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ドイツ暮らし

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ドイツ生活をまとめた日記とエッセイの真ん中を取ったようなマガジンになる予定。
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#語学学校

冷静さと論理的議論のその先に。

冷静さと論理的議論のその先に。

語学学校とのトラブルが、やっと、やっと片付いた。

10月末、通っていた語学学校で質問すると先生に笑われるという、不思議なトラブル発生によって挫折し、語学学校にクラス替えを依頼したところ、謝罪のメールやらが届いて一件落着と思いきや、受講再開には未消化分を受けるだけでも追加料金が必要と言われ……海外生活でフサフサをしっかりとまとった心臓を駆使してさらなる議論を重ねること約3週間、今度こそ、今度こそ解

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フサフサの心臓。

フサフサの心臓。

私は最近、心臓がちょっとフサフサしてきたようだ。
もちろん毛が生えているという意味でのフサフサである。

というのも、少しトラブルが発生して語学学校と穏便にスケジュールの再調整をしていたときのこと。
学校からの手続き完了のメールにさらっとある文章が添えられていた。

「足りていない1週間分の学費の振込をお願いします。
現地払いでも銀行振込でもかまいません」

んんんんんんん!?!?!?

私は3週

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カルチャーショックと挫折。

カルチャーショックと挫折。

2回目のドイツ語の語学学校が始まった。

今月はずっと行きたかったレベルが開講したので、これから習う文法などを少し予習をして、3週間のクラスに挑んだ。

クラスは1/3がウクライナ出身という、あいかわらず世界情勢を感じるメンバーだ。他はアメリカやカナダの人たちと中国出身の人たちが占め、あとはインドとポーランド、そして日本人(私)がそれぞれ各国1人いる十数人のクラスだった。
ウクライナ・ポーランドを

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ドイツの朝食パーティーに「おにぎり」を。

ドイツの朝食パーティーに「おにぎり」を。

先週無事に、語学学校が一旦終わりました。
今日は語学学校の終了日にあった「朝食パーティー」について書こうと思います。

朝食パーティーは突然に。語学学校のクラス終了日の前日、授業中に先生が出した問題に「朝食パーティーの招待状にお返事を書く」というものがあった。

ちなみにこの「パーティーのお誘いとお返事」の問題は、ドイツ語の入門レベルには定番と言っていいくらい色々なところで見かけている。
しかしこ

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空前の「ゲズントハイト」ブーム到来。

空前の「ゲズントハイト」ブーム到来。

今週は語学学校の最終週というのもあって、難易度とスピードの上がった授業についていくだけで精一杯だったのだけれど(けれど予習を強化して、なんとかついていっている)、そんなクラスの中で急に流行っている言葉がある。
それが「ゲズントハイト」だ。

「 ゲズントハイト 」はドイツ語では” Gesundheit ”と書く。
これは授業中だけでなく、ドイツで暮らしているとよく使われる言葉だ。

使うタイミング

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ドイツ語教師の敗北。

ドイツ語教師の敗北。

タイトルが少し強めの言葉になってしまったけれど……
週開け語学学校の授業で、まさにこれが起きた。

ここまでの出来事を簡単にお話すると……
通っているドイツ語の語学学校の先生が、先週半ばから新しくなった。
やや配慮に欠ける言動をする先生だけれど「ドイツ語をドイツ語で教える」という信念があるようで、前任の先生とは対象的に英語でされた質問にもドイツ語で返していた。
クラスはやや混乱したけれど、ここはド

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混沌としたクラスの先に「世界」を見た。

混沌としたクラスの先に「世界」を見た。

私の通う語学学校のクラスがわかりやすく学級崩壊しかけている。

学級崩壊に世界標準があるかはわからないけれど、クラスの状況はだいぶ悪い。日本人の私から見たら「動物園以上、学級崩壊以下」という感じだろうか。かなりギリギリな感じがある。

いくつか要因はあるのだが、概ね理由はこんな感じだ。

①クラス内のレベルの差がありすぎる今のクラスには、

という人が混在している。
そのために先生がドイツ語で言っ

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彼の「故郷」は、写真の中で輝いていた。

彼の「故郷」は、写真の中で輝いていた。

先日、語学学校の授業の中で「あなたのHeimatstadtについて書いて説明しましょう」というものがあった。
” Heimatstadt ”というのはいわゆる「 故郷」のこと。
自分の故郷がどこか、そして魅力についてドイツ語で書いたあと、ペアになってその文章読みつつ、故郷の写真を見せるというものだった。

「あまり話さない人の話を聞くように」と先生に言われて、私は先日別の記事で書いたウクライナ出身

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想像できない彼らの心。

想像できない彼らの心。

語学学校2日目。
今日になってメンバーが1人増えた。

彼は完全な初心者というよりは、少しドイツ語を勉強していたようで、色々文法や単語を知っている。
クラスが始まって数日は、実際に授業を受けてみて習うレベルを変えることができる。彼のドイツ語レベルから察するに、上のクラスからこちらに移ってきた人らしかった。たぶん私と同じ、合うクラスが開講されなかった人なのだと思う。

それによって私にとって少し気に

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