見出し画像

1億年ぶりに夫が早く帰ってきた話

夫は、「今日は早く帰る」があてならないオブザイヤーを毎年受賞している(私から)

今年も半年が過ぎたところで既に有力候補としてノミネートされているが、
先日、本当に早く帰ってきた。
いつもは私と娘が寝た後、何時に帰ってきているのかわからないが、その日は娘が起きているうちに帰宅した。

娘は喜んでその日のトピックスをマシンガントークで夫にしゃべり続け、学童で作った折り紙やその日頑張った宿題を見せ、満足して眠った。

家に大人がもうひとりいるだけで、子供から私に向けられる矢印が半減する。
幼児ほどは手がかからなくなったとはいえ、毎日毎夜、子供と二人で過ごす時間で少しずつとがっていた心の角が、少し丸くなった気がした。

こんなふうに健やかで、幸福な夜がもっと増えたらいい。

家族とは、「ある」ものではなく、手をかけて「育む」ものです

日野原 重明


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?