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雑記・徒然

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鳥山明とドラゴンボールと私

鳥山明とドラゴンボールと私

鳥山明先生が亡くなった。
なんでか、どういうわけか、一生死なない気がしていたことに気付いた。

有名人の訃報でここまで胸にぽかんと穴が開いたような感覚になったのは初めてだ。悲しいとか、残念とか、そういうところまでまだ気持ちが届かない。

世の中に素晴らしい作品は数あれど、今も昔も一番好きな漫画がドラゴンボールで、一番好きなゲームがドラクエである私にとって、鳥山先生はいわゆる神様であった。

私には

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ミシンの必要性

ミシンの必要性

久しぶりにお裁縫をしていたら、こんな時間になってしまった。

我が家は、裁縫の必要にせまられる機会が滅多にないのでミシンはない。

ちょっとしたものは、気合いの手縫い(雑)で済ませてしまう。

ただ、やっぱミシンあれば便利だよなあ。

欲しいものは、検索すれば割とそれっぽいのがヒットする時代でも、「こんな色の、こんな素材の、こんなサイズの…」と突き詰めるとこれがまたなかなか見つからない。

とはい

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温泉地に生まれて

温泉地に生まれて

家から車で30分ほど走ると、日帰りでも楽しめる温泉宿が10以上、小さいのも含めればもしかすると20近くのお湯が楽しめる恵まれた温泉地がある。

実家からも、エリアは違うけど同じくらいの距離に温泉があったので、子どもの頃から温泉はかなり身近なものだった。

だから、家族や友人とは「ちょっと今日行く?」くらいのノリで温泉に行っていたし、常にお風呂セットを車に積んでいる友人も珍しくなかった。

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もうハイヒールは履かない。てか、いらない。

もうハイヒールは履かない。てか、いらない。

ハイヒールが大好きだった。

高ければ高いほど好きだった。

同世代では身長は高い方なのに、さらに高くなろうとしていた。

男性より背が高くなることも珍しくなかった。
もしかしたら向こうは嫌だったかもしれないけど、そんなことちっとも気にしなかった。

物理的に見下ろすことになっても、相手を見下さなければ、リスペクトをもっていればまったく問題ないと思っていた。

サンダルも、パンプスも、ブーツも、と

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薔薇の香りが苦手だった。

薔薇の香りが苦手だった。

ざっくり20年ちょっと前。

入浴剤、石鹸、キャンドル、コスメといった、わりと日常的に使うもので、贈り物にもなりそうなちょっぴり高価なラインには、薔薇の香りが多かった気がする。

香水のように香りそのものを扱う製品ではなく、本来無臭でも使えるもの。

薔薇の香りは、というか薔薇という花そのものが、昔も今も高貴でロマンティックな存在であることは、義務教育で特別習わなくてもなんとなく知っていた。

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もうロマンスは無いけれど

もうロマンスは無いけれど

まだ6月前半だというのに、真夏日である。どうかしている。どうかしちゃいそうだ。

もはや毎年更新し続けている気がする過去最高気温や歴史的な酷暑の記録だけれど、さすがにこのペースのままでいったらまずいのではないだろうかと危機感を持つレベルになっている。

近いうちに夏は40℃を超える国になってしまうのかもしれない。

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10代後半から20代あたりまでは、夏がとにかく好きだった。雪国生まれの私にと

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何回も繰り返し観たい映画がある。

何回も繰り返し観たい映画がある。

先日、久しぶりに『グリーンマイル』を見て、「やっぱいいわあ~」としみじみ思ったわけだけど、もう1つ観たかったのが、これまた名作の『サウンドオブミュージック』。

1965年に公開された、オーストリアを舞台にしたアメリカ映画。

私が初めて観たのは、大学の英語の授業だった。

ずいぶん昔の映画だなとぼんやり観ていたら、「ん?これ聞いたことある歌だ。あ、これも知っている。え?」という具合で、歌に導かれ

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読みたい本に手が届く

読みたい本に手が届く

いま、私の前にあるテーブルの上には、読みたい本がごっそり積んである。

読もうと思ってそのままにしてる、いわゆる積ん読とは違って、確実にすべて目を通すとわかっている本。

それらは私をワクワクさせる。

読みたい本が、こんなにもある。手の届くところに。

たまらん。こりゃあ、たまらんことである。

なんてことない土曜日よ

なかなかすっきりしない空模様の土曜日。

朝から野菜や道具の市に足を運び、さらりと眺め、冷たいチャイを飲み、お馴染みのカレー屋さんでテイクアウトしたカレーを食べた。

それから久しぶりに訪れたレンタル屋さんで、久しぶりに観たくなった『グリーンマイル』と『サウンド・オブ・ミュージック』を借りた。

午後は雨の中、『グリーンマイル』を鑑賞。

観る度に、これはやはり名作なのだと、私にとっての1作なのだ

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老いも若きも楽しめワイワイ

老いも若きも楽しめワイワイ

今日から地元では3日間のお祭りが始まる。

一説には観客より出演者の方が多いとも言われるほど、このお祭りは老若男女に出番が多い。

主に幼児から高校生くらいまでは山車のお太鼓や笛、三味線などに出て、大人になると神輿を担ぐようになる。

ちなみにこの祭りのお神輿。
2015年には、同一会場に114基もの神輿が並んだことでギネスの世界記録にも認定されている。

さらには、さまざまな伝統芸能や踊りもあり

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今日も、誰かの誕生日で。

今日も、誰かの誕生日で。

雨が続いている。

時々、ふと「あれ、今日って何かの日じゃなかったっけ?」と考えることがある。
たいていは危うく忘れかけていた予定があったり、何かの発売日や観たい番組の放送日だったりすることがほとんどなのだけど、ごくまれに、誰かの誕生日なことがある。

そう、それは家族や近しい友人ではなく、今となっては「何の日だっけ?」としばらく思い出す時間が必要になるくらいの距離感の人。
学生時代の友だちや、昔

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あちこちに散らばる5首

あちこちに散らばる5首

「不貞腐れ 日々を転がるのは簡単で それでも本当は諦めたくない」

「これいいよ あなたが笑顔で言ったから 興味なかったけど一応見てみる」

「手の平を空に向けて天気見る それいつもしてる? そんなわけない」

「連絡が返ってくるまでの時間で 気持ちの強さは感じていたよ」

「踏切ってなんかエモい気がするのに これまで何も起きたことない」

欲しい服が見つからない。

欲しい服が見つからない。

20代のころに比べて、圧倒的に服を買う機会が減ったことは前にも書いたけど、とはいえ衣類は着れば着るほどどうしても消耗していく。

私は気に入るとずっと愛用するところがあるので、物によっては平気で10年以上着ている物も少なくない。

でも、ちょっと困っていることもある。

流行りのアイテムは、どうしても時間とともに流行遅れになってしまう性質があるから、本当に気に入った時以外はあまり手を出さない。

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ゲリラ豪雨の阿波踊りに祭りの本質を見た日

ゲリラ豪雨の阿波踊りに祭りの本質を見た日

今日、Xにどこからか流れてきたゲリラ豪雨のなかの阿波踊りの動画。

そういえば私がフォローしている人にも阿波踊りに出る人がいたよなあ~なんて思いながら何気なしに再生した。

…なっ、なんてかっこいいんだ!!!!?!!

突然の豪雨の中、まるでむしろ雨を待っていたかのような喜びと楽しさに溢れた笑顔で、二枚歯を削りながら軽やかに踊る人たち。

その後には、力強さと猛々しさに溢れ、それこそ雨を喜ぶカエル

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