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「そこへたどり着いた人」にしか見えない景色を求めて⛰

雪の風花がキラキラと舞う山中湖【石割山〜平尾山〜大平山】登山


2月の前半は関東甲信越地方で雪が降り、図らずも人生初の雪山登山にチャレンジすることになりました。

夏ごろは、ぷかぷかと白鳥のヨットが浮いている穏やかな湖ですが、
冬の時期は水面が凍っており、キリッとした雰囲気です。

今回登山に出向いた石割山は、標高1412mの石割山は山梨百名山のひとつ。新宿バスタから山中湖平野まで、高速バスで移動し、そこからは歩いて石割山の登山入口となる鳥居を目指します。


鳥居をくぐると400段以上の階段が続き、前の登山者のトレースを伝いながら恐る恐る登っていくと、木に積もった繊細な雪が風に吹かれて風花となり舞い上がります。
冬晴れの太陽に照らされ、キラキラとしていてとっても綺麗。

石割山の頂上からは富士山を拝み栄養補給をしたら、平尾山、大平山を通過して、
目的地である「カントリーホテルスターダスト」を目指します。

スターダストのオーナーいわく、この登山ルートは地元の小学生の遠足にも選ばれるくらい王道なルートだそうです。登山ビギナーな私は、積雪に慣れておらず、かなりゆっくり雪道を踏みしめながら進みます。

「そこへたどり着いた人」にしか見えない景色を見に行こう


途中の大平山を通過したあたりから、日が傾き始めて焦ってきます…。
必死の思いでたどり着いた大平山に向かう直前、晴れた日没後の僅かな時間に見えるという「ビーナスベルト」の光に照らされながら、最後の山、大平山に登頂。

写真ではうまく写っていませんが、ピンク色の下に見えた濃い青は「地球の影」だそうで、
自然と共存している感覚にうっとりとしてしまいます。

ふくらはぎくらいまで積もった雪に体力を奪われながらも、歩いていくと
日没間際の黄色い光に照らされた富士山の姿が。まさにはっと息を呑む絶景で、
これまでの疲れがふっと溶けていくような感覚になりました。


大好きなペンション、「カントリーホテルスターダスト」へ

今回の旅の目的は、登山とこのペンションに宿泊すること。
1年半ほど前に、夏季休暇を使って初めてのペンション泊で利用させていただいた宿です。
こじんまりとした一軒家の宿泊施設で、山中湖からほど近い、別荘地が点在するエリアにある素敵な建物です。
(辺りが暗くなりかけたころ、やっとの思いでたどり着けて感動…の一枚。)


今回は雪が降ったこともあり、宿泊客は自分たちのみで、ペンションのオーナーご夫婦のおもてなしを沢山受けました。温かいお風呂にゆっくり浸かり、洋風の家庭料理お食事と山梨県産ワインで身も心も温かく、満足できました。


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