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A record of some of the reasons why I can be myself. 私が私らしくいられる理由の一部を切り取った記録です

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    摂食障害の事

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    皆様から頂いた質問に答えるnoteです。

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過食症と回復過食期の違い

今回は沢山の質問や相談を頂く「過食症」と「回復過食期」の違い(差)について書くnoteです。 過食症 過食症は「食事」のコントロール(自制)ができない事で心が苦しい事や生活の優先順位の変化も含まれます。 食事量や頻度は人によって異なりますが、皆さんの想像する「食べ過ぎ」には当てはまらない量を食べる事が病気の症状です。 文献では「大量」「むちゃぐい」と表現される為、自分の基準で判断すれば「(いつもより)沢山食べた日やそれが続いた事」「食欲が収まらない時期(生理欲求)」「

    • Q&A:過食する私は怠惰です

      今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 捉え方で変わる 捉え方は「考え方」でもあると思っています。質問者様と同じように私が感じる事は、自分を否定的に捉えてしまっているという事です。 1から10までの出来事の中で、完璧ってなくて。皆んな失敗したり、間違えばがら生きています。 3でも8でも上手くいったことや褒めるべきところがあっても、その他のミスや思い通りにいかない事をピックアップして、1から10まで「ダメだった」

      • Q&A:これからの為の選択を

        今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 これからの選択 私の経験談になりますが、摂食障害になる前の「心の問題」として決断や判断の選択に「今の気持ち」を優先していました。今の安心感・今の心の楽さ・今の都合が良い方…など。 今を大切にする事はとっても大事な事なので、今でも意識している事なのですが。病気の時と回復期後では、今を大切にする感覚が全然違うように思います。 病気でいることは、苦しい事です。そこから治していく

        • Q&A:無駄に終わる不安

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 まだ、早い 質問者様を初めとした、過去の私も摂食障害と闘う皆さんも「痩せ」"しかない"と思ってしまう。これが摂食障害の症状なので「思う事」に良い・悪いはありませんが…。 私が「回復期」を迎える時に感じていたのは「絶対良くなる気持ち」でした。 理由に、摂食障害の渦中は「絶対、普通になる事は愚か、普通になろうとも思えないんだ」って、決め込んで過ごした数年間があったから。 そ

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        過食症と回復過食期の違い

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          Q&A:先の見えない回復期

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 必要だから 苦しい気持ちを言葉にしてくださって、ありがとうございます。過食について、どんなイメージを持っているか?を見直していったり。納得できれば少しの不安が拭えるかな?と思います。 決して、理解して納得すれば(頭で分かる)「気分が良くなる」そんな訳ではないと思います。でも、健康やこれからの自分の為には「痩せ」を手放さなければいけないのなら、今から考えを改める事も回復期で大

          Q&A:先の見えない回復期

          心の問題と体の健康の関係性

          今回は頂いた2つの質問に答えながら「体重と心」についてシェアするnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 ①体重と心の問題 拒食症を初めとした「摂食障害」は心の病気です。心の問題が体や食事に反映された、と表現できます。多くの摂食障害さんは、容姿や食事で心の凹みを埋めたり、カバーしたり、紛らわしたり。と、何かを満たそうとしている傾向です。 心の問題というのは、誰にでもあるような気がします。なので、普通と言われる人にも悩みの一つや二つはあって

          心の問題と体の健康の関係性

          自分らしさは変わり続けて

          今回は頂いた質問に答えながら「自分らしさ」について考えをシェアするnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 自分らしさとは 自分らしさとは「個性と特徴」自分の性格や、好み、才能、習慣。「大切な価値観」何を大事にして、どう生きたいか?「感情や直感」瞬間に感じることや、直感的に選ぶ事。「行動と選択」何を選び、どう行動するか?などなど。 自分らしさは「ずっと変わり続けるもの」だと思っています。その、変わる自分らしさに「人生の楽しさ・面白み」があ

          自分らしさは変わり続けて

          Q&A:ご馳走様が言えない

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 感覚は何となく 満足感や満腹感って「ここから、ここまで」っていう基準は無いと思います。 例えば、昨日は充実した一日を過ごせても。同じ事をしている今日のはずが上手くいかなくて充実を感じられなかった。睡眠も、同じメカニズムのルーティーンですが、質は毎日違いますよね。ぐっすり眠れる日もあれば、何だか寝た気がしない。なんて事も、あります。 のような、同じ事をしたり、物を買ったり、

          Q&A:ご馳走様が言えない

          Q&A:努力って何だろう

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 順番に 回復期に順番の絶対はありません。心を置いて、体が "追い越してしまっている" のではなく「体が引っ張ってくれる」と表現する事・考える事もできます。 体の回復、つまりは脳の萎縮の回復もあって正常な判断・思考が出来る様になっていきます。 自覚は「辛いが増した・不安が大きくなった」など、本人は脳が元気になった分にこれまで抱かなかった感情が湧いて苦しい時期なのです。 "

          Q&A:努力って何だろう

          Q&A:なぜ、太るのか。

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 はじめに Xの固定ポストに質問宛先のリンクが貼ってあります。そこに書いてある通り、私の「BMI・体重・食事の記録(カロリー等)」のシェアは控えさせて頂いております。 理由は、摂食障害さんの心の回復に私の体重やらは必要がないと思うからです。 回復した人の経過が気になると思います。が、それも体重がどうなった?容姿の変化は?と気にする部分を、ぜひ「生活の質」にフォーカスして頂き

          Q&A:なぜ、太るのか。

          摂食障害を知らないあなたへ

          こんにちは:)今回は、摂食障害をテーマに偏見や差別の声について私なりに考える事。それから、経験した事から学んだ「当事者」の意見を書くnoteです。摂食障害を知らない人に、知らないからこそ知って欲しい、そう思います。 はじめに 私は高校2年生の時に「過食嘔吐」を発症。約4年間の闘病と回復期を過ごして現在寛容に至ります。症状の深刻さは、時期によってばらつきがありますが、回復期を迎えた時は体重27キロでした。 摂食障害:病気の心 摂食障害は「心の病気」つまり精神疾患の一つで

          摂食障害を知らないあなたへ

          Q&A:満たされない心と体

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 痩せの食欲 低体重や痩せの「食欲(脳の防衛反応)」は、低体重・痩せている限り続きます。健康になったら、治るという事です。 理解していても、どこか不安な場合。私は、もう少しメカニズムや捉え方を深くしてみたり、試行錯誤して食欲と付き合っておりました。 食欲とは「生きる上で必要なカロリーの要求」なのですが、生きていれば体や心の疲れ(ストレス・身体の疲労)にも違いがありますよね。

          Q&A:満たされない心と体

          Q&A:標準体重で止まらない食欲

          今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 回復とは? 回復の基準や回復後の生活のイメージ・捉え方は人それぞれ。ですが、摂食障害は「心の病気」なので「心の問題を解決する(付き合っていく方法を身に付ける)」など、言い方を変えれば "今を受け入れる" というニュアンスに近いイメージを、私は抱いています。 体の回復「体重の増加・生理回復」も大事な回復過程ですが、通過点だと思っています。心の問題に影響されて、体が不調になった

          Q&A:標準体重で止まらない食欲

          Q&A:心に合わせて食ベる

          今回は頂いた3つの質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 質問①|どうしても、食べてしまいます 食べる手を止める方が今は簡単かもしれません。摂食障害さんの「食べる」って、難しい事をやっているんです。そんな心を回復させる回復期なので気持ちを否定しなくても、いいのかな?と思います。 回復期を迎えた(あるいは毎日食べている日々)目的や理由があるなら、その為に食べてあげている感覚にしていくことも大事な意識だと思います。もし、望んでい

          Q&A:心に合わせて食ベる

          回復期の比較、意味はない。

          今回は頂いた素敵な言葉をリマインドさせて頂きたく、お言葉を借りて私の考える「回復期の比較」についてシェアしたいと思います。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 比較と距離を置く 質問者様の言葉をお借りして「自分の体や心は自分だけのもの」という考えをシェアしたいなと思います。 比較して、良い効果なら構わないのです。例えば、足の速い子に比べて足が遅い事を「悔しい」と感じて、練習に励むパワーになれば「自分の為」になるでしょう。 足の速さ、勉強、などは「

          回復期の比較、意味はない。

          回復期のメモリアル02

          今回は頂いた質問に答えながら私の「回復期」についてシェアするnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。 回復期の食べ進め方 以前書いたコラムに私の回復期のステップを載せています。参考に読んでくださると分かりやすいかと思います。 私は"拒食症+過食嘔吐"の神経やせ症を患っておりました。体重は27キロからのスタートです。 回復の最初は「拒食症」の治療として「なんでも良いから、口にして飲み込む」でした。食べ物が怖いのではなく、飲み込む行為から消

          回復期のメモリアル02