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江國香織さんの本|人生の幸福な無駄を大事にする
悩んだ時にはいつも江國香織さんの本を開いている気がする。頼りすぎて、もはや心のお薬だと思っている節もある🥲笑
「正しくいなきゃ」とか、「ちゃんとしなきゃ」とか凝り固まった感情に囚われている時は特に、(自分よりとうに年上だけど)彼女の自由奔放で少女らしい感覚にすごく救われる。
もっと自由でいていいんだって、無駄なことこそが幸福だし、人生を楽しもうという気持ちになれる。「幸福な無駄」を大事にする
『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』を読んで 〜上間陽子著〜
『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(上間陽子著)を読んだのでその感想を。大学生のころ所属していたインタビューサークルの先輩が、テレビ局に入局した当初に読んでいた本で、たまたまブックオフで見つけて4年前くらいに購入していた。
お風呂でぽかぽかに温まった身体のまま布団に入り、なんとなく手にとって読み始めたら、本を読む手が止まらなくなった。
ここに書かれた彼女らの人生の一時の記録が、自分の居る守
やりたいことが多すぎる!多忙な日々でも、自分の時間を生きるコツ
やりたいことが多すぎる!
忙しい日々の中で、「たくさんのやりたいこと」をどうやりくりしておけばいいの…そんな悩みを抱えることが多い今日この頃。私は、悩みがある時、いつもぷらっと本屋に入る。先日は普段読まない自己啓発本コーナーに立ち寄ってみた。
そこで出会ったのが、ちきりん著『自分の時間を取り戻そう』という本。
忙しい日々の中で、「自分の時間を取り戻すためにはどうしたらいいか」についてのヒントが書
彼は、もうこの世界に不在だけれど。
昨年、雨が降る寒い夜に、喪服に身を包んだ私はお別れの会に参列していた。
大学時代にお世話になった先輩が交通事故で亡くなったのだった。
それから1年間経ったけれど、彼に会う事はできず、彼は丸1年間、この世界に不在だった。
そんなことを、先週の土曜日、彼の一回忌に参列していた時に考えていた。
不在。
亡くなるということは、「いない」状態が永続的に続いていくことだ。
仲間内で集まっても、もうそこに彼
人生の選択肢を集める旅
思えば、生まれる前から決まっていたような気もする。
死んだ祖父は若い頃、ばら積み船の航海士として世界中の海を渡り、ビートルズに憧れた父は、当時の節約旅行のバイブル本「EUROPE ON $5 A DAY(ヨーロッパ1日5ドルの旅)」を携えて、1974年にたった1人で旅に出た。若き父は、フランスパンを買って三等分にし、朝昼晩の食糧にあてた。教会で施しを受け、夜は公園にテントを張って寝泊まりした。ユ
内向的人間がおくる、アウトドアのすゝめ
今池袋のジュンク堂書店には、「山登りコーナー」ができていて、『岳人』や『登山入門』などの登山専門書や雑誌が所狭しと並んでいる。
ニュースでもよく取り上げられているけれど、コロナ下で、アウトドアが人気らしい。
私はもともと旅行好きな家族の元に生まれて、臆病なくせに冒険が大好きということもあって。
多分に漏れず、このコロナを期にアウトドアブームの波に乗った。
モンベルで、トレッキングシューズやら、レ
【ミャンマー情勢】想像することが、理解への一歩
『タクシー運転手 約束は海を越えて』という映画を、ミャンマー人の友人からお勧めされて観ました。(この記事を通して、一人でも多くの方に、観たいと思って頂けたら本望です🙇♀️一番下にURLを貼り付けています。)
この映画で扱うテーマは、1980年に韓国で起きた「光州事件」。韓国の民主化のプロセスを語るうえで絶対に外せない大きな事件です。
1979年10月に朴正熙大統領が暗殺され、軍事独裁政権が終
分かりやすいことと、正しいことは違う
働き始めて、もう4ヶ月が経とうとしている。
2ヶ月間のテレワークを終え、今は少しずつオフィスに出勤する頻度も増えてきた。
毎朝あたふたしながら朝食を食べ、身支度を済ませ、カバンを背負って満員電車に揺られる毎日にも慣れてきた。
仕事自体は楽しいし、幸いなことに今のところ不安や不満はほとんどないな、と思えている。
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ただ、一つだけ、違和感があるとすれば。
それは、仕事で触れている、「人の性格をデ
日常を照らす表現に出会えるということ
なぜ、私たちは小説や映画に触れるのかこの間、友達と電話をしていて、小説や映画を読む理由について話していた。(その友達と話していると大体、抽象的なテーマになることが多く、お互いの価値観を深く知ることができて楽しいのだけど、会話をしていて、第三者の話(共通の友人のうわさ話とか、有名人のゴシップとか)が全く出てこないのも、我ながらすごいなあと思っている(笑))
それはさておき、その友人と話していて、私
生きたくなる映画 。『All the bright places』
生きたいと強く願う4月19日、目に見えないウイルスと戦う日々にも、少しずつ慣れてきた。
世界中の人々が、これほどまでに死を身近に感じ、生きたい、と強く思うことは中々なかったのではないだろうか。
そんなタイミングで、たとえ目の前が真っ暗になっても、生き続けることを選択したいと思える映画を観たのでここに記録しておきたい。(ネタバレ含みます…)
All the bright places 『最高に素晴