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人に頼るのが苦手で、迷惑かける自分が許せない。

誰かに迷惑かけられることは自分の対応範囲内なら全然問題ないのに、自分が人の負担になるのが嫌なんだ。

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これはどういう心境なんだろうね。
「人に迷惑かけてはいけない」というマイルール(自動思考、メンタルブロック)があるのはもちろんだろうけど、自分が迷惑をかけるだけの不完全さがあることを、受け入れられてないのもありそうだね。
あとは迷惑かけてしまうことをお互い様として、相手の力量を信用できていなかったりもあるかな。

人間、生きていたら必ずミスするよね。
「失敗してはいけない」ルールは冷静に考えたら叶わないし、「完璧でなければいけない」ルール持ってることがもう、人間を見誤ってる完璧ではない思考になってるパラドックスになるんだろうしね。

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そんなこんなをつらつら思考遊戯しながら、家ごもり生活で消耗してる私の毎日を乗り切るお供、ハイキュー!!のアニメに今日も心わしづかみされまくりだったので紹介です。

(あ、この家ごもり生活では家族以外接すること少なくて、家族であれば迷惑かけるのが嫌だと思う感覚も低くて気にならないことが多いと気付いたけど、その辺考える鍵かもしれない)
 
 

#ハイキュー名言紹介

東北は宮城県、烏野高校バレー部では初めて組むチームメイトでの練習試合が行われようとしています。
不遇の中学部活生活を過ごして試合に餓えている主人公・日向は、失敗して交代させられるのは嫌だから、アタックもレシーブも全部ちゃんとやらなきゃ~と大パニック。
逆に失敗しまくり迷惑かけまくりです。

そんな日向に2年の先輩、メンタルモンスターな田中のセリフにトリハダ。

©古舘春一 ハイキュー!! / 集英社 

-オマエ、他の奴みたいに上手にやんなきゃとか思ってんのかイッチョ前に。
ナメるなよ、わかってて入れてくれてるんだろうが大地さんは!

交代されたれたときのことはな、交代されたれたときに考えろ!
いいから余計な心配するじゃねぇ!頭の容量少ないくせに!
いいかぁ!バレーボールっつぅのはなぁ!

ネットの”こっち側”にいる全員、もれなく”味方”なんだよ!
下手糞上等!迷惑かけろ!足を引っ張れ!
それを補ってやるのが”チーム”であり”センパイ”だ!

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わーもう、トリハダ止まらない!
キャプテンの大地さんは日向が上手くないこと承知で選抜に入れていて、周りもありのままの下手くそな日向を分かっていて、それでも選んでくれていて、ミスのフォローしてくれる人たち。
(コンビの影山はミスるとボゲェって言うけど)

そんな環境に居られる日向が羨ましい。
実際にはミスを許してくれない職場や環境も多くあるから。

でもそんな中で、ミスはお互い様とフォローし合えるような関係性の人と出会えて、相手を信用して頼ってみる練習もできたら、それは幸せだなと思うのです。

そのためには怖いけど、怖いけどまず、自分を開くところからなんだろうな。
そして怖さを抱えつつも自分を開くためには、開いた結果自分が傷つく事態になったときに、傷付いてもいいし、傷付きながらもまた進めると、自分を信じることから。

そして自分を信じることに関しては、根拠はいらないと思ってる。

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それと、迷惑かけられる方の視点になって考えてみるとまた違って面白いね。

誰かに「迷惑かけてごめんね」と言われた時に私が思うのは、そのくらいは迷惑じゃないのになーということ。

相手が迷惑だろうと思っているレベルほどには、私は迷惑と感じてないんじゃないかな。
あまり迷惑に思わないことでそう言われるので、気遣っていただけることは凄く感謝しつつも、もーまんたい!どんと来いやー☆と思っている。

仮に迷惑だなぁと思うレベルのお願いをされたとしても、上手く距離感を掴んでちょうどいい感じに収めようとするし、難しければ代替案を提案することができるようになったんだよ。
昔はそういうの下手くそだったけど、迷惑度合いの調整や適度な距離感保てるるようになっているので、もーまんたいな訳なのです。

ということなら迷惑かけるのが怖い人は、他者との距離感に自信がないということなのかもしれないね。

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ちなみに田中"メンタルモンスター"先輩は、この後の話で強烈サーブの相手選手に狙われて、ミス連発した時にも↓のセリフ。

©古舘春一 ハイキュー!! / 集英社 

前のもこのエピソードも、今を大事にしてるからこそのセリフ。

「交代されたれたときのことはな、交代されたれたときに考えろ!」

「後悔は試合終わってからクソ程する!」

どちらの話も、それを考えるのは今じゃないと、今目の前でしなければいけないことと問題を切り分けて考えられてる

これに加えて、自分の問題の範疇と相手の問題を分ける視点も大切だよね。
前述の何を迷惑と思うか問題は、相手のキャパシティ加減という相手側の要素も入ってくるだろうし。
 
 

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田中も日向も、共に頭の容量少ない系男子。
だからこそまっすぐ進んでいくのが羨ましくいつも見ています。

私も乱暴な程でいいから二者択一ぐらいにシンプルに問題落とし込んじゃって、クレバーさ減量させておバカに素直に生きていきたいです。

ハイキュー名言、紹介したいシーンばかりでシリーズ化してしまう見込みです。
(著作権心配だけど、もうほんと大好きです)

生きづらさ応援の活動をしています。