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ずっとわからなかった「自己否定しない振り返り」のやり方

私は手帳や朝活、習慣化などに興味があるので、関連する本を読んだりVoicyを聴いたりすることが多いです。

その中でよく言われるのが「自己否定せずに健全に振り返りをしましょう」という話です。
でもこれが、ずっとできなくて、というかやり方がわかりませんでした。

一日を振り返る。良かったこと、悪かったこと、次はどうするか?
そうやって考えていると、どうしても自己否定になってしまうのです。

「あー、うまくできなかった。本当はこうしたいのに」
「また先延ばししてしまった。どうしていつもこうなんだろう」
「こんなことができないなんて、なんて私はダメなんだろう・・・」

このときにフォーカスを当てていたのは、「私」です。
自分の振り返りだから、そりゃそうなんだけど、決めたことややりたいことができなかったのは「私の能力」や「私の性格」の問題だと思っていたんです。

でも、最近それは違うんだなということがわかりました。
振り返る際にフォーカスを当てるのは、「行動」なのです。

つまり、何かうまくいかなかったとしても、それは「行動=やり方」が悪かっただけで、「私=存在」を否定する必要はない、ということです。

うまくいかなかったのであれば、次は私の能力や性格に合った「やり方」はどれなのか?試してみればいい。
「失敗」ではなく、実験の結果が得られたと思って、次また違う方法で実験してみよう、と思えるのです。

最近読んだ『先送り0』という本にも、似たようなことが書かれていました。

この1日の評価は、あくまで「行動」のレベルの話であり、「存在」のレベルの話ではありません。「存在」のレベルでは、誰もが常に満点です。人間として存在する私たちの価値は、行動に対する評価などとは次元を異にするものです。「行動」のレベルでのみ満足度を評価します。

jMatsuzaki、佐々木正悟.先送り0ー「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術. 株式会社技術評論社, 2024, 221p


存在のレベルでは、誰もが常に満点。
掲げる理想に届いていないからと言って、自己否定する必要はないのです。

この本の中では、そういった理想からの逆算式のタスク管理や目標達成術ではなく、常に「今、現在」にフォーカスを当てたタスクシュートという時間術が紹介されていて、その根底にある思想にとても共感したので、それはまた別記事で書きたいと思います。

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