みんなの文藝春秋

詩)この星は廻る

海で生まれて魚に喰われた
この頃はなんらかの意識はなく
増えろ、生きろとの声が頭の中に響いていた
小さな魚になって
漂う事から泳ぐ事に変わり
生への執着を得てこの海を泳いだ
小さい魚は何度も喰われ大きな魚になった
逃げ回る日々は追い回す日々に変わり
喰わねば、増えねば、生きねば
大きな魚として生を終えた

私はまた、輝く丸い泡となる
真っ白な部屋を漂い泡が弾けて虫になった
虫となり地を這う日々はす

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流石、お目が高い!
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『印象 日の出』 〜2020年11/25の Early Bird's Nest の記事から 〜

11/25【Early Bird's Nest から生徒のみなさんへのメッセージ】

おはようございます!

 昨日、絵の話をきせてもらいましたが、事務長先生から「モネの絵は『印象 日の出』という作品ではないでしょうか」というお話をいただきました。さっそく調べてみるとズバリそうでした。おかげさまですっきりしました。ありがとうございます。

 発表された当時は評価が低かったらしいですが、この絵がき

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ありがとうございます!これからもよろしくお願いします。
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詩)勝ち負け

勝ったり負けたり
生きていれば色々あると納得して
昔の事を思い出しては余韻に浸り
明日の事を思っては沈んでみたり

勝ち負けの定義は何処にあるのか
いったい何に勝って何に負けるのか
審判なんてどこにもいない
勝ち負けなんて自己判断に過ぎない

勝ち名乗りなんて必要ない
静かな戦いに静かな勝利
誰かの歓声や称賛も要らない
勝ち方なんて拘りは捨てて
泥だらけの傷だらけでいい
情けなく泣きべそをかいても

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読んで頂き光栄です。
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エッセイ)ゴルゴン中野

中学時代、サッカー部の先輩にゴルゴン中野と呼ばれる男がいた。彼は外国人でもハーフでもないコテコテの日本人だ。ゴルゴンはあだ名…彼のリングネームだ。今から約30年前Jリーグが開幕した。当時は日本中がJリーグに夢中で人気チーム同士のチケットは中々取れずにプラチナチケットなんて呼ばれたりした。今まで大して注目を集めていなかったサッカーにやっとスポットライトが当たった時だった。
そんな背景もあり、ウチのサ

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流石、お目が高い!
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Arts沼の始まり 〜2020年11/24の Early Bird's Nest の記事から 〜

11/24【Early Bird's Nest から生徒のみなさんへのメッセージ】

おはようございます!

 先週、ある1年生くんが
「毎朝の写真、始まった時から全部保存してるんですよ」
と言って見せてくれました。
ありがとう。かなり嬉しかったです。

 それからその1年生くんは、
「いいなあ、実際の空を見たいなあ」
と言っていました。
 「Early Bird's Sky 」ですね。趣旨は「

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ありがとうございます!がんばります!
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詩)あの頃

小さなバイクに跨って
行き先は決まらないまま
夜の道を何も考えずに走っていた
テールランプは光の間を擦り抜けて
自分だけの時間軸を右へ左へ
風の音に声をかき消されても
半ヘルの下で笑っていられた
追われているのか
追いかけているのか
訳もわからず走り続けた

いつの日からだろう
色んな荷物を鞄に詰め込んで
トボトボ歩いていたら
触れた事にも気付かずに
大きな渦に飲み込まれていた
光の間を擦り抜けら

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本当ですか?ありがとうございます。
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エッセイ)男前な話

大学時代、私は月に2回位のペースでコンパを開催していた。最初の頃は勿論、彼女が欲しくて開催していた。しかし、途中からいかに笑いを取るかにベクトルが変わってしまった。
“女の子を持って帰ろう”よりも“こんな面白い人がいたよ”って話を女の子に持って帰って貰う事に情熱を注いでいた。
だってモテないんだもの。笑いは取れても心までは奪えないから仕方がなかった…。

当時、3対3でのコンパが多かった。私とゴリ

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本当ですか?ありがとうございます。
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La Seine の想い出 8(最終回)

 その年の夏の盛りに母は亡くなった。

 ひぐらしが鳴いていた。
 胃癌だったが、そのことを知ったのはずっと後のことで、周りの大人たちからは「病気が悪くなって」としか言われなかった。
 小学校の卒業式のクラス写真はカラー写真になっていた。どの子の隣にも親が並んで写っていたが、僕の隣には担任の先生が並んでいた。これから先も、もう一人でいいと思った。

「りっぱな、ひとに、なりなさい」

 母からの、

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ありがとうございます!がんばります!
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詩)墓守

墓守は穴を掘る
担いだ鶴嘴と背負ってきた円匙を使って
死体の山は埋めても埋めても増えるばかりで
涙もいつの間にか居なくなり
たった一人で穴を掘る
誰かの顔だと気にも留めずに
雨が降っても
風が吹いても
真っ青な空の日も

墓守は穴を掘る
土を掘り返す音は止まず
山が小さくなった頃
潰れた血豆は硬く固まって
思い出を語る口も閉ざされた
花が咲き蝶や蜂が飛ぶ日にも
凍えるような雪の日にも
黙々と黙々と

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わーい🙌
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仮想通貨の売り時がわからん

以前、" 仮想通貨と偏屈な億り人 "

という記事で書いたけど、2018年の大暴落のすこし後から毎月こつこつ仮想通貨を買ってきた。

"大暴落の少し後"と書いたけど、買いだしたのは2月とかなんで、まだ下がりきる前で、その時々の時価総額を積み立ててきた額と比較するとマイナスな時期が続いてたんだけれど、毎月の投資額自体はおねえちゃんのいる飲み屋で1回遊ぶくらいだったんで、"いつか上がればいいよね"くら

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