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2020年11月の記事一覧

心を込めるのもいいけど、たまには言葉を込めてみる

心を込めるのもいいけど、たまには言葉を込めてみる

久しぶりに小説を読みました。

『蜜蜂と遠雷/恩田陸』

多様な登場人物たちによって、テーマとなるピアノコンテストが描かれます。

そして、物語を通して音楽の素晴らしさや音楽とは何かが語られていきます。

登場人物それぞれの視点で、コンテストや音楽を見つめる描写が目まぐるしく転換していきます。

僕は小説に疎いのですが、こういった形の小説を群像劇小説と言うようですね。

ある時母が、他の小説を読ん

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音楽から力をもらった一年

音楽から力をもらった一年

一年の総括にはまだ早いと思いましたか?

でも

明日がどうなっているかわかりますか?

そう強く感じる今年だからこそ

音楽にたくさんの力をもらいました。

ライブに行くことも

あの人の声を生で聴くことも

当たり前じゃないと突きつけられました。

だからちょっと振り返ってみる。

まずはコロナと祖母二人の死。

コロナ騒動は、ばあちゃんたちにも大きなストレスだったことでしょう。

1ヶ月の間

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親愛なるFoveon様

親愛なるFoveon様

それは5年前のこと。

カメラを始めようと思っていろいろ調べていました。

はじめは他人様のものを見て、あなたのことをなんとなく良いなぁと思ったのです。

迷いに迷いましたが、僕は決断の最後にその"なんとなく"を信じました。

そして...

公園の彼岸花を撮影し、自宅に帰って見て、「なんだこれは」と目でも脳でもなく心に触れるものを感じたのです。

SIGMA DP 3Merrill

この瞬間、

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左手にもEnterキーを

左手にもEnterキーを

こんにちは。

北陸では雪虫が舞い始めました(↑見えるかな?)

初雪の予感。

荒れた天気の日も増えてきて、雪景色が思い浮かぶようになってきました。

今日の見出し画像は、F1キーをEnterキーにしたよという話のための一枚。

僕が使っているキーボードは、LogicoolのK780というものなんですが、F1 F2 F3キーを押すことでiPadやスマホなどの機器でもこのキーボードを使えるようにな

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金縛り

金縛り

高校生くらいからよく金縛りにあう体質で。

勉強机でうたた寝して金縛り、家族団欒のこたつでうたた寝して金縛り、なんかもありました。

そして昨日。

猛烈な眠気に襲われたので、布団へGO TO。

そして気づいた時には、心臓の鼓動に合わせるように、ビリリビリリと激しい電流が全身を走るような感覚を覚え...

自分史上最悪な金縛りに。。

怖くて怖くて、思わず声にならない声でお経を唱えていました。。

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資本主義を支えているのは神だった

資本主義を支えているのは神だった

『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』

読了したので、まとめです。

一番印象に残った内容それは、

「資本主義が神に支えられたもの」

ということ。

僕はバカなんで、資本主義っていうんだからそれはお金に支えられたものだと思っていました。

それが、神の存在で成り立っていたものと知ったとき、それまで資本主義に抱いていた違和感の正体が少しわかったような気がして、腑に落ちました。

簡単に

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道元がすでに答えてた

道元がすでに答えてた

以前、皿洗い瞑想なんて記事を書きましたが

すでに道元さんが言っていました。

日常の些事、雑事、凡事こそ、悟りに至る修行と。

人間は、あらゆる事に目的を求めすぎている。

目的を果たすための手段もまた目的になってしまっている。

それに日々追い立てられ、際限なく重ねていく日常に疲弊してしまっている。

それを断ち切るのが、坐禅。

坐禅はそれだけで完結する行為。他に目的がない。

そして、坐禅

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人の悩みは尽きないもの

人の悩みは尽きないもの

図書館で借りてきた『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』

Kindle Unlimitedの読み放題にも入っていました。

昔から人は悩んで悩んで

もうすでに答えが出ているのに、

まだ悩んでいて...

でも、それは人間だけができていることで

他の動物にはできないこと(たぶん)。

じゃあ、

悩みは、人を人たらしめるもの

とも言えるのかも。

そもそも、なんで人は悩んで、動物は

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両親一生分

両親一生分

今日は両親に感謝する日。

一人暮らししている時に思っていました。

「年2回帰省できて両親があと15年生きてくれるとして、会えるのもあと30回。一緒に暮らしている人の一ヶ月分か...。」

と。

近くに住んでいる人は、それだけでも親孝行だなと思いました。

そして、ばあちゃんに至っては「会えるのもあと数回か」なんて思っていたら...

今年逝っちゃいました。

僕は、ばあちゃん二人の死とコロ

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