細田理菜@キャリアアドバイザー

株式会社nameでキャリアアドバイザーをしています。 読書やVoicyなどのインプット…

細田理菜@キャリアアドバイザー

株式会社nameでキャリアアドバイザーをしています。 読書やVoicyなどのインプットから得たことを主に書いています。 朝活や習慣化など、よりよく生きるヒントを届けたい。 発信は個人の見解です。

記事一覧

ずっとわからなかった「自己否定しない振り返り」のやり方

私は手帳や朝活、習慣化などに興味があるので、関連する本を読んだりVoicyを聴いたりすることが多いです。 その中でよく言われるのが「自己否定せずに健全に振り返りをし…

蝉時雨 降り注ぐ森を歩く朝 

昨日は久しぶりにウォーキングの時間がとれたので、30分ほど朝散歩をしてきました。 イヤホンでVoicyを聴きながら、近所の少し大きめの公園まで行って森の中を歩いている…

子どもの頃のような瑞々しい感性を取り戻す

先日、夏休みをもらって実家に帰省したときのこと。 地元で過ごす夏の懐かしさや、実家の居心地の良さ、久しぶりに家族が揃う楽しい時間。 その中で、いつもよりも「感性」…

薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果がある

今日、8月8日は多くの「●●の日」として制定されているようです。 その中でも、日本不老協会が制定している「笑いの日」にちなんで、冒頭のアンネ・フランクの名言を引…

相手が大切にしている言葉を拾い、その人の「物語」に寄り添う

今日もVoicyネタを。 「荒木博行のbook cafe」でメンタリングの技術について対談されていて、学びの多い内容だったので紹介します。 池原さんによると、メンタリングスキ…

その怒りは相手ではなく「過去の記憶」に反応している

最近、不機嫌な人と話をして、「なんでそんな態度されなきゃいけないんだ!?」と怒りが湧いたことがありました。 しばらくその人のことを考え続けてしまい、これはいけな…

「派遣社員になるのが恥ずかしい」と彼女は言った

これは以前、私が転職相談の面談をさせていただいた女性の言葉です。 私が面談の中で、「時短勤務での転職はそれなりにハードルが高いので、正社員だけでなく派遣社員など…

1億年ぶりに夫が早く帰ってきた話

夫は、「今日は早く帰る」があてならないオブザイヤーを毎年受賞している(私から) 今年も半年が過ぎたところで既に有力候補としてノミネートされているが、 先日、本当…

『さみしい夜にはペンを持て』に学ぶ、悩みの扱い方

娘が思春期になったら読んでほしいなぁ、だから本棚の目立つところに置こう、と思っている本がある。 『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健・著)という本だ。 10代の…

見通しを持ちたい小1の娘に手帳を見せた話

娘は心配性なところがある。 持って生まれた気質なのか、私の育て方がどこかでそうなってしまっていたのか、失敗を恐れる傾向も強い。 失敗して怒られるのが嫌とか、失敗…

人は自分のためだけには頑張れない

私はいつも自分のことばかり考えている、という自覚がある。 そんな私が、会社のメンバーが体調不良でその日の面談予定どうしようか?となったとき、たまたまその時間が空…

3か月前と今のあなたは別人である

人間の身体は3か月で細胞が入れ替わるそうだ。 例えば、筋トレやダイエットの成果がすぐに出なくても、そこで諦めず、まずは3か月続けてみる方がいい。 運動や食事の習慣…

人生を燃やす「悩み」という薪

大なり小なり皆持っている悩み。 これを健全に持ち続け、解決するにはどうすればいいのか?と探究していくことは、学びと日々の工夫を生み、悩みを持つ前よりも人を成長さ…

今日用があることが幸せ

本当は昨日noteを更新したかったができなかった。 我々は何かと忙しい。 家族が家にいる土日の方がむしろ忙しいのではないかと思う。 だから私はときどき家族が起きてくる…

キャリアアドバイザーが『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで考えた転職の正解

話題の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著)を読んだ。 この問いへの解として、読書はノイズ(他者や歴史や社会の文脈)が多いから、というのが著者の…

やりたいことは探すものでも見つけるものでもなく、気づくもの

今日、7月10日はフランスの文豪マルセル・プルーストの誕生日だそうだ。 彼の残した名言を一つ紹介する。 自分が真にやりたいことは何だろう?と、人に会いまくったりイン…

ずっとわからなかった「自己否定しない振り返り」のやり方

ずっとわからなかった「自己否定しない振り返り」のやり方

私は手帳や朝活、習慣化などに興味があるので、関連する本を読んだりVoicyを聴いたりすることが多いです。

その中でよく言われるのが「自己否定せずに健全に振り返りをしましょう」という話です。
でもこれが、ずっとできなくて、というかやり方がわかりませんでした。

一日を振り返る。良かったこと、悪かったこと、次はどうするか?
そうやって考えていると、どうしても自己否定になってしまうのです。

「あー、

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蝉時雨 降り注ぐ森を歩く朝 

蝉時雨 降り注ぐ森を歩く朝 

昨日は久しぶりにウォーキングの時間がとれたので、30分ほど朝散歩をしてきました。

イヤホンでVoicyを聴きながら、近所の少し大きめの公園まで行って森の中を歩いていると、イヤホン越しに蝉の声が聞こえてきました。

シャワ シャワ シャワ シャワ シャワ・・・

「蝉時雨」という美しい日本語がありますが、まさにその言葉がぴったりでした。

ハッとして見上げると、木々の間から太陽の光が射してきらきら

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子どもの頃のような瑞々しい感性を取り戻す

子どもの頃のような瑞々しい感性を取り戻す

先日、夏休みをもらって実家に帰省したときのこと。
地元で過ごす夏の懐かしさや、実家の居心地の良さ、久しぶりに家族が揃う楽しい時間。
その中で、いつもよりも「感性」の感度が高まっているなと気づきました。

例えば、
「好きなものは一番最後に食べるの!」と唐揚げを最後に残してもりもり食べる娘を見たとき。

そんな娘を愛しそうに見つめる母を見たとき。

皆が帰って両親2人分だけになった洗濯物を干している

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薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果がある

薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果がある

今日、8月8日は多くの「●●の日」として制定されているようです。
その中でも、日本不老協会が制定している「笑いの日」にちなんで、冒頭のアンネ・フランクの名言を引用しました。
笑い声「ハ(8)ッハ(8)」の語呂合わせですね。

「日本不老協会」が制定しているのは、笑うことで多くの健康効果があり長寿にも寄与するからでしょう。
笑うことでがん細胞を破壊するNK細胞が活性化し、がん予防になるという話は有名

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相手が大切にしている言葉を拾い、その人の「物語」に寄り添う

相手が大切にしている言葉を拾い、その人の「物語」に寄り添う

今日もVoicyネタを。
「荒木博行のbook cafe」でメンタリングの技術について対談されていて、学びの多い内容だったので紹介します。

池原さんによると、メンタリングスキルとは、「傾聴スキル」「深掘りスキル」「アドバイススキル」「クロージングスキル」のことだそうです。

これは私が普段している転職相談の面談でも活用できる点が多そうだ、と思って聴いてみました。

特に私が使えるな、仕事以外のプ

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その怒りは相手ではなく「過去の記憶」に反応している

その怒りは相手ではなく「過去の記憶」に反応している

最近、不機嫌な人と話をして、「なんでそんな態度されなきゃいけないんだ!?」と怒りが湧いたことがありました。

しばらくその人のことを考え続けてしまい、これはいけない、、と思って久しぶりに手に取ったのが、冒頭で引用した『反応しない練習』(草薙龍瞬著)でした。

この本の中では、仕事や人間関係などの悩みの正体は、私たちの「心の反応」であると書かれています。
悩みや執着を手放したければ、「ムダな反応をし

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「派遣社員になるのが恥ずかしい」と彼女は言った

「派遣社員になるのが恥ずかしい」と彼女は言った

これは以前、私が転職相談の面談をさせていただいた女性の言葉です。

私が面談の中で、「時短勤務での転職はそれなりにハードルが高いので、正社員だけでなく派遣社員なども、働き方を優先する一時期だけ選択肢として考えるのもありですよ」とお伝えした時に返ってきた言葉です。

本当に、困惑している、という表情をされていました。

私は時々、こうして仕事と家庭の両立に苦しむワーママさんの相談を受けます。
もしく

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1億年ぶりに夫が早く帰ってきた話

1億年ぶりに夫が早く帰ってきた話

夫は、「今日は早く帰る」があてならないオブザイヤーを毎年受賞している(私から)

今年も半年が過ぎたところで既に有力候補としてノミネートされているが、
先日、本当に早く帰ってきた。
いつもは私と娘が寝た後、何時に帰ってきているのかわからないが、その日は娘が起きているうちに帰宅した。

娘は喜んでその日のトピックスをマシンガントークで夫にしゃべり続け、学童で作った折り紙やその日頑張った宿題を見せ、満

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『さみしい夜にはペンを持て』に学ぶ、悩みの扱い方

『さみしい夜にはペンを持て』に学ぶ、悩みの扱い方

娘が思春期になったら読んでほしいなぁ、だから本棚の目立つところに置こう、と思っている本がある。

『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健・著)という本だ。

10代の子も、主人公の悩み多き中学生タコジローに自分を重ねて読みやすいだろうし、大人も読むと日記が書きたくなる、書くことの大切さを教えてくれる素敵な小説だ。

その中で、ヤドカリのおじさんがタコジローに「悩みごとをふたつに分けて考える」という

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見通しを持ちたい小1の娘に手帳を見せた話

見通しを持ちたい小1の娘に手帳を見せた話

娘は心配性なところがある。
持って生まれた気質なのか、私の育て方がどこかでそうなってしまっていたのか、失敗を恐れる傾向も強い。

失敗して怒られるのが嫌とか、失敗して何か不利益をこうむりたくないという気持ちがあって、その不快感を避けるため、予定を確認したがる。
娘なりに、見通しを持ちたいのだと思う。

例えば、明日の天気や給食メニューなどは毎日私に確認してくる。
少々面倒だと思うこともあるが、娘は

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人は自分のためだけには頑張れない

人は自分のためだけには頑張れない

私はいつも自分のことばかり考えている、という自覚がある。

そんな私が、会社のメンバーが体調不良でその日の面談予定どうしようか?となったとき、たまたまその時間が空いていたので「面談代わります」と申し出た。
会社としての損失を防ぎ、カスタマーさんに迷惑をかけないために当然のことで、これまでもそうしてきた。
いつものことではある、が、そのとき、あることに気づいた。

なんかちょっと、いつもよりやる気出

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3か月前と今のあなたは別人である

3か月前と今のあなたは別人である

人間の身体は3か月で細胞が入れ替わるそうだ。
例えば、筋トレやダイエットの成果がすぐに出なくても、そこで諦めず、まずは3か月続けてみる方がいい。
運動や食事の習慣を見直したのであれば、その恩恵は3か月後から現れ始める、くらいに考えるのがちょうどいいということだ。

3か月前の運動や食事習慣が今の私を作っている。
これは、以前妊活をしていた時にも、そういえば学んだことだった。
生活習慣を見直し、スト

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人生を燃やす「悩み」という薪

人生を燃やす「悩み」という薪

大なり小なり皆持っている悩み。
これを健全に持ち続け、解決するにはどうすればいいのか?と探究していくことは、学びと日々の工夫を生み、悩みを持つ前よりも人を成長させる。

私たちは悩むために産まれてきた。と言ってもいいくらい悩みは尽きない。
安寧に過ごしたいと望みながら、だからこそ、それが叶わぬと悩みが生まれる。

私の日々のインプットも、もちろん知的好奇心もあるが、やはり悩みの解消のためだ。
どう

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今日用があることが幸せ

今日用があることが幸せ

本当は昨日noteを更新したかったができなかった。
我々は何かと忙しい。
家族が家にいる土日の方がむしろ忙しいのではないかと思う。

だから私はときどき家族が起きてくる前に家を出る。
朝早くから開いているカフェに行って、モーニングを食べて、手帳を書いたり読書をしたりする。
これらは全て家でもできる。その方が安い。が、家では落ち着いて一人の時間が持てないのだ。

「ママとパンケーキ作りたい」 はいは

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キャリアアドバイザーが『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで考えた転職の正解

キャリアアドバイザーが『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで考えた転職の正解

話題の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著)を読んだ。
この問いへの解として、読書はノイズ(他者や歴史や社会の文脈)が多いから、というのが著者の主張だ。単に長時間労働という時間の問題だけでなく(実際に働き方改革も進んでいる)、ノイズを受け取れない余裕のなさ、つまり仕事以外の文脈を取り入れる余裕がない社会の問題であると主張している。そして、その解決策として、仕事に全身全霊をかけるので

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やりたいことは探すものでも見つけるものでもなく、気づくもの

やりたいことは探すものでも見つけるものでもなく、気づくもの

今日、7月10日はフランスの文豪マルセル・プルーストの誕生日だそうだ。
彼の残した名言を一つ紹介する。

自分が真にやりたいことは何だろう?と、人に会いまくったりインドに行ってみたり、自分の「外」に探しに行くことも間違ってはいない。

しかし、本当にやりたいことに気づくには、「外」で得た刺激や学びをどう自分の「内」に取り入れ解釈するか?が大事なのだ。

そう、マルセルの言うように、「外」で学んで得

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