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やりたいことが多すぎる!多忙な日々でも、自分の時間を生きるコツ

やりたいことが多すぎる!
忙しい日々の中で、「たくさんのやりたいこと」をどうやりくりしておけばいいの…そんな悩みを抱えることが多い今日この頃。私は、悩みがある時、いつもぷらっと本屋に入る。先日は普段読まない自己啓発本コーナーに立ち寄ってみた。

そこで出会ったのが、ちきりん著『自分の時間を取り戻そう』という本。
忙しい日々の中で、「自分の時間を取り戻すためにはどうしたらいいか」についてのヒントが書かれた本で、なにか解決の糸口になればいいなと思い、購入。とっても良い本だったので、学びをまとめておきたく、noteに書いてみようと思います。

■自分の時間取り戻すための方法は一つ

自分の時間取り戻すための方法は一つ。生産性を上げることらしい。生産性が高いと、忙しい日々の中でも自分の得たい成果を得る(=やりたいことができる)ことが可能になる。

頭では理解していても、私は、従来使われる「生産性」という言葉に対して、ちょっと苦手意識があった。生活における「ムダ」を省き、とにかく効率を重視する意識高そうな人(勝手なイメージです笑)が思い浮かび、彼らに対して冷徹なイメージを持っていた。
けれども、この本では「生産性」は、手に入れたい「成果」を手に入れるための手段、と定義している。

ということは、他人から見たら一見ムダなことに見えるかもしれない場合も、その人にとっては生産性の高い、なんてこともあり得るのだ。

たとえば、旅行。
バックパッカーが旅で得たい成果は、「海外でも、自力で生きていける実感」だったり、「自分の力で海外を渡り歩けたという自信」だったりする。
一方、多忙な社会人が旅で得たい成果は、「限られた時間の中で、主要な観光地をめぐり、異文化に触れたい」のようなことが多い。
前者はだからこそ、予約をせずに今晩の寝床を求めてゲストハウスを長時間転々とすることも、得たい成果に照らしたら「生産的」だと言える。後者の場合は、同じ行動をしていたら「非生産的」になってしまう。

同じ旅行であっても、求めたい成果が異なる。つまり、「生産性」の定義は、自分の価値基準に依っているのだ。生産性を上げることは、効率よくすべての物事をこなすことではなく、まず得たい成果が先にあり、その成果を得るために効率的な手段は何かを考えて動くことだ。

■生産性を上げるには

自分にとっての成果を得る(=やりたいことをする)手段として生産性を上げることが大事だ、ということは理解できた。では、どのように「自分にとっての生産性」を定義して、「生産性を上げて」いけばいいのか。(※手法については複数ありますが、個人的に心に響いたものを本から抜粋しています)

①「自分にとっての生産性」を定義する
自分にとっての「生産性」の定義を明確にするために考えるべきことは2つ。「手に入れたいもの」と「希少資源(=自分の生活にとって希少なもの。お金、時間など。)」。これを明確にすると、目指すべき方向性、それを達成するために必要だが希少なもの、が明確になる。

②「生産性」を上げていく
生産性が定義できた後、まずやるべきことは、希少資源(インプット)を減らすことだ。本の中で、ちきりんさんは、ワーキングマザーや多忙な外資系社員の話を例に出しながら、人は、資源が足りないと、足りない中でどのように手に入れたいものを得るのかを考えるようになると言う。資源を減らすことで、手に入れたいものをより効率的に得なければ!→得るためにはどうしたらいいのか?という思考が働くのだ。

具体的なステップはこんな感じ

・労働時間を制限する(インプットを減らす):働く時間を自分で制限する
・各タスクの投入時間を決める
・タスクとその他のやりたいこと(趣味などの予定も全て)スケジュール表に組み込み、進めていく。

また、上記を進めるにあたって大事なことは、すべてやる必要はない。重要なものから手を付ける!ということだ。

■この本を読んでみて…

この本の一番の学びは、生産性を上げていくためにあえて希少資源(多くのサラリーマンにとっては「時間」)を減らすという考え方でした。

自分は経験から得た学びでないと日々意識できない性格だし…という理由で自己啓発本は、あまり好きではなかったのですが。「生産性」の意味を捉え直すことができ、忙しい中でもやりたいことをやるヒントを得られた良い本でした!ここには書いていない考え方や手法もたくさん載っているので、ぜひ書籍も覗いてみてください(*^^*)

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