マガジンのカバー画像

滋味飯のすゝめ

128
地味で滋味深い料理の作り方、考え方のマガジンです。 無料 有料混ざってます。
運営しているクリエイター

#レシピ

生茶葉のソース二種類、茶葉の食べ方アレコレと。

生茶葉のソース二種類、茶葉の食べ方アレコレと。

ってね、ご存じ茶摘みの季節でした。
小学生で習った歌を未だに覚えている。

世間一般ではゴールデンウイークと言うアレですが、やっぱり茶摘みの季節ですよね。

今年は刈込や肥料のアレコレで少ないと思ったけど、意外に摘めて驚いたなぁ。
今日はそんな茶摘みの話、ではなく忘れられた少しの茶葉で料理してたら楽しくなったお話。

・茶摘み、茶葉、祖父は数年前に、祖母は数か月前にいなくなってしまい、今では親戚宅

もっとみる
徒然なる食事の備忘録。

徒然なる食事の備忘録。

葬式があった。
そこに関して詳しく書く気はないが、それ前後の食事が想像以上にしっかり作れた(作れてしまった?)ので書き残しておこうと思う。

葬式ってのはどうしてこうも親族が忙しいのか、一番近くて悲しみが深いのにね。
親族一同各々にできることをやる。さて僕にできること、、、やはり料理である。

こういう時は弁当や外食、中食が多くなる。そりゃそうだよね。
だからこそ料理をしっかり作る。
精神的に辛い

もっとみる
白菜賛歌。シンプルな鍋、歴史を巻く寿司ロール。

白菜賛歌。シンプルな鍋、歴史を巻く寿司ロール。

『白菜を称えたまえ。』
そんな気持ちになるほど白菜に惚れはじめた。

料理をする上で大切な事のひとつに”食材と仲良くする”ことがある。
その言い方は様々だろうけど、要するに食材のことを理解して相手の素敵な所を褒めるように引き出す(というか出てきて頂く)的な?
友人関係にも似た所あるような無いような。

兎にも角にも白菜と仲良くなってきた今日この頃の記録。

※今回は鍋編は無料、寿司編は有料です、よ

もっとみる
豚と大根塩煮、金目干物とカブ煮、アサリと白菜餡掛け。寒い日の塩味。

豚と大根塩煮、金目干物とカブ煮、アサリと白菜餡掛け。寒い日の塩味。

3日続けて同じような料理を作ってしまった。
どれも塩味で、冬野菜×なにかであり、シンプルで素朴で温かい。

せっかくだからnoteにしてみようと思う。
どれも自信作で、弱めのメインというか、強めの副菜というかそんなポジションです。

1品目:豚と大根の煮物
賄いで定番にしていた品で、シンプル。
少しだけ独特な作り方だけど、信じてやってみて。
慣れるとめっちゃ簡単で冬に良い品。

2品目:金目鯛の干

もっとみる
焼き豚の塩梅についてと忘年会の備忘録。

焼き豚の塩梅についてと忘年会の備忘録。

焼き豚はシンプルなようで多種多様だ。
材料が似ていてもレシピによって仕上がりがかなり変化する。
下味、焼き方、順序、漬け方、などいくつかの分岐点で差がでる。
同じ料理名で呼ばれるのに違和感があるほどだ。

低温調理器でピンクに仕上げた物も、フライパンで焼き目をつけてからオーブンで中までしっかり火を入れた物も、煮てから焼いた物も、人々は様々なルートで理想の焼き豚を追い求めている。

もちろん僕もその

もっとみる
あまりにも秋爛漫なごはんの備忘録。

あまりにも秋爛漫なごはんの備忘録。

福井の農家から新米が届いた。嬉しいね~~大好きな農家で毎年白米10キロ、玄米10キロ買ってるんです。
そして、それに合わせてやりますよ、新物だらけの秋ごはん。

今年は夏が暑すぎたので白い部分が多いそう。
ま、味には影響ないらしいのでOK

・赤い宝石というとね。そうね誕生石ならルビーなの~
けれどアタシはルビーよりイクラが嬉しいなぁ~

今年はちょいと安い。気がする。
なんと!550円/100g

もっとみる
カラス山椒のナンプラーたこ飯、それとタンドール。

カラス山椒のナンプラーたこ飯、それとタンドール。

なにがあろうと行きたいそんな誘い文句がある。
それは人によって違うのだろうけど、「カラス山椒をとったので、一緒に料理しませんか?」という言葉は僕にとって最高の誘い文句だった。

しかも、それだけじゃなくて「タンドール釜を作ったので一緒に料理しましょう!」と言われたらそりゃあ断る術が無い。
はい喜んで!!となるでしょう??ね??

・カラス山椒はイヌ山椒の仲間。そんな訳で自転車を漕いで40分。
早速

もっとみる
ナスビのタマネギみぞれ和え。夏と秋。

ナスビのタマネギみぞれ和え。夏と秋。

その場にある物で唐突に作った料理というのが思いがけずに定番になったりする。
今日のはそういう品だ。

揚げ焼きしたナスビを微塵切りの紫タマネギと柑橘、塩で和えたこの料理がどうもお気に入りでしてね、

南蛮漬けと揚げ浸しの間らへんとでも言うだろうか、シャキシャキ弾けるタマネギとトロッとしたなすび、柑橘の酸味と唐辛子の辛味、そして引き出されるタマネギの甘味。
なかなか良い料理だ。

・材料の目安写真で

もっとみる
ゴマ豆乳冷やし担担麺のレシピ、とでも言うのだろうか。

ゴマ豆乳冷やし担担麺のレシピ、とでも言うのだろうか。

担担麺の定義をよく知らないのでなんとも言えないが、とりあえず「ゴマ豆乳冷やし担担麺」と呼ぶことにしよう。

最初は宴会で余ったうどんをどうにかするために作った賄い料理だった。
その時にたまたま余ってた豆乳を使い、挽き肉とラー油と豆板醤とでこさえた熱い汁麺だった(と思う)

その料理は個人的にも気に入ってて、家でも作るようになった。
それから数年、様々な改変を経て今では我が家の夏の一品になった。

もっとみる
特別暑い夏に、紫玉葱とピーマンとパクチーの癖サラダ。

特別暑い夏に、紫玉葱とピーマンとパクチーの癖サラダ。

まるで野原、公園の葉っぱの味だ。
けれど嫌じゃない。むしろクセになる、心地よい。
そんなサラダができた。

生のタマネギ、生のピーマン、生のパクチー、子供人気の悪い食材だらけ、大人でも苦手な人が多い。
けど、大人の中にはコレが好きだ!!たまらなく好きだ!!って方がいることも知っている。

僕もその仲間でありましてね、ハーブ類や香り物、薬味、大好物でございます。
そんな似てる感性のアナタにこのレシピ

もっとみる
更にかぼかぼしい、キャラメルかぼちゃチーズケーキの最新版レシピ

更にかぼかぼしい、キャラメルかぼちゃチーズケーキの最新版レシピ

約2年前のレシピがジワジワと伸びて、それなりに人気がでてきた。
それはレシピに限らず、プレゼントした相手からどこで買えるんですか?って聞かれるくらいは人気だ。ありがたい。

そう、プレゼントにも最適なのだ。
なんといっても冷凍できるのはデカい。
まとめて2~3キロこさえては冷凍してる今日この頃。

あの時は納得したと思ってもそれから2年、何度も作る内にレシピはどんどん変わってきた。
最初は生クリー

もっとみる
春の苦味喝采レシピ。

春の苦味喝采レシピ。

”幼い頃に苦手だったけど大人になって好きになった味”というのはどうしてこんなに魅力的なのだろうか?
パクチー、ぬた和え、ガスパチョ、ゴーヤ、ピクルス、レバー、、、そして山菜、今じゃ進んで食べるのに。

味蕾が減ったとか味の感じ方がとかそういう小難しい話は置いといて、今日はいくつかの春の山菜の話をしよう。

・冬眠明けの熊のように山菜を食べる日々いや、熊がふきのとうを食べてるとこを見たことはないんで

もっとみる
柚子胡椒を使ってシンプルに仕上げた和グリーンカレー(改)

柚子胡椒を使ってシンプルに仕上げた和グリーンカレー(改)

グリーンカレーペースト、青唐辛子、ライム、フレッシュハーブ、揚げ物、ミキサー、、、などなどグリーンカレーを作るにあたってのネックをできる限り減らしたレシピができた。
ただし!!手軽レシピだからって味まで軽くしては無い!!
しっかり美味しく仕上がってます!!

タイ料理屋さんのとは別物だけど、これはこれで良い料理です。
俺の偏見と解釈で独自の進化を遂げました、ガラパゴス化的な?

・グリーンカレーを

もっとみる
セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

昨日は雪が降ったかと思えば今日は暖かい、まさに三寒四温。
なんだか食卓も三寒四温的で、冬の料理と春の料理がまぜこぜだ。

・我が家の定番、鶏野菜鍋。鍋、それも鶏の鍋。
我が家で冬場に最も多く作る料理だ。

鶏もも肉、白菜、ねぎ、大根、豆腐、キノコ、など好きな物を水で炊く
味付けはほぼ無し、鶏に塩コショウをするのと、食べる前にゴマとゴマ油をひとたらしするだけ。
ポン酢、大根おろし、ネギ、柚子胡椒など

もっとみる