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Q&A

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皆様から頂いた質問に答えるnoteです。
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Q&A: 回復期の矛盾が苦しいです

Q&A: 回復期の矛盾が苦しいです

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考になればと思います。

時間をかける

苦しい気持ちを言葉にして送って下さってありがとうございます。

回復を目指す摂食障害さんは、苦しみの矛盾から早く抜け出したいと思って回復期を迎えます。

なのに、回復までの道のりが険しいので「痩せている時の方が楽なんじゃないか?」なんて思ってしまう程、良くなる為の時間なのに苦しいんですよね。

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Q&A:治療方針の選択肢

Q&A:治療方針の選択肢

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

治療の選択肢

どのような治療を適切として判断しているのか?先生の方針は各々異なります。患者に伝える事・伝えない事もそれぞれなので、今の担当医の方が仰っている事が全てではない事を知って頂きたいです。

私も何度も精神科を受診して、転々としました。先生によって言われる事や治療の方針が全く違ったのは驚い

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Q&A : 普通食を吐き出す

Q&A : 普通食を吐き出す

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

過食反応

摂食障害さんの「食べ過ぎた」と思う基準は、健康な食事(一般的)であっても多く感じたり不安に感じて、過食に値すると錯覚を起こしてしまいます。

これにネーミングするなら「過食反応」と付けます。過食ではない量だと自覚していても、心の中で「吐かないといけない」と感じて行動に移すまでの衝動がある

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Q&A:摂食障害のボーダーライン

Q&A:摂食障害のボーダーライン

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

目的

摂食障害の発症・症状は「自覚」が難しい病気です。これは「努力・ダイエットの延長線上だ」と捉えたり、皆んなの「偏食と同じ」と認識することが当事者の考え方だったりします。

目的の違いは心の苦しみや生活・体に反映されていきます。目的の絶対感も、同じくです。

(神経やせ症)摂食障害さんは「痩せた

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Q&A:母に依存する

Q&A:母に依存する

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

初めに

家族の形や思いやりは「家庭それぞれ」です。私なりの「家族愛」も質問者様にとって違ったり、家族って難しいテーマだからこそ悩みが深くなるんだと思います。

私の経験談や考え方をシェアさせて頂きますが、意見が参考にならない事もあると思います。そして、私の言葉が「絶対」ではありませんので質問者様な

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Q&A:食欲に疑問感

Q&A:食欲に疑問感

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

回復の手順

回復の過程はそれぞれなので、決まった手順はありません。ですが多くの摂食障害さんは「変化への抵抗(心の問題)」があって、中々食事の手筈が進まないのです。

私が感じたのは、質問者様は心の不安より「回復への志」が強く今できる事をしっかり考えられているのだという事。(憶測なので間違えていたら

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Q&A:自分を認めるとは?

Q&A:自分を認めるとは?

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

回復過食期

回復期は必ず通る道に「回復過食期」があります。詳しいメカニズムなどは下のコラムに書いてありますので、合わせて読んで下さると分かりやすいかなと思います。

簡単に言えば、回復の為のカロリーが必要なので「食欲」となってサインを出してくれれます。回復に必要なカロリーは沢山だから、沢山の食欲が

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Q&A:許可食の安心感

Q&A:許可食の安心感

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

マイルール

摂食障害の症状の一つは「食事へのこだわり」がマイルールとなって、自分の生活や食事の優劣の基準を「美意識・容姿」に振ってしまう事です。他にも、時間やカロリーや運動量のこだわりもあります。

こういったマイルールは自分にとっての「安心感」でもあります。決めた範囲で生活を送り、良くも悪くも変

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Q&A:症状と本音を聞き分ける

Q&A:症状と本音を聞き分ける

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

病気の声と本音の声

痩せているという状態は「装備」であって、痩せている・太っているなどの容姿の姿が、心の問題や苦しさの「直接的な問題」ではないと思います。何か理由があって、選択した姿ではありませんか?

言い換えて「痩せていれば悩みも問題も不安が減ったり解決すると思った」とも表現できます。

なの

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Q&A:過食欲の見えない終わり

Q&A:過食欲の見えない終わり

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

回復過食期の波

回復過食期の波は、思っている以上に長く続きます。驚かせたくてお伝えしているのではなく、知っていると食欲に向き合える心を用意できると思うからです。

体の回復は「体重」とか「見た目」ではなく、測れない・見えない「体の内側の働き(内臓機能など)」が戻っていく事なのです。

自分では、気

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Q&A:変化に疲弊する心

Q&A:変化に疲弊する心

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

誰でも怖い変化

私も誰でも、回復期は慣れない事ばかりで、変化に心が追いつかないのは自然な事だと思います。

なので、自信を持って下さい。変わっているから、悩める事なんです。変わらなければ今の感情も抱けません。

回復期だけじゃなく、学校や仕事などの人生のステップにも似ている事な気がします。

人生

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Q&A:10年間の歩み

Q&A:10年間の歩み

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

心の苦しみ

心の苦しみが体型に反映されているのだと思います。10年という長い時間で向き合っていたのは「痩せたい自分」なのか?それとも痩せていたい気持ちの奥にある「生き辛さ」なのか。

今日までの時間が「何の為だったのか?」は、これから分かると思うんです。

これまでは、置いておいて「今」にフォーカ

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Q&A:食材への敵対心

Q&A:食材への敵対心

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

特定の食事にこだわる

頂いた質問を①②と振り当てさせて頂きました。どちらにも共通しているのは「特定の食品に対するイメージの偏り」と感じます。

[白米などの主食(炭水化物)=太る] この感覚から、不安や迷いが湧くのだと思います。

イメージが定着したのは、目的に「痩せる」があったから。痩せたい時に

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Q&A:痩せで心を守る

Q&A:痩せで心を守る

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

安心感

今痩せている事で心の凹みを補っている・カバーしている状態で「安心感」になっているのだと捉えています。

痩せから得ているのは「苦しみ・不健康な不自由」だと気が付いていらっしゃると思います。

ただ、凹みが裸になってしまった時の心の在り方・自分の姿に不安があるから、痩せを手放したくないと思う

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