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女性も男性も、窮屈でないほうへー「虎に翼」が終わるさみしさと感無量の理由
最初から最後まで見ようとしている朝ドラは、初めてだった。「虎に翼」の何にそんなに惹かれたのか。理由は、扱うテーマがどれも新鮮だったから。
夫婦別姓、同性婚、男女格差、女性の社会進出など。脚本家の吉田恵里香さん、難しいテーマを拾いまくる。例えば、バレーボールの試合でどんな場所に球が落ちてきても、次の攻撃に繋げるため上手にレシーブしまくる感じ。
一話が終わるたび、うーんと考えさせられる問題も多い。
自分を真ん中に持ってくるのが難しかったとき、バス停を少しずつ動かして希望の位置まで持ってくる話が役に立った
好きなものを「好き」ということが、昔から苦手だった。誰かが欲しそうにしているラスト1個のケーキがあれば、自分が欲しくてもその人に譲った。気になる人がいても、別の友だちが好きといえば、だまって忘れようとした。
使いたいクレヨンがあっても、手を伸ばす人がいればサッと手を引っ込める。それも、知られないようにこっそりと。自分が我慢して済むのなら、すました顔をしてその場をやり過ごした。お互いに、好意を持っ
やっぱりフキちゃんがすき
先日、ジブリ美術館へ行った。目的は、美術館で上映されている映画「やどさがし」を観るため。ちなみに美術館で上映されている映画10本は、すべて観終わっている。今回はお代わりタイムだ。
ジブリ映画全体を通して、どのキャラが好きかと問われたら、まず「天空の城ラピュタ」に出てくるドーラが浮かぶ。その次に、フキちゃんだ。
ジブリ映画のなかで、ドーラのように大胆で豪快で、でも実は根はやさしい…のようなキャラ
雨の日にときめくこと4選
朝から雨の日。こんな日は、家でできるときめく作業をしたい。お金のあまりかからない、最近楽しかった雨の日作業をいくつか紹介したいと思う。
その①アンティークボタンでヘアゴムづくり
コツコツ集めているボタン。アンティークものもあれば、100均で見つけたものも。これを、帽子につけたり、ヘアゴムにしたり、無地の服のボタンに付け替えたり。これ、めちゃくちゃ楽しくて、晴れの外出もワクワクする。
その②ア
好かれる努力はしなくていい、嫌われない努力を
子どもは、標準か標準でないかに分けられることが多い。お腹に宿したときからだ。産科医から「頭の大きさが、標準より小さいですね」、無事産まれても、「うちの子の体重、標準だって」と、ママ友に言われてドキリとしたこともある。
健診では小児科医に「発語が、標準と比べて遅いですね」、自治体の健診でも「歯が生え始めるのが標準と比べて…」と。地域差や時代にもよると思うが、わたしのときは、言われっぱなしでフォロー
手帳は心の貯金通帳ー続けるための、たった2つのこと
開くたび、ゆるイラストでほっこりしたい
昨年から始めた手帳。参考にとみなさんの活用術を読んで思った。すごい、ハードル高いな。わたしなら、毎日手書きで、丁寧に、ぬかりなく書ききれるだろうか。きっと途中で挫折するぞ、と。できれば楽しく思い出して、ゆるゆる続けたい。
そこで、2つのことを軸に進めてみた。
使ったお金、やったことなど具体的な事実を文字で書く
つい開きたくなるような、ゆるほっこりしか
20年ぶりの、鎌倉をなぞる旅
ずっと昔、当時働いていた会社の友人と鎌倉に行った。子どもが生まれる前だから、20年くらい前だ。その時は鶴岡八幡宮、銭洗弁財天、長谷寺などを参拝。鎌倉大仏で胎内拝観、人力車に乗り、雑貨屋でアンティークボタンを購入…したような気がする。
その数年後、子どもを出産した。赤ちゃん用にベージュの毛糸でベストを編んだ。それに合うボタンを探していたとき、鎌倉で購入したボタンを見つけて縫い付けた。ボタンは透明な
柔と剛よく剛を制す‐NHKドラマ「虎に翼」の感想
ドラマ「虎に翼」が、めっちゃ、おもしろい。日本で初めて、法曹界に入った女性の話だ。きっかけは、Audible版「【さり】ではなく【さいり】です。」を聴き、伊藤さんのドラマを観たいと思ったから。
ちなみにAudible版では、伊藤さんご本人が朗読。ハキハキした声で、自分の気持ちを正直に伝えている。弱さも強さもあっさりと認め、生い立ちや気持ちを正確に伝えられるところが彼女の魅力ではないか。すがすがし
「文章がうまくなるコツを教えてください」のこたえらしきものを考える
そもそも「うまい文章」ってなんですか
数年前、子どもの作文添削の仕事をしていた。用紙にはフリーで書く欄があり、最も聞かれた質問ナンバーワン。「文章がうまくなるにはどうしたらいいですか?」
うーん。「うまい文章」ってなんですか。授業中に書いたメートのまとめを、先生に褒められること?読書感想文で学年代表に選ばれること?それとも、自分で書いた日記を読み直し、その日のことをありありと思い出せるってこと
がん細胞のたとえ‐ゴジラとエイリアンと超サイヤ人
最初は時限爆弾みたいに思えた
まず、ざっくりとした経緯から。2014年。今から10年前、乳がんに罹患した。ステージ1だった。手術後、抗がん剤治療等を経て、2021年肝臓に転移・再発。今も治療を続けている。
がん治療で一番怖かった時期は、最初にがんが見つかってから、手術までの1か月間だ。まるで、体のなかで時限爆弾がカチコチ動いているようだった。いつ、爆発してもおかくしくない。そんな不安な気持ちで