菅原先輩が来てから15分はずっと連続で続いてるとのこと。
息も絶え絶えになりながら、日向は必死で影山のアタックをレシーブし続ける。

技術は拙いけれど、それを補う圧倒的センスが日向に備わっていることを内心で認める影山。
それでももう限界だろうからこの位で止めろと促すけど、聞かない日向。

「まだ、ボール、落としてない!!!」

©古舘春一 ハイキュー!! / 集英社

日向の運動能力はすごいものがある。
でも、その運動能力とは別に、"勝利にしがみつく力"がある気がする。

恵まれた体格、優れた身体能力、そういうのとは別の武器。

「苦しい。もう止まってしまいたい。」
そう思ったら瞬間からの、一歩。
 

影山はつい取りづらい無茶なボールを投げてしまったのに、それにも必死に食らいついて一歩を踏み出し、やっとのことでレシーブを上げる。

レシーブが下手な日向に対し、勝ちに必要を感じないからとスパイクのためのトスを上げることを拒んでいた影山だけど、

©古舘春一 ハイキュー!! / 集英社

ひたむきに諦めずに一歩を踏み出すその日向の姿勢に、トスを上げる。

連続レシーブにヨロヨロになってたけど、上がったトスに気付くと満面の笑みでスパイク。
中学時代の敵同士から、日向と影山が今度は最強の味方になった瞬間です。

セッターからのトスが上がるという、バレーをやっていたら当たり前のようなことでも、不遇のバレー環境だった中学時代を過ごした日向にとっては特別なことで、求めてやまないことだった。

そのためにひたむきに練習し、食らいついて動かした影山の気持ち。

*

ついくじけそうになること、あるよね。
でも自分が求めてやまないことなら、止まってしまいたくなる時にもう一歩を踏ん張って進んでみたら、その先に見える景色があるはずなんだ。

もちろんいつもそうやって踏ん張らなくても良いし、そうできないことを責めるくらいならタイミングが来るまでやらなくていいけれど、進むの止めちゃうか迷ったらこのシーンを思い出して踏み出せるようにがんばるときが私はあります。

生きづらさ応援の活動をしています。