なかじ

詩と音楽。 不定期更新になりました。(2021.5/23~) オリジナル楽曲を公開中。→ https://soundcloud.app.goo.gl/uvudb 卵と粒餡が好き。

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    #なかじのじかん、note始動。

    (2021.10.19 追記) 殆どの方が僕の存在を知らないでしょうから、初めての投稿は自己紹介からしようと思います。  はじめまして。  なかじ と申します。 詩を書くこと、オリジナル曲を創ること。現在、僕が興味を持ち、継続していることです。 ちゃんと仕事もしています。笑 食品関連の職に就いています。 普段はあまり余計なことは話さなくなりました。小学生までは、かなり社交的で(でも好きな女の子にはシャイになったり)とにかく喧しいくらい話したがりでした。 中学時代

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      • 460○ わかつ

        「わかつ」 本当は分かちたくはなかった。自分で言うのも何だがとても素直がゆえの分裂であった。幼さの中に満ちた正義と責任が彼を強引に大人の方向へ連れていき、段階を踏んだ景色をちゃんと見られずに断片すら取りこぼして投げ出された。そこまでされたのちに後ろを振り返ると、誰も彼もが彼のことを知らないような見え透いた演技をしているものさえいる。そして彼は分かつしかなかった。複雑な要素を含んだ芯を覆う笑顔の太陽とだだっ広い静寂を孕んだ狙撃手のような目で夜を殺す月。二役を何年も何年も演じ続

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        • 459○ おりこう

          「おりこう」 赤信号間際の追い越しを好む 自称スマーティストによる ネイキッド・キング・フェスが 今日も懲りずに開催予定 昨日とは違う 前とは違う技法で 我がの周辺を整然とさせるべく 外の世界、多方面へ 惜しげもなく泥を流す身勝手 こうなりゃお手上げ 基準はぶれずに海の果て 気付いた頃には沖へ沖へと 三百六十度仝景色の牢獄へようこそ そんな状況でも 水より求めるものとは お利口さんという慰め ////////// なかじ

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          • 458○ ソノママ

            「ソノママ」 雰囲気 会話 小さな仕草 様変わりはあなたが気付く 記憶の更新をしながら これからの空欄を埋めて また私を知る あなたが見られる変化は 月の表面にすぎない もっと深くの 眩惑の帷の中で 私は常に外を見ながら 心を守っている もし私を見たときに 私だと分からなかったり あからさまな変貌であるなら それは私ではない何かか それとも死んだか だから私はいつも帷の中に ////////// なかじ

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            • 457○ ハナタバ

              「ハナタバ」 向けられた想いに抗い 秘められた恋は過ぎた 渋谷の交差点が流れる度に 幾多のドラマと 届かなかった未熟と 物珍しくなった成就が 涼しげな顔で交わっている かつての勇者は 無謀に光を見出だしたが 様変わりした今や 機会を伺いながら蜜を見る 彼らのために花束を 見つけやすい場所と その辺りの雑踏に ////////// なかじ

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              • 456○ せばまり

                「せばまり」 手短に話して 簡潔に書いて に精を出した結果 言葉は相槌になり 文字は記号になった それらは更に削られて 分解されて 目線で語られる秘密裏をも 持ち合わせていく もはや誰もが猿真似をして わかったふり 有耶無耶なまま過ぎていくのを みぬふり ああ私達の進むのは せばまっていく空間の隙間 ////////// なかじ

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                • 455○ いと

                  「いと」 言葉を知らないことで 泣くしかなかった時 それからずっとずっと遠くの 見知らぬ街にたどり着いた頃には 覚えたはずの言葉を 忘れていく絶望を抱えながら 口を縫い付けていた 自分の声はどんなだったか 幾年も忘れ去られた蛇口からは 掠れた音が虚しく響くだけ 遅れてはや 幾何かの月日の中で わずかに滴る水を受ける両手があった 受け取ってくれた 見つけてくれたのは 紛れもない 唯一の愛するあなた ////////// なかじ

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                  • 454○ はれつ

                    「はれつ」 静かなる耳鳴りはやがて 痛みのない水平線の針になって 音を支配した 沸騰までの過程 沸々と泡が生まれて 見返りなど知らぬまま 水面を超えていく 産まれた意味を いつも空に問いながら こんなにも多彩な潜在を 隠しておく理由はない 狂気であれ無型であれ なんなら非人として 大爆発の花火を 幾発打ち上げられるか ////////// なかじ

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                    • 453○ むぼう

                      「むぼう」 走り出した衝動 暴走の疾走する姿は 私の未来の影 本当は追いつきたくて 更には飲み込んでもやりたくて 眩しさだけの面で 表舞台に居残れる才能なんか 食べてやりたくて この立ち位置があるだけでも 一番星だろう 瞬く間の輝きが 消し炭の燃え様であろうとも その狼煙は天まで昇り 暗闇でも分かるんだ 無謀たる美しさが ////////// なかじ

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                      • 452○ けむり

                        「けむり」 まばらな深夜の国道を横目に 住宅街に囲まれた頭上 それでも夜の空は静かで 星の輝きが眩しく感じられた 煙草をふかしながら 薄れ行く過去の記憶が そんなにも酷かったのかは ただの思い違いだったと 今ならわかる お前は死を吸い込み まさしく煙に巻かれて 息をするように 命を吐き出していたんだ 何日も 何年も やがてそのつけにより 灰になる ////////// なかじ

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                        • 451○ 長い夜

                          「長い夜」 夜明けの空は 幻想的なグラデーション 暖かさと冷たさを絶妙に孕んで 存在する美術をものともしない 刹那の美しさ それを見たのは 夏の音がはたと消えた頃 温さは甘さだとでもいうような 遠くから巡ってきた風が 肌を叩く その光景を知っているのに 未だに薄暗いままの今 耳を澄ましても 聞こえるのは雑多の遠吠えと 胸の内で燃える炎の不定音 ////////// なかじ

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                          • 450○ わかれみち

                            「わかれみち」 断りの言葉 断絶する、あるはずだった道が 目の前で消えていく あの道はどうだったか 一寸先は闇であったか 天空へ駆け上がっただろうか そのどちらも 今はもう知らぬままで その他の道の上を今歩いている 心が鳴る 音が聞こえる方向が 答えではないかもしれない それでもいい 迷いながら身体を裂かれながら 時間に乗っていくよりは わかれみちは いつでもどこにでもある それは止まったままの私と 別れるとき ////////// なかじ

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                            • 449○ かすみ

                              「かすみ」 浅い眠りと短い眠りは 私に霞をもたらした 台風になりかけた取り巻きが もう一歩のところで 繋いだ手を離して そのまま逢えずに消えたように 人間に戻るために 深い森の中を十二分に歩いて 言葉も身体も 浄化したのに 臭いも足音も気配もない しかして目に見えるこの靄が 記憶ごと奪って 明日に行くべき場所を拐ってしまった もう一度は もう ない ////////// なかじ

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                              • 448○ よてい

                                「よてい」 予定の未定さが際立って なんでそんな予定を立てたのか 始まりのきっかけを探れば じわっと沸き上がった衝動が 動かない身体を連れていった 結果 体裁を保つための 土台とかカーテンとか 何かを示さないと じれったさや不透明さに 野次馬も夜の虫のように寄ってくるから そうでもしなければと 躍起になっているのもまた 憐れなり 予定なんかは 行き先に佇むパン屑だと思えば ////////// なかじ

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                                • 447○ からだ

                                  「からだ」 この意識の持ち主は元々誰のものだろうと、考えながらに考えてしまうことがある。かれこれ数十年も同じ身体を使いながら日々を進んでいくのは、この先この身体がまた渡された時のための財産になるのか分からないけれど、知る由もない終着点に来るまでの軌跡をどんな方法で辿り着くのか彼方にて見られているのです。どう抗おうが年々腐っていく身体。あからさまな臭いで表される身体の齢。変化さえも試されて、産まれてくる度に変わっていき、死んでいく度にも変わっていく。その模様は夢の中で流され、

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                                  • 446○ 星

                                    「星」 輝き始めたのはいつ 私が悩んだり 喜んだり 涙したりしていていても 空の彼方で煌々と 光続けている いつかは輝きを失い 永遠の闇になるだろう でもそれは 決して見ることが出来ない その瞬間は 私の長くて短い旅が終わった後の 時間の中にあるから ////////// なかじ

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