見出し画像

蝉時雨 降り注ぐ森を歩く朝 

昨日は久しぶりにウォーキングの時間がとれたので、30分ほど朝散歩をしてきました。

イヤホンでVoicyを聴きながら、近所の少し大きめの公園まで行って森の中を歩いていると、イヤホン越しに蝉の声が聞こえてきました。

シャワ シャワ シャワ シャワ シャワ・・・

「蝉時雨」という美しい日本語がありますが、まさにその言葉がぴったりでした。

ハッとして見上げると、木々の間から太陽の光が射してきらきらと揺れていて、蝉時雨が降り注ぐ森の中に、一人立っている私がいました。

そして唐突に、とても満ち足りた気持ちになったのです。
あぁ、これでいいんだ、ありがたいなぁ、、と。

幸福感、充足感、受容感、肯定感、全体感、あらゆる言葉で言い表せるけど、どれも少し違うような。

不思議な感覚でした。

それは一瞬のことで、私はすぐにまた歩き出し、Voicyの音声に集中し直しましたが、そのとき私は「自然の中の一部」である自分を感じていたのかなぁ、と思います。

今日も暑くなりそうな予感のする夏の朝、緑に抱かれて、自然の大きな営みと蝉の短い一生の叫びを感じて、その一瞬、全体の中の私、一体感みたいなものを感じていました。

私はいまだに目を瞑ってやる瞑想が上手にできないのですが、このときの体験も立派なマインドフルネス体験だったのかなぁと。

自然の美しさや畏怖に触れる体験は、都会でも公園に行くだけで味わうことができる。
朝散歩は、私の大事なマインドフルネス習慣です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?