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逃げる苦しみを知っている人は強いのかもしれない

人生の問題に立ち向かうのって怖い。
出来れば当たり障りなく穏やかに生きていきたい。
何なら先延ばししてしまいたい。
でも乗り越えなきゃいけないタイミングが来た時に、しり込みしそうになる。

#ハイキュー名言紹介

烏野高校バレー部の大黒柱であるキャプテンの大地さんと、メンタルおばけの田中先輩が試合中に接触して、頭を打ってしまった大地さん。
歯も抜けるほどだったのできちんと診るために選手交代を指示されます。

3年は最後のインターハイ、強い相手との試合中に抜けなくてはいけない大地さんから、メンバーチェンジで二年の縁下(えんのした)に託された想い。

この縁下は、前の年(一年の時)の夏休みにコーチが変わってキツくなった練習から逃げたことがありました。

©古舘春一 ハイキュー!! / 集英社

一度はつらい部活から逃げた。
けどバレーやっていない方が苦しかったから、逃げた負い目を抱えたまま部活に戻った。

逃げる苦しみを知っている縁下。
いざキャプテンの代わりに試合が入っても緊張でもつれる手足、レシーブが上手い大地さんほど上手く受けられずにミスする。

-今の俺が技術で大地さんに叶うわけがない。
 でもココに立った以上、

©古舘春一 ハイキュー!! / 集英社

ココに立った以上 そんな逃げるための言い訳は何の意味もない。
それに、逃げる方が絶対後からしんどいって事は もう知ってる。

*

そう自分を奮い立たせて試合に挑むその縁下の姿勢は、仕事や人間関係でくじけそうなときに、何度読んでも元気をもらえる14巻です。

逃げた先の環境の方が合ってる人も居るでしょう。
でも、逃げずに向き合った先に見える世界を見たいと私は思ってしまうから、めげたりくじけたりしながら、ハイキューにパワーをもらったりして、何とかここまで来れました。

逃げるは役に立つこともあるけど、やらずに後悔するよりやって後悔したい。
その状況によっても変わってくるだろうけど、見たい世界のためにアニメや漫画に逃避しながらもがんばろうと思うのです。

生きづらさ応援の活動をしています。